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南井正弘
南井正弘

Masahiro Minai

南井 正弘 : フリーライター、ランナーズパルス編集長

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

第11回湘南国際マラソン

[17.04.21]

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2009年の初参加以来、6度目となる湘南国際マラソン。関東エリア屈指の人気大会です。
今回も3年連続でチームSUUNTOとして出走。カラー液晶、タッチパネルを装備した最新モデルのスパルタン ウルトラ ステルスチタンの機能性の高さを体感しました。
翌々日からカリフォルニア出張を控えていて、疲労を残さないために、今回もファンランで5時間切りのペースで走ります。
マラソンを走るにはちょっぴり暑めでしたが、好天に恵まれ、ほぼすべてのエイドで何かしら食べるというお気楽ラン。去年はトイレ2回で撃チンしましたが、今年は一度もトイレに行かずにゴール。
手元のSUUNTOスパルタン ウルトラ ステルスチタンで4時間48分00秒、公式ネットタイムは4時間47分57秒。終始心拍数を上げずにマイペースで走ったので、景色を存分に堪能できるレースとなりました。自分の周囲では自己記録更新を果たしたランナーも多く、やはり湘南国際マラソンは素晴らしい大会だということを再認識。一度ゴールを通り過ぎるコースはちょっぴり嫌なんですけどね(笑)

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今回はこんな感じの装備。気温が上がりそうだったので、ロングタイツではなく、ゲイターとアームカバーの組み合わせで。

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今回もチームSUUNTOで出走。左からWWD大塚氏、フイナム山本氏、モデルの大木さん、宝島社太田氏、ランナーズパルス南井、フリーエディター榎本氏、ラントリップ大森氏。お揃いのTシャツがいいですね。

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スタート前にモデルの春日潤也くんと。この大会で自己記録となる4時間4分19秒でゴール。

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この大会に出走経験のあるランナーなら知っている、名付けて「湘南国際名物、スタートラインまでの軽いジョグ」。

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大きなトラブルもなく無事ゴール。ほぼすべてのエイドで何かしら口に入れていたので、お腹パンパン!食べたかったしらす丼は残念ながら食べられず。

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キューバのハバナマラソンに続きレースのお供をしてくれたSUUNTO スパルタン ウルトラ ステルス チタン。操作は簡単だし、視認性も高い。シャープな印象のカラー&デザインはラン以外にもピッタリで、リッチなスタイリッシュランナーにオススメの逸品です!

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今回のシューズはニューバランスのVAZEE RUSH。推進力のあるシューズなんで、ペースが速すぎになることを心配しましたが、そんなこともなく、しっかりと足を保護。翌々日からのカリフォルニア出張をノンダメージで迎えることができました。

ハバナマラソン2016

[17.04.21]

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「キューバ」と聞いて、真っ先に何を思い浮かべるでしょうか?自分は野球や社会主義国であること、そして映画「ゴッドファーザーPART II」の革命シーンですかね。
この国は長い間アメリカと対立し、国交を断絶していましたが、オバマ政権は国交正常化に成功。アメリカからは直行チャーター便が頻繁に運行されていましたが、首都ハバナへの定期直行便も昨年末から就航。今後急速にキューバという国は変化するでしょう。「他のカリブ海諸国と同じようになる前に!」そんな考えを持つ人は多いようで、世界中からの観光客が急速に増えています。

そんなキューバにもマラソンがあることを知っていますか?それが現地では「マラバナ」と呼ばれるハバナマラソン。自分はアメリカのランニングフリーペーパーの「Competitor」誌でその存在を知り、どうしても走りたくなり、9月頃より計画。AFEの写真担当としても知られるrkrkrkこと小菅亮輔氏とハバナへ。その模様は「Runners Pulse Vol.3」でも紹介されていますが、こちらのブログでも、その魅力を伝えたいと思います。

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ハバナマラソンの前日にはキューバマラソンというプレイベントが開催されます。ゼッケンはモノクロコピー、ランニングシューズを履いているほうが少数派という点は物資不足を感じさせますが、最高の笑顔がそんなことを忘れさせます。

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かつて男子マラソンのキューバ記録を持っていたというランナーもキューバマラソンに参加。

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トライアスロンが趣味だという青年二人。キューバの変化を感じさせます。

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ニューヨークのブリッジランナーの二人もハバナマラソンに参加。左の彼が着ているアディダス製の半袖シャツが今回の参加賞Tシャツ。

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いよいよ本番のハバナマラソン。スタート直前にrkrkrkとツーショット。トップスはレース中も簡単に衣類内部に風を送り込むことができるサロモンのハーフジップモデルをセレクトしました。地元ハバナだけでなく、キューバ全土、世界中からも数多くのランナーが参加。

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スタート直後は涼しかったものの、レース途中から強い日差しに悩まされることに。

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新市街の革命広場脇の幹線道路もコースの一部。この一週間ちょと後に、この場所でカストロ氏の追悼集会が行われることになるとは…

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暑さ対策にこんなサービスも!ミストシャワーでないところがキューバらしい。

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沿道の応援も嬉しい!

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旧市街に帰ってくると建物に日差しが遮られて走りやすい。

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カピトリオ(旧国会議事堂)が見えたらゴールはもうすぐ!

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ゴール!フルマラソンは同じコースをもう一度走るだけなので、ハバナマラソンはハーフがオススメです!

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ゴールをバックに記念撮影。我ながらいい表情しています!写真を撮りながら走ってネットタイム2時間10分33秒。日本人1位でした(笑)。

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今回のレースの足元を支えてくれたのはサロモンのS-LAB SONIC。軽量かつ十分なクッショニング性能もあって走りやすかったです。キューバ国旗に使用されているカラーだということもあり、地元のランナーに「帰国するときは置いていってくれ!」とお願いされることが多々ありました。

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完走メダルは参加賞Tシャツと共通のコミカルなイラスト入り。今回は記念すべき第30回だったんですね。

シェパーズ スカイライン フェルレース2016

[17.03.02]

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2月23日に発売されたRunners Pulseの第3号目のためになかなかブログのほうをアップできませんでしたが、その間にいくつかのレースを走りましたので、少しづつ紹介していきたいと思います。

11月の初旬にイノヴェイトの本社のあるイングランドは湖水地方のステーブリーという街を訪れました。本社周囲の丘陵地をイノヴェイトにサポートされている地元のランナーであるベン アブデンヌアがガイドしてくれましたが、ぬかるんだドロドロの路面は岩と混ざっていることもあって走りにくい。そんな地形で強さを発揮するのがイノヴェイトのアウトソール。柔軟な路面をしっかりとグリップしてくれるのと同時に、メタフレックスというテクノロジーの採用により、アウトソール前足部は横方向だけでなく、前後左右斜め方向にも屈曲するので、凸凹かつ傾斜のある地形でもランナーは正しい姿勢を取ることができるのを実感しました。最初はアウトソールが柔らかすぎてビックリしたんですけどね。途中ベンが「絶対乗ったら危ない!」と言っていた大きな岩に着地したことから、柔道の大外狩りをくらったようなアクシデントもありましたが、無事に丘陵地帯のランを終えました。そして迎えた11月5日はシェパーズ スカイライン フェルレース2016に参加です。

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イノヴェイトの本社エントランスでサポートランナーのベン アブデンヌアと。今回の撮影ではいろいろお世話になりました。

フェルランニングとはイングランドでポピュラーな丘陵地帯を走るオフロードランニングの一種。アメリカでポピュラーなトレイルランニングが山道や林道を走るのが一般的なのに対し、このフェルレースは道でない箇所を走ることがあたりまえ。この辺りは雨が多いから、いつも地面が湿っている。そんなこともあって、ランナーたちの足元はスタッドタイプのアウトソールで、スタッドの間隔が広めのシューズが大半を占めます。ざっと見てみるとイノヴェイトが50%強のシェア、続いてサロモン、ラ・スポルティバと続き、この路面との相性が合わないからか、日本ではシェアの高いモントレイルは一人も見ないという意外な結果。今回10Kmという距離だから気楽な気持ちでエントリーしましたが、これが予想以上にキツイ。フェルランニングのレースは一目でそのレベルがわかるように、下記のような明確なカテゴリーがあります。

傾斜に関して

カテゴリーA
平均で1Kmあたり50m以上は上ること
舗装路の割合が20%を超えないこと
傾斜の部分が最低で1.5Kmあること

カテゴリーB
平均で1Kmあたり25m以上は上ること
舗装路の割合が30%を超えないこと

カテゴリーC
平均で1Kmあたり20m以上は上ること
舗装路の割合が40%を超えないこと
少しでも高原の路面を含むこと。

距離に関して

カテゴリーL
レースの距離が20Km以上

カテゴリーM
レースの距離が10Kmを超え20Km未満

カテゴリーS
レースの距離が10Kmまで

というわけで、今回のシェパーズ スカイライン フェルレース2016はBSカテゴリー。ウェブサイトによると10Kmで350mの標高差だから、そこまでキツクないと思ったのですが、実際に走ってみるとかなり辛い。コースのいたるところでぬかるみに足をとられ、思うようにペースが上がらない。景色を撮影しながら走っていたら、最後尾のスイーパーの女性が「あなたが最後のランナーよ!」って。これはマズイと思って、それからはちょっぴり真面目に走りました。それでも子供のころからこの地形を走っている地元ランナーたちはなかなか追い抜けない。途中ホントに長い激坂を登ったりもあって、満身創痍になりながら1時間34分52秒でゴール。結果はこちらでチェックできるんですが。イングランドの田舎町のレース完走者リストにMASAHIRO MINAIという名前があるのは感慨深いですね。そして走り終わって思ったのが、日本やアメリカでポピュラーなスタッドの短いタイプのトレイルランニングシューズで参加していたら、ホント危険だったということ。レース会場について車から降りた瞬間のあの冷蔵庫のような冷たさは今も忘れません。昔スノーボードに毎週通っていた頃、駐車場で前夜拍して、トイレのために車外に出た時の寒さを思い出しました。路面に向いていない靴で走って、崖から滑落したら10Kmの短い距離のレースですが、この気温の低さだと危ないでしょうね。発見が遅かったりしたら。レースのエントリーは当日6ポンド(約852円)を払えば参加できるというゆるさなんですけど。それにしても世界にはいろんなレースがあるということを改めて認識することとなりました。

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こんな感じでエントリーは当日6ポンドを払えばOK。日本でもこういうレースがたくさんあればトレイルランニングの参加人口がもっと増えるんでしょうけど。ちなみにウェブサイトではレインジャケットやレインパンツ以外にコンパスや地図、エマージェンシーシートetc.の持参が義務付けられていましたが、受付ではレインジャケットのチェックのみ。

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いちおうグッズの販売も。シューズはイノヴェイト、アシックス、サロモンetc.スタッドの長いタイプが主流。

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レース前はクリスピークリームの袋を片手に余裕の表情。レース後はヘロヘロでした。今回の装備は基本イノヴェイト。アパレルもスタイリッシュで機能性も高レベル。ニットキャップも必携品に含まれていたので、ハイウェイのサービスエリアで購入。これなかったらやばかったです。

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シューズは柔らかい路面で圧倒的なグリップ性を発揮するXクロー275をセレクト。機能性の高さを体感しました。

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路面はこんな感じで轍みたいになっているところも多くて本当に走りにくい。岩もちょいちょい顔を出すし。

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到着したときは曇り空でしたが、途中晴れ間も見えました。ただし一度天気が崩れると10Kmレースとはいえ、かなり過酷になるらしい。

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笑顔が素敵だったマーシャル(監視員)のおじさん。

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イノヴェイトの着用率は軽く50%を超えていました。同ブランド創業者のウェイン エディ氏によると同ブランドのシェアが70%を超えるフェルレースも珍しくないらしい。

reric Erebusウインドブレーカー

[16.11.27]

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先日rericのランニングショーツを紹介しましたが、9月のシドニーマラソンではトップスのDenaliハーフジップTシャツと薄手のアウターであるErebusウインドブレーカーも着用。シドニーマラソンのスタート前後は気温摂氏10℃ほどとちょっぴり寒かったんですが、このErebusウインドブレーカーをスタートのギリギリまで着ていたので寒さ知らず。スタート直前に脱いで、コンパクトに纏めてショーツのバックポケットへ入れてスタートしました。最近では極薄で超軽量のタイプはあたりまえとなりましたが、このErebusウインドブレーカーはなかでも機能性が高い。視界を狭めない構造のフードデザイン、耐久性に優れた袖口etc.実際に着用してみると、その優秀性に気付くはずです。知り合いのランナーの何人かにも薦めて、彼らはゲットしてましたが、残念ながら現時点では完売。来シーズンに同種か後継モデルが再入荷orリリースされると思うので、その際はぜひトライしてみてください。その着心地の良さに驚くと思いますよ。

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フィット性が高く視界を妨げないフードデザイン。

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袖口は耐久性に優れたパーツで補強!

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着用しないときは、こちらのポケットへコンパクトに収納可能

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キャットストリートにあるrericの直営店。バイシクル、ランetc.rericの豊富なラインアップをチェック可能。さらにOnのスポーツフットウェアの品揃えも充実しています。

On Cloud

[16.11.14]

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ブランド発祥の地であるスイスやドイツを始めとした周辺国で高いシェアを記録するだけでなく、世界最大のランニングマーケットを誇るアメリカでもシェアを急拡大しているOn。そんなOnの創業モデルはCloudsurferで、現在もブランドの顔といっても過言ではないと思いますが、最近のOnの急成長を支えたもうひとつの重要モデルが存在しています。それがCloud。日本市場におけるOnのベストセラーで、「世界最軽量のクッショニングシューズ」というキャッチフレーズが示す通り、CloudTecによる抜群のクッショニング性能を確保しつつ198グラム(サイズUS8.5)という超軽量性もキープ。「クッション性は重要だけど重いシューズは嫌!」というビギナーランナーからリオ五輪の女子トライアスロン競技で銀メダルを獲得したニコラ・スピリグのようなトップアスリートにまで対応するモデルで、本当に履きやすい。自分はこのモデルがデビューした当時から愛用していて、ランニングはもちろん、カジュアルシーンでも登場させるほど気に入っています。アメリカのレースでも着用しているランナーは多いですが、最近ではその人気は日本以外のアジアでも。個人的にアジアで最もスタイリッシュなファッションビルだと思うバンコクのサイアム ディスカバリー(日本のクリエイターである佐藤オオキ氏がデザインに参画)にあるalpha Runnerでも展開されており、良好なセールスを記録しているとのこと。このショップは日本にあったとしてもトップレベルのカッコイイ品揃えをしているお店なんですが、そんなお店でも一際目立っていたのが、このCloudでした。今週の木曜日にはニューアイテムのCloudflowもリリースされますが、そんなタイミングだからこそOnの日本におけるベストセラーであるCloudに再び注目してみたくなりました。今履いているのはネイビーですが、近々他のカラーも履いてみようと思います。汎用性で選ぶならブラック系ですが、足元のアクセントに最適なビビッドなカラーも捨てがたい。豊富なカラーバリエーションがラインアップされるCloudならではの悩みです。

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日本のクリエイターである佐藤オオキ氏がデザインに参画し、個人的にアジアで一番スタイリッシュなファッションビルだと思うバンコクのサイアム ディスカバリー。このビルのなかで営業するalpha runnerでもOnのCloudは良好なセールスを記録!