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HONOLULU HALF MARATHON HAPALUA 2015

2015.05.01
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「価格.comマガジン」「モノマガジン」「SHOES MASTER」「Beyond Magazine」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」「人は何歳まで走れるのか?」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間50分50秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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ハワイの温暖ながら湿度が低く過ごしやすい気候が好きで、これまでに20回以上渡航しています。
大体3月か4月の航空券の安い時期に行っていましたが、昨年は行けずに「ハワイ行きたい病」が発症w
今回は航空会社のマイレージの期限が5月末に迫っていたのと、仕事が一段落したので思い切って渡航することに。

本当はB級グルメ三昧で過ごそうと思っていたのですが、たまたまホノルルハーフマラソン ハパルア2015が滞在期間中に開催されていて、関係者の皆さんの御厚意により出走できることになりました。

この大会はホノルルマラソンの主催者が行っていることから、ホノルルマラソンと共通するコースを走ることができるという素敵な大会。カラカウア大通りやアラモアナ通りといった日本からの観光客にもポピュラーなストリートを走ることができますし、ランナーを苦しめるダイヤモンドヘッドの坂道も体感できます。

スタートはデューク・カハナモク像前を朝6時。自分は5時20分くらいに到着しましたが、まだ暗い。スタートライン付近で日本から取材に来ていた複数のメディアの方々と雑談していると、スタート時間が近づき、自ずとスタート位置が最前列エリアに。Chaserという選抜された地元ランナーが先にスタートしてプロランナーに追いつかれないように逃げ切るアクティビティに参加するランナーがウェーブスタートで次々にスタートしたあと、一般ランナーは6時ジャストにスタート。最前列スタートということでテンションが上がり、最初の2Kmは5分を切るペースで走りましたが、なんだかんだ言っても南国のレース、やはりこのペースで走り続けるのは無理で、5分前半でペースを刻むことにします。アラモアナ、Hootersも入居するアロハタワー、ダウンタウンを通過するコースはホント楽しい。ワイキキ中心街に帰ってくるころにはすっかり明るくなっていて、たくさんの応援が嬉しいですね。カピオラニパークを抜けると最初の難所のモンセラット通り。ここを走るバスのエンジン音はいつも辛そうでしたが、人間にとってもこの傾斜はキツイ。さらにダイヤモンドヘッドの坂道が延々続いて心が折れそうになりますが、Km/5分50秒ほどのペースをキープ。前を走っていたアジア系の女性ランナーが歩き出しますが、自分はとにかくKeep on running! ようやく上りが終わると下りは快適。ここでペースを挽回します。さっきまで歩いていたアジア系女性も息を吹き返し、自分の横をもの凄いスピードで追い抜いて行きます。しばらくするとまた上り、そうするその女性はまた歩き出しますが、下りでまた追い抜いて行きます。途中左側に海を眺めることができ、ここで元気をもらいます。村上春樹氏の著書に登場した「それでも最後まで歩かなかった」という言葉を信条としている自分は、なぜか「彼女にだけは負けない!!!」という気持ちがフツフツと沸いてきて、ゴール300m手前で彼女を発見すると、Km3分50秒ほどのダッシュで追い抜いて、絶対に抜き返されないようにそのペースをキープしてゴール!タイムは手元のSUUNTOで1時間51分17秒でした。

ゴールを抜けるとホスピタリティエリアでメダルを受け取ります。この大会ではバナナや水といったありがちなアイテム以外にマラサダやシェイブアイスといったハワイならではのフードが供されるのも嬉しいところ。この大会はコースも素晴らしいですが、こういった部分も華やかで、参加したランナーはみんな嬉しそうでした。

今回は6000人を超えるランナーが出走し、そのうち1300名ほどが日本からの参加ランナーだったようですが、来年以降は日本からのランナーが増えそうですね。コース設定が本当に秀逸だし、ホノルルマラソンと共通する箇所も多いので、予行演習にピッタリですね。あと「フルマラソンは無理だけど、ハーフマラソンなら走れそう!」というビギナーランナーにも最適かと。ホスピタリティエリアで話した日米の何人かのランナーは来年も走りたいと言ってましたが、自分も「来年また走りたい!!!」と強く思った大会になりました。

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ホノルルマラソンよりは遅いですが、まだ暗い時間帯のスタートになります。今回のトップスはパタゴニアのフォアランナーシャツ、ボトムスはパタゴニアのストライダープロショーツ、キャップも同じくパタゴニアのダックビルキャップをセレクトしました。

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シューズはOnのクラウドレーサー。自然な着地感と力強い反発性を兼ね備えた1足で、今回このモデルをハワイに持ってきてなかったら、ハーフマラソンを走ろうと思わなかったです。それほど保護性と走行性能のバランスがイイ。ダイヤモンドヘッドの坂道で心が折れなかったのは、村上春樹氏のあの言葉とこのシューズのおかげです。

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タイムは1時間51分17秒と自己記録にはほど遠いですが、気温やダイヤモンドヘッドの坂道を考えれば納得の結果。本当に楽しかったです。あとメダルのデザインもカッコイイ!

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ハワイの大会を象徴するマラサダのサービス。疲れたカラダに甘いものが食べられるのは本当に嬉しい。美味しいから2個いただきました。

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シェイブアイスが供されるのもハワイの大会らしいところ。コレも美味しかったです。

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この大会は記念グッズのカッコよさも魅力。このトラッカーキャップもいい感じ。

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こちらはS/Sの機能Tシャツ。カジュアルな雰囲気が◎。

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袖の部分のグラフィックが個性的なL/S機能Tシャツもカッコイイ!

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いずれのTシャツもバックプリントは今回の参加者ランナーの名前がプリントされる。虫眼鏡片手に自分の名前をチェックするのも面白い!

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