Runners Pulse

アスリートだけでなく、一般ランナーにとってもネイルのケアやメンテナンスがいかに大切か、過去2回のこのコラムで理解していただけましたでしょうか？　爪は、ランニング時のパフォーマンスを左右するだけでなく、ケガなどの原因となる可能性もありますので、おろそかにせず、ぜひマメにお手入れをしてあげてください。

というわけで今回は、自宅でできる「足の爪のケアとメンテナンス」についてご紹介したいと思います。ランナーにとって重要な足爪の切り方については、こちらの第1回目のコラムで紹介しましたので、今回は足の爪のアフターメンテナンス（ホームケア）に絞ってご紹介します。

アフターメンテナンス／ホームケアの手順。

1　足はフットバスでよく温めるか、お風呂上りの清潔な状態ではじめます。

2　まずは、爪の長さ・形を爪やすりで整えます（第1回爪の重要性とランナーの爪を参照ください）。

3　ガーゼを親指に巻き、爪の表面と生え際にある薄い角質を押し上げます。乾燥した状態ではきれいに押し上げられませんので、ガーゼを湿らせてやさしくしっかり押し上げてください。その際、足爪と指の間にある汚れもしっかり取り除きましょう。

4　足爪表面の余分な水分・油分・汚れをエタノールでふき取ります。

5　足爪表面に爪用ハードナー等でコーティングします。

6　足爪の生え際（キューティクルエリア）に保湿オイルを塗布し、しっかり揉み込みます。ケア・メンテナンスをした際は必ず爪専用オイルで保湿を行いましょう。

アフターメンテナンスの注意事項。

足のケア・メンテナンスを行う前には、必ず手指・足指の消毒を忘れないようにしましょう。そして、怪我で出血していたり、痛みがあるときは、ケア・メンテナンスを避けることも大切です。また、道具類は面倒だと思わずに使用後消毒し、乾燥させ、清潔な状態で保管するようにしましょう。

自分でセルフケアを行うことも重要なのですが、できればプロのネイルトレーナーによるケア・メンテナンスを月に1～2回程度行ってもらうことをおすすめしたいです。そのうえで今回ご紹介した手順をその後のアフターメンテナンス（ホームケア）として取り入れることで、爪トラブルや巻き爪の予防に繋がります。

健康でしなやかな爪を育成し、力強い足先を保つことで、地面を蹴り上げる力や踏ん張る力がより強くなり競技力向上に繋がります。足爪のケア・メンテナンスを習慣にして、快適で長期的なランナー生活を送ってください。

アスリートネイルの関連商品の一部ご紹介。

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