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南井正弘
南井正弘

Masahiro Minai

南井 正弘 : フリーライター、ランナーズパルス編集長

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

On パフォーマンスランニングギア

[17.12.25]

以前このブログでOnのランニングアパレル、On パフォーマンスギアの紹介をして、パフォーマンスTとランニングショーツをピックアップしましたが、On パフォーマンスギアは秋冬シーズンにピッタリなプロダクトもラインアップしています。それがアウターウェアのウェザージャケットと、ロングパンツであるランニングパンツ。いずれのモデルも高い防風性と通気性を兼ね備えており、幅広い気温やあらゆる気象条件に対応。11月にチューリッヒのOn本社を訪れた際には、思わず「冷蔵庫の中みたい!!!」と口走った朝に走ったりしましたが、走り始めの寒い時も、ラン終盤のカラダが温まってウェア内部の温度が上昇した状態のいずれにおいても快適な着用感をキープ。あまりに着心地がいいから、ホテルの部屋でリラックスしているときも着ているほど。スウェットの上下ならまだしも、布帛タイプのランニングウェアはランが終わったらすぐにでも脱ぎたいものですが、On パフォーマンスギアのウェザージャケットとランニングパンツは、柔軟なマテリアルを使用しており、肌触りもいいから、ホント脱ぎたくないんですよ。これだけ着心地がいいから長時間のランニングでも走り始めから終わりまで快適性をずっとキープしてくれるのです。お値段はちょっぴり高めですが、そのプライスタグ以上の価値があることを保証します。


ラン用のロングパンツであるランニングパンツ。部位に応じて複数のマテリアルを使い分けており、本当に履き心地がいいですね。Onのシューズを履いて走るときだけでなく、他ブランドのシューズを履いた日も思わず選んでしまう履き心地の良さです。


ウェザージャケットは胸と背中の切り返し部分に空間が設けられており、比類なき通気性を発揮。ウェア内部の蒸れを排出してくれます。


ランニングパンツの膝と膝裏部分も通気性を向上させる二重構造を採用。速めのペースで走った際に特に恩恵を感じました。

STANDARD CALIFORNIA SD Three Layer Stretch Shell Jacket / DLS L3

[17.12.23]

恵比寿の「STANDARD CALIFORNIA 」といえば、自分が「クールトランス」でライターをやっていた頃は古着屋さんのイメージが強かったですが、最近はオリジナルアパレルが人気となっていて、自分もTシャツやキャップなど愛用しているアイテムが多いです。大人も納得のクオリティなのが嬉しいですね。そんな「STANDARD CALIFORNIA 」のオリジナルアパレルで、フイナムのブログでも紹介したバケットハットを始めとして、ランニングにも対応するアイテムがあるというのは意外と知られていません。最近ヘビーローテで愛用しているThree Layer Stretch Shell Jacket / DLS L3もそのひとつで、著名なブランドにも採用されることが多い日本が世界に誇るサプライヤーである小松精錬の防水性、防風性、透湿性に優れた特殊ポリウレタンフィルムを使用した3レイヤーのハイスペック素材「SAITOS」を使用。伸縮性にも優れているので、冬季や悪天候時のランニングも快適。あとはスポーツブランドのアウターよりもカジュアルなカラーリング&雰囲気なのも嬉しいところ。’90年代を思わせるカラーリングは自分たち世代にはツボだったりします。

このジャケットに使用される「SAITOS」を開発した小松精錬は世界中の著名ブランドにマテリアルを供給する知る人ぞ知る優良企業。

「SAITOS」は防水性、防風性、透湿性に優れた特殊ポリウレタンフィルムを使用した3レイヤーのハイスペック素材で、ストレッチ性にも優れています。

Bank Of America Chicago Marathon 2017

[17.12.02]

シカゴマラソンの正式名称はバンク オブ アメリカ シカゴマラソン。今年で記念すべき第40回を迎えた歴史ある大会で、ニューヨーク、ボストン、ロンドン、ベルリン、東京とともにワールドマラソンメジャースに名を連ねています。コースに関してはフラットでベルリンとともに高速コースとして有名。好記録をマークする選手が多いことでも知られています。7月にゴールドコーストマラソンで久しぶりのサブ4を目指しましたが、途中トイレに行ったり、後半失速したこともあって4時間4分28秒に終わり、サブ4はならず。ゴールしたときは「力を出し尽くしたから、これでいいんだ!」と思いましたが、時間が経つにつれて悔しいという感情が生まれ、「今年中に久しぶりにサブ4を達成するぞ!」という気持ちになり、シカゴマラソンに出走することにしました。今回もゴールドコーストマラソンに続きH.I.S.のツアーで。海外渡航は300回を超えるので、普通のランナーよりは海外慣れしていますが、こういったツアーに参加するとレースだけに集中できるのがいいですね。エキスポ会場への送迎やレース当日におむすびが用意されたりと至れり尽くせり。さらにシカゴマラソンやニューヨークシティマラソンといった大会ではゴールドコーストマラソンやシドニーマラソンなどと違って、警備の関係でゼッケンを付けたランナー以外はスタートエリアに入れないのですが、H.I.S.のツアーではランナーの添乗員さんがレースに参加するので、ツアー参加者がスタートするまでケアしてくれます。実際今回も海外にほとんど行ったことがなく、英語が喋れないというランナーの方もいましたが、このおかげで安心して参加できたと言っていました。

レース当日の天気予報は晴れで最高気温が27℃。これはフルマラソン開催日としては暑すぎる。「お願いだから天気予報外れてくれ!」と祈りました。スタートエリアへは薄暗い時間に到着しましたが、かなり肌寒い。たぶん摂氏で12度くらいで、アームカバーがあれば大丈夫と思ってましたが、7時30分のスタートまでは1時間以上あったので、薄手のジャケットを持っていかなかったのは失敗でした。


シカゴマラソンで使用したギア。 トップス CPFU ショーツ ナイキ アームカバー R×L ゲイター C3fit ゼッケンベルト ロンヒル ウエストポーチ ネイサン


今回の補給食はいつもどおりに美味しさには定評のあるメダリストをメインに、ショッツ、マグオン、パワージェルを1個ずつ。


おにぎりの朝食はツアーに参加してありがたいことのひとつ。レース当日に食べ慣れた食事を摂れるのはホント嬉しいです。

一般ランナーの前に車椅子部門がスタートし、2017年のバンク オブ アメリカ シカゴマラソンが開幕。7時30分にエリートを先頭に、いくつかのウェーブごとにスタートします。
自分はコラルEでしたが、10数分遅れでスタート。しばらく走るとあることに気づきます。それはGPSが不正確だということ。体感でkm/5分30秒くらいで走っているのに、時計はKm/4分05秒で走っている表示。高層ビルに囲まれているから精度が出にくいのはしかたないとして、ちょっとこれはズレ過ぎ。5Km、6Kmと走っても改善しそうにありません。ここで考え方を変えて「1マイル9分で走ればサブ4に少し余裕があるから、マイル表示を基準にして。時計はあくまでストップウォッチにしよう!」ということに。今回着用したナイキのズームフライのおかげもあって、快調にマイルのラップを刻みます。いくつかの媒体でこのシューズのことを書いていますが、シューズが転がるように、自然と足が前方に出ます。レースでの着用はこのレースが初めてですが、本当にランニング効率がいいシューズです。シカゴマラソンは高層ビルの谷間やダウンタウンを走るなど、典型的な都市型マラソン。都心を走るという意味合いではニューヨークシティマラソン以上かと。噂通りのフラットなコースは沿道の応援も数多く、走っていて本当に楽しい。しかしながら走っている途中で、もうひとつのことに気づきました。それは気温がグングンと上昇しているということ。朝の寒さがウソのように気温が上がったので、スタートしてすぐにアームカバーを外していました。それと日差しがキツイにもかかわらず、部屋にサングラスを忘れるという失態。30Kmのラップまではなんとか持ちこたえましたが、それ以降は足が前に進まない。ナイキ ズームフライの機能性をもってしても、この暑さでサブ4達成は自分のパフォーマンスでは無理でした。途中見つけたデジタル温度計は華氏で88度(摂氏で約31℃)を表示していたし。道端には白目を剥いて倒れてるランナーもチラホラ。フラットで記録が出やすいというのが頭にあるから、みんな頑張り過ぎちゃうんでしょね。ラッパーが延々と繰り返す”2miles to go!”のフレーズを聞き、少し元気になり、ここからは表情に笑みが出てきたのを自分でも確認。沿道の応援者と数えきれないくらいハイタッチをしてゴールを目指します。しばらく走ると残り400mの表示が。最後の力を振り絞りラストスパートしてゴール。タイムは4時間24分36秒(公式)でした。シカゴの風景が刻まれたカッコイイメダルやアイシング用の氷、そしてシカゴの地ビールである”GOOSE ISLAND”を受け取ります。この暑さだからビールがこの上なく美味しい。35Km以降に頭がクラクラするなど、後半はかなりキツイレースになりましたが、ゴールしてみると「またいつかチャレンジしたい!」と思えるレースでした。帰国した翌日の最高気温は18℃で、これくらいの気象条件ならなんとかなりそうだし、シカゴの街はシカゴブルズがNBAで初優勝した翌月の1991年7月以来でしたが、ショッピング、グルメ、スポーツ観戦etc.とレース前後も楽しめる要素がたくさんありますしね。

ちなみに今回自分が利用したH.I.S.では来年度もシカゴ、ニューヨーク、ベルリンetc.のツアーを催行予定。興味のある人はこちらをチェックしてみてください。
貴重なエントリー枠が確保されたパッケージなので、「絶対に走りたい!」というランナーにはピッタリです。


ニューヨークシティマラソンには敵わないですが、シカゴマラソンも沿道の応援はかなり多いので、心が折れそうになったときはホント有難い。


ビルの谷間を走るのは都市型マラソンならでは。ニューヨークシティマラソンよりも都会っぽいところを走ります。


目立った坂はなく、ほぼフラットなコースで、ワールドマラソンメジャーズでベルリンと並ぶ高速コース。


中華街もコースの一部。


ゴール後にビル群をバックに「いいね!」ポーズ。


これだけ暑いとビールが美味しい!シカゴの地ビール”GOOSE ISLAND”が無料サービスされました。年齢確認のリストバンド無しでアルコールが供されるのはアメリカでは珍しいです。


最終的に28℃くらいまで気温が上がったので、ゴールエリアではアイシング用の氷もサービスされました。


自分を含めて、ゴール後に日焼けを楽しむランナーがチラホラ。これじゃ記録は出ませんね。大袈裟ではなく、途中眩暈がしたときは「ヤバイ!」と思いましたが、無事にゴールできてよかった!


今回のラップ。30Kmまではなんとかサブ4の可能性のある走りができたんですが、そのあとは撃沈。こんなこともあるんだなぁと思ったのが、25Kmの通過タイム2時間20分03秒がゴールドコーストマラソンのそれと秒の単位まで一緒。狙ってもできることじゃないので、ホント凄い偶然でした。


今回の足元はナイキ ズームフライ。本当にランニング効率がいいシューズで、この靴を履いていなかったら、もっと早くペースダウンしていたことでしょう。


シカゴの街の風景を刻んだ完走メダル。カッコイイ!


エキスポで配布される参加賞Tシャツはスポーツ部門のスポンサーであるナイキ製。ただし市販のランニングTシャツよりも一回り小さめなので、自分は当初の登録サイズであるUS SサイズからUS Mサイズに変更してもらいました。会場には試着したあとサイズ交換をしてくれる専用コーナーを設置。素晴らしいサービスですね。

ASICS TOKYO 2020 OLYMPIC EMBLEM GEL-KAYANO 24

[17.10.30]

「2017年10月28日は何の日でしょうか?」と聞かれて、すぐに答えられる人はあまり多くありません。答えは2020年東京オリンピックの開幕の1000日前。
招致決定からいろいろなことがありましたが、あと1000日で東京五輪が始まるのです。それを記念して2020年東京オリンピックのスポーティンググッズのゴールドパートナーであるアシックスから公式ライセンスプロダクトが登場。今回紹介するゲルカヤノ24もそのひとつ。クッション性と安定性を高次元で両立したこのモデルをキャンバスに紙ふぶきをイメージしたプリントとシュータンラベルとインソールに公式エンブレムをあしらい、トーン オン トーンのカラーリングで仕上げたアッパーもスタイリッシュですね。

シュータンラベルとインソールには2020年東京オリンピックの公式エンブレムが。

箱にも2020年東京オリンピックの公式エンブレムと紙ふぶきをイメージしたプリントを採用することでスペシャルモデルあることをより一層強調してくれますね。

OAKLEY RADAR EV PRISM ROAD

[17.10.23]

自分が全幅の信頼を置くアイウェアブランドはなんといってもオークリー。そのフィット感の高さ、耐久性に優れたレンズ、有害な紫外線をカットして眼を保護する数々のテクノロジーを融合することで、他の追随を許さない存在となっています。そんなオークリーで自分がレース時に愛用しているのがレーダーのシリーズ。あまりにフィット感がよいからかけているのにグアムのゴルフコースで「サングラス落とした!」と大騒ぎして、みんなに笑われた逸話もあるほど。7月のゴールドコーストマラソンでプリズムレンズバージョンを新たにデビューさせましたが、これがほんと優秀。このレンズはモノの輪郭をクッキリと際立たせる特徴があるから、路面の段差もバッチリ視認できる。ゴールドコーストマラソンの海沿いの道路は自動車を減速させるためにハンプと呼ばれる段差があり、これに躓くランナーも少なくないのですが、自分はレーダーEV プリズム ロードをかけていたおかげでその心配も無し。もちろん比類なきフィット感も健在でした。

写真はオーストラリアではなくロサンゼルスのウエストハリウッド地区ですが、この黄色い標識も道路に減速を促すハンプがあることを示しています。日本人ランナーは慣れていないからこのちょっとした段差には特に注意が必要です。