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Wings for Life World Run 2016 高島大会

2016.05.11
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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Hiroyuki Orihara for Wings for Life World Run

Wings for life World Runは参加費の全額に相当する額が骨髄損傷の治療研究の支援に充てられる、私たちが走ることでチャリティにも参加できる「走れないひとたちのために」をコンセプトとするランニングイベント。ランナーがスタートした30分後にキャッチャーカーと呼ばれる自動車が時速15kmでランナーを追いかけ、ランナーはキャッチャーカーに追いつかれた時点で終了するというルールです。キャッチャーカーのスピードは徐々にアップし、最終的に30Kmまで加速されます。昨年参加して、唯一無二のこのレースの楽しさを知ったからには、今年も出ない手はありません。というわけで今年も去年と同じく滋賀県の高島市へ。

総エントリーは1870名と、連休最終日という日程もあって昨年よりもエントリー数は少なくなったみたいですが、話を聞いているとリピーターも多いようで、この独自ルールのレーススタイルは日本でも受け入れられたみたい。今年もかなり盛り上がっていました。個人的な目標は去年の記録21.32Kmを超えること。そのために今回のシューズはある程度のスピード走行にも対応するプーマ スピード 300 RS イグナイトをセレクトしました。去年のプーマ イグナイトよりもクッション性こそ劣りますが、脚力を効率よく路面に伝達できる構造で、あきらかに加速感がある。世界同時スタートということで日本は夜20時に号砲一発スタート。去年の湿気があって小雨の降るコンディションとは対照的に肌寒い気候は走りやすい。田んぼからのカエルの大合唱は去年と同じですが(笑)。途中気温表示がある場所があって、そのデジタル温度計は14℃。走りやすいわけです。そういうわけで上り基調のラップ以外はほぼKm/5分前後で。ときどき4分50秒台も記録するなど、最近では一番いい走り。「これなら23,4Kmは走れそう!」と思ったんですが、重要なことを忘れてました。19Km前後から結構な上りになるんでした、このコースは。というわけでラップはKm5分台後半に落ち込みます。それでもハーフマラソンの距離である約21.1Kmを1時間50分ほどで通過し、去年の距離を超すことが確定すると、「22Kmまでは絶対に走る!」という新たな目標ができ、上りの厳しいコースをペースを上げて走ります。そして手元のスントで21.7Kmを表示していた頃、先導の自転車のスタッフが「キャッチャーカーあと150mです!」の声。それを聞いてさらにペースを上げつつ、思わず「ここまで来たらみんなで22Kmはクリアしましょう!」と叫んでいました。その声に呼応してくれた7,8人のランナーは一斉にペースアップ。無事に22Kmの看板を通過。そのなかの何人かはそのままペースをキープして走り続けましたが、自分を含めた4人ほどは22Kmを通過した時点でジョグペースに減速。手元のスントで22.21m(1時間57分03秒)、公式記録21.24Kmでした。後半の失速はあったものの、本当に楽しく走れました。相変わらず沿道の応援は素晴らしかったし。来年もスケジュールさえ問題なかったらぜひとも走りたい大会です。

そして今回圧巻だったのは我がRunners Pulseの吉田香織選手が65.71Kmを走って女子の世界チャンピオンになったこと。スタート前にメディアセンターで「計算上では70Kmくらい行けそうなんです!」と言っていたときは半信半疑だったんですが、蓋を開けてみるとそれに近い距離を走って世界チャンピオンに。まさに有言実行です。本当に素晴らしい。

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適度なクッション性と高い反発性を組み合わせて本当に走りやすかったプーマ スピード 300 RS イグナイト。去年の記録を更新できたのはこのシューズのおかげと言っても過言ではありません。

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今回は参加Tシャツがあって、プーマ製の吸汗速乾タイプだったので、本番で着用。デザインがカッコイイので、レースにおける着用率がとても高かったです。

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バックプリントはこんな感じ。

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Yusuke Kashiwazaki for Wings for Life World Run
世界No.1になった吉田香織選手がキャッチャーカーに追いつかれるシーン。メディアセンターでは数多くの人の目が画面にくぎ付けとなり、声援を送りました。

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Yusuke Kashiwazaki for Wings for Life World Run
最後のほうはいつになく辛そうな吉田香織選手でしたが、インタビューを受ける頃にはいつもの笑顔に。本当におめでとうございます!
ちなみに男子はイタリアのGiorgio Calcaterra選手が88.44km走って世界チャンピオンに、日本では74.51km走った中島弘貴選手(会社員)が優勝し、世界5位になりました。

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この大会には本当に数多くの知り合いのランナーが参加していました。ほんの一部を紹介させていただきます。(左上)フイナムランニングクラブで一緒に走っているユイちゃん。(右上)ホノルルハーフマラソン ハパルアでも一緒だった猪鼻ちひろちゃんとフルマラソン2時間9分21秒の記録を持つ五ケ谷宏司選手(JR東日本)(右下)メディアセンターで出走1時間ほど前に世界チャンピオンになった吉田香織選手と。(左下)いろいろなイベントでいつもお世話になっているPR会社の松本瞳さんと。

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