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南井正弘
南井正弘

Masahiro Minai

南井 正弘 : フリーライター、ランナーズパルス編集長

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

ASICS fuzeX Rush

[17.06.15]

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アメリカのランナーの多くがラン用と街履きのシューズを兼用にしているように、最近の自分もその傾向にあります。それは以前よりも落ち着いたカラーリングやスタイリッシュなランニングシューズが増えたからであり、これらの製品群は新たなマーケットを創造していると思います。

そんな状況で着用率の高いのが、アシックスのfuzeX Rush。ブラックとグレー系カラーのグラデーションが美しい1足で、走り心地も軽快で快適。購入しやすい価格設定もいいですね。同シリーズの今後の展開も楽しみです。

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前足部分と踵部分には軽量かつクッション性に優れたfuzeGELを搭載。カッコいいだけでなく、機能性もしっかり確保しています。

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エルサレムマラソンに行った際に持っていったシューズは、すべてブラック系。
上からアルトラ エスカランテ、アシックス fuzeX Rush、ホカ オネオネ クリフトン3。
いずれのシューズも高い走行性能に加えて、カジュアルシーンにおける汎用性もプラスしています。

パタゴニア ナイン・トレイルズ・ショーツ

[17.06.07]

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パタゴニアでナイン・トレイルズという名称は結構長い歴史を誇っていて、自分は最初期のナイン・トレイルズ ショーツや今や廃版となったナイン・トレイルズ ジャケット、最近はカジュアルシーンでもヘビロテで着ているショートスリーブ・ナイン・トレイルズ・シャツを持っていますが、「これは名作だなぁ…」と心から思ったのが、昨年リリースされたスペックのナイン・トレイルズ・ショーツ。ストレッチの効いたマテリアルを使用している点は歴代モデル同様ですが、激しい動きにも収容物が飛び出さないジップ付きのサイドポケット、iPhone7サイズのスマートフォンなら楽々収納できるジップ付きヒップポケットは本当に便利。そして吸汗速乾性に優れたスパッツタイプのインナーを装備することで、アンダーウェアが要らない。このスペックは汎用性に優れたアイテムを揃えることが不可欠な旅行時にも大きなベネフィットになります。自分は、まずカジュアルシーンでこのショーツを履き、翌朝のラン時も着用するので、1着で通常の3倍の汎用性。スーツケースのスペースの節約になると同時に、タイやハワイでは毎回コインランドリーで洗濯するので、洗濯物の量も減らせるのです。このモデルの優秀性を去年実感したので、今春のニューカラーであるオークスブラウンも購入。早速ホノルルハーフマラソン ハパルア 2017の際にも持っていき、街でもランにも大活躍。サイドポケットにジップが付いているから、トロリーバスやThe Bussに乗った際にポケットからスマートフォンや財布が滑り落ちるという不安とも無縁でした。

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ヒップポケットはiPhone7ならすっぽり入るサイズ。ランニングのときはサイドポケットよりもココに入れたほうが揺れが少なくて走りやすいです。

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吸汗速乾素材製のインナースパッツ付きで、ハワイのような気候だと最適です。タイやマカオだと「ちょっぴり暑いかな?」と思いましたが、まあ下着が要らないことを思えば我慢できるレベルです。

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こちらが去年購入したカラー。ハワイ、マカオ、タイ、シアトルetc.いろんな土地のストリートシーンからランまで大活躍してくれました。

HONOLULU HALF MARATHON HAPALUA 2017

[17.06.05]

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ブログアップが遅くなりましたが、昨年、一昨年に続きホノルルハーフマラソン ハパルアを走ってきました。去年このレースをフィニッシュしたときに「来年もまた走りたい!」と思いましたが、実際にまた来ちゃいました(笑)。もちろんハワイで遊びたい、美味しいもの食べたい、ショッピングしたいというのもあるんですが、このレースにはそれほど魅力があるということです。フルマラソンであるホノルルマラソンの楽しさをハーフマラソンの距離に凝縮していることがより多くのランナーに認知されて、今回はトータル8,330名(昨年は7653名)、日本人1,937名(昨年は1697名)と過去最高記録を更新しましたが、航空券、ホテルともにGW、お盆、年末年始と比べたら全然安いので、まだまだオススメ。来年も参加して4年連続完走を目指します!
来年はハパルアにB級グルメやランニンググッズ&スニーカー、スポーツアパレルを絡めたツアーとか組んでみたいところ。もしくは気の置けない仲間10人くらいでわいわい行くのもいいかなぁと思っています。

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レース前日にはゲストランナーの福士加代子選手、八木勇樹選手らも参加してモーニングランが開催されました。

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今回のウェアはOnの上下で!アパレルに本格参入して間もないですが、そのクオリティは業界屈指。トップスはフィット感、吸汗速乾に優れ、ランニングパンツはサーフショーツをモチーフにしたスタイリッシュなデザインで、インナースパッツが簡単に取り外し可能。今回は南国のレースなのでアウターショーツのみで走りましたが、寒冷地ではスパッツを付けて走れば防寒&快適性の向上が期待できます。デザイン&カラーリングもカッコイイですね。

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足元はOnのニューモデルであるCloudflashで。東京マラソンEXPOで世界先行発売されたハイパフォーマンスモデルで、正直なところ「自分の走力で履きこなせるかな?」と思いましたが、従来のナチュラルな接地感と力強い反発力に加えてPEBAXプレートによるさらなる推進力と安定性がプラスされていて、21Kmを快適に走ることができ、走った直後、翌日の脚部の疲労感の少なさはレースタイプシューズとしては特筆すべきレベルでした。このシューズに関する詳細は創業者のひとりであるキャスパー・コペッティ氏がRunners Pulse のSpecialで語っています。ソックスはいつものエクスペリアです。

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毎年のことですが、スタートは朝6時なんで、まだ暗い。今回も写真撮りながらですが、2時間は切ろうと思ってレースに臨みます。

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今年もダウンタウンのキングカメハメハメハ像前はコースです。

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ワイキキのメインストリート、カラカウア大通りに帰ってきました。ここでの大勢の応援はランナーにパワーを与えてくれます。

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3回目となるとコースも熟知。厳しいアップダウンのダイヤモンドヘッドエリアも左に海が見えるところからはダウンヒルオンリー。和太鼓の応援は日本人ランナーは特に嬉しいはず。ここからの下り坂を利用して一気に加速すればカピオラニ公園のゴールまではあっという間です。

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ゴールには完走メダル、そしてボランティアスタッフのチャーミングな笑顔が待っています。

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今回のタイムは手元のSUUNTO SPARTAN ULTRA WRIST HRで1時間57分18秒でしたが、On Cloudflashの推進力にかなり助けられました。

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フットロッカーで買ったというアディダス ピュアブーストを履いたタトゥーの彼も”I really enjoyed the race!”とのこと。結構いいタイムでフィニッシュしてました。

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ハパルアといえばゴール後のフードサービスが人気。今回もシェイブアイスとスマイルは健在!

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疲れたカラダにはマラサダもいいですね!

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今年のニューカマーは「ラニカイジュース」によるフレッシュパイナップルジュース。これが本当に美味しかったです。

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数々のエクストラホスピタリティが用意されるJALテントは、JALで渡航したランナーのみの特権です。
日本の航空会社ならではのきめ細かいサービスに加えて、このJALテントの存在があるので、ハパルアに参加するなら、やっぱりJALがオススメ。

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ランニング後だけでなく、タイでムエタイ練習した後も思うんですが、スポーツ後のコーラの美味さは5割増しですね。これもJAL利用者のみの特権!
今年もストレッチエリアやアイシング用の氷も用意されていました。

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断裂した筋繊維を修復してくれるビーフたっぷりのカレー。香辛料があまり入ってないので辛くなかったですけど。

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他のランナーが「本当に美味しかったです!」と言っていたのを聞いて、食べずに後悔したそうめん「揖保乃糸」。確かに疲弊した胃腸にも優しいですよね。

今回の脳内ソングはなぜかEDMの名曲のコレ。とある場所で聞いてから耳から離れない。
いつかUMF(Ultra Miami Festival)に行きたいなぁ。

ASICS TRAINING

[17.05.30]

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4月のある日のこと。自分が通っているスポーツジムのカウンターに、オシャレなリーフレットが置かれているのに気づきました。
「ASICS TRAINING」の文字が大きくプリントされMEN’SとWOMEN’Sが対向になったそのリーフレットに掲載されたトレーニングウェアは、今までのアシックスのスポーツウェアよりもスタイリッシュな印象。「トレーニングだけでなく、ランニングにも使えそう!」と思い、実際に着て走ってみると、アシックスがリリースするプロダクトだけあって快適。デザイン&カラーリングがランニングウェアコレクションよりもシンプルなので、こちらのテイストを好むランナーも多いかと。あとショーツにはiPhone7も収納可能なジップポケットやサイドポケットが付いているので、スポーツ時だけでなくオフシーンに着用するのにもピッタリ。あとサイドポケットがあるということはテニスにも使えそう。汎用性の高いスポーツウェアは本当に便利ですね。次の海外渡航には確実に持っていくと思います。

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トップスはアクセントカラーを極力廃している点に共感が持てます。

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よく見るとこんな感じで織りをを変更して通気性を追求するなど細部のディテールにもこだわっています。

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こちらのトップスはブランドロゴを胸ではなく裾に配したことでさらにシンプルな印象に!

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サイドポケットが便利なショーツ。スポーツだけでなくあらゆるシチュエーションで活躍しそう。

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サイドポケットだけでなくジッパー付きポケットも装備。iPhone7も収容可能なサイズです。

第8回 インターナショナル エルサレムマラソン

[17.05.10]

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これまで300回近く海外に渡航し、30以上の海外レースに出走してきて、一端の海外マラソン通を気取っていましたが、今回とあるレースに参加して「世界は広いなぁ~」「まだまだいろいろ参加しないと!」と思いました。それがイスラエルのエルサレムマラソン。海外レースのうち24回がアメリカ文化圏で、あの陽気な雰囲気は好きなんですが、それ以外のレースを楽しんでみたいという気持ちがずっとありました。かといって「楽しく走る!」をモットーとしているので、辺境エリアを攻めたり、過酷なドMコースやトレイルランニングは自分には向いていない。とうことで去年の11月にキューバのハバナマラソンに参加したら、これが当たり!それ以降もファンランを楽しめてしっかりと刺激をもらえる大会を探していました。そんなときに知ったのがイスラエルのエルサレムマラソンで、2010年に第一回が行われ、今回で8回目となるロードレースで、世界中から数多くのランナーを集めているということ。自分は仏教徒ですが、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒にとっての聖地であるこの街を走るというだけでもスペシャルな感じがします。出発前にイスラエルという国とこの地域に関する本を何冊か読みました。複雑な歴史があることは知っていましたが、改めて勉強してみると、いろいろな側面があることが理解できます。

イスラエルへは日本からの直行便はないので、アエロフロートのモスクワ経由で。昔はネガティブな話を聞くことが多かったこの航空会社ですが、実際に乗ってみると快適。今はイングランドプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドのオフィシャルエアラインなんですね。残念だったのはビールが有料なのと乗り継ぎのシェレメーチェボ国際空港のトランスファーエリアが入国の旅客とゴッチャになっててカオスだったこと。イスラエルへのエアラインは大韓航空のソウル経由、キャセイパシフィックの香港経由もありますが、料金的にはアエロフロートが一番安いみたいです。

今回は走るのと同時に取材で訪れたましたが、自分はスペイン、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、オーストリア、中国、韓国といった国と同じグループ。ちなみにイタリア、ロシア、ブラジルといった国はもうひとつのグループでした。レース前日までは「嘆きの壁」「オリーブ山」といったエルサレム市内の観光地を案内され、この街の歴史というものを肌で体感しました。見どころ満載の街で、世界中から多くの観光客が集まるのも納得です。

エルサレムマラソンは3月17日6時45分にハーフマラソンを皮切りにスタート。レースの概要はスポーツナビDoで自分が書いた記事を参考にしてもらうとして、このブログは写真でお楽しみください。
エルサレムマラソンは、ハバナマラソンにも負けず劣らずの個性的な大会で、来年もまた走りたくなりました。

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レース前日朝はケニアを始めとしたアフリカからの招待選手やエルサレム市長とモーニングラン。

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今回の装備。トップス ルルレモン、ショーツ ルルレモン、ジャケット サロモン、アームカバー R×L、ゲイター c3fit、ポーチ フリップベルト、ゼッケンベルト ロンヒル、エナジージェル huma(マンゴ味)メダリスト(ブドウ味)

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スタート時は気温が低めだったので、スタートギリギリまではパタゴニアのフーディニパンツを履いてました。

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ステージ上左から5人目のニール・バルカート エルサレム市長がスターターを務める。

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スタートからゴールまでアップダウンが続くことで有名な大会ですが、バリエーションに富んだコース設定でランナーを飽きさせない。序盤にはこんなトンネルも通過します。

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新市街のエルサレムライトレールという市電の軌道もコースの一部。

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新市街エリアにおいて民族楽器でランナーを鼓舞する現地の人々。

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給水は紙コップではなく、ペットボトルを一本くれるのは嬉しい。

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旧市街の石畳の細い道を走ることができるのは、このレースのアピールポイントのひとつ。

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このエリアではほとんどのランナーがスローダウン。こんな素敵な景色のエリアを大急ぎで駆け抜けるランナーは少数派。

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歴史ある街並みを走るランナーは自然と笑みがこぼれます。

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スタートから時間が経過するにつれて気温も上昇。そんなときにミストシャワーはありがたい存在。自分は浴びませんでしたが…

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14Km過ぎのキツイ坂を登ると旧市街を見渡せる絶景が。そこで自撮りをしていたタイから参加の女性ランナーとお互いの写真を撮り合いました。

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ハーフマラソンのゴールエリア。自分は写真を撮影しながらのファンラン。手元のスントで2時間14分23秒、公式タイムは2時間14分09秒で無事完走しました。

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笑顔が印象的だった完走メダル担当のボランティアの少女。

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ハーフマラソンの部に参加した中国版ツイッターweibo(微博)の李君と。

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それにしてもこの大会は参加賞Tシャツ(ライトブルーカラーでニューバランス製の吸汗速乾タイプ)の着用率が異様に高かった。アメリカや日本だとここまで着用率が高くありません。確かにいいデザインだと思いましたけど…

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今回のレースの足元はホカオネオネのクリフトン3。厚手のミッドソールはカラダへのダメージが少ないのはもちろんのこと、ゆりかご形状のソールユニットは下りをスピードキープしたまま走るのに最適なシューズでした。ソックスはいつも通りのエクスペリアで!

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エルサレムマラソン以外の時間も世界各国からエルサレムマラソン取材のために訪れたメディアと一緒に行動しましたが、自分はスペインチームと一緒にいる時間が一番長かったです。世界遺産のマサダ遺跡にて。

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小学生のころ百科事典で見てからずっと憧れていた死海で浮くという貴重な経験も!