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HONOLULU HALF MARATHON HAPALUA 2016

2016.04.22
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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昨年に続きホノルルハーフマラソン ハパルアに参加してきました。このレースを昨年走って感じたのは、JALホノルルマラソンと共通するコースをハーフマラソンの距離に凝縮しているだけに、本当にコース設定が素晴らしい。ワイキキのデューク カハナモク像をスタートし、カラカウア通りや、ホノルルマラソン参加者の間で必ず話題となるダイヤモンドヘッドの上り坂を体験でき、一方で応援が少なく、ホノルルマラソン参加者からは単調で辛いという声があるハイウェイの走行はなし。まさにいいとこ取りのレースです。

今年も一般参加者のスタートは午前6時ですが、去年同様にChaseというハンディを与えられたランナーが先にスタート。ゴール前で招待ランナーと競い合うという面白い趣向が採用されていました。今年は元マラソン世界記録(2時間3分38秒)保持者であるパトリック・マカウ(ケニア)が参戦。先にスタートしたランナーを追いかけます。日本からは青山学院大学出身で2020年東京オリンピックのトライアスロン競技でメダル獲得を目指す大谷遼太郎選手が参加。3分のハンディを与えられ、5時57分にスタート、そのほかにもアテネ五輪陸上競技女子5000m銀メダリストのイザベラ・オチチは7分のハンディを与えられ、5時53分にゴールを目指しました。

大谷選手の写真などを撮っていると、自分は去年同様に最前列集団からのスタートとなりますが、今回は写真を撮影しながらのランになるので、「2時間10分くらいかな?」と思っていました。去年よりも気温が高く、後半のダイヤモンドヘッドの坂道もありますからね。6時ちょうどに号砲一発スタート。最初の1Kmこそテンションが上がってkm/5分ほどのペースでしたが、すぐにスピードは落ちKm/5分20秒ほどに。ワードセンターを過ぎたあたりで折り返してきて反対側を走る大谷選手を発見し「大谷君!」と叫びます。暑さもあってか少し辛そう。アロハタワーの前では撮影のために完全にストップ。その後はチャイナタウン、ダウンタウンを通過し、観光名所として有名な「カメハメハ大王」像の前へ。ここでも完全にストップし、通過するランナーの写真を撮影しました。再びアラモアナセンターに戻ってきて、アラワイ運河を渡る橋あたりはかなりキツかったですが、目抜き通りのカラカウア通りを走っているときは応援が多く気持ちいい。右手に海が見えるとさらにテンションが上がります。そしてカピオラニ公園を抜けてモンサラット通りからは、ダイヤモンドヘッドへとつながる上りのスタートです。左に人気上昇中のプレートランチ屋さんの「パイオニアサルーン」、これまた人気の「ダイヤモンドヘッド マーケット&グリル」を見て走りますが、なだらかな傾斜が地味にキツイ。しかしながら去年一度経験し、前日のコース試走でファーマーズマーケットで有名なKCC(カピオラニ コミュニティ カレッジ〉までは一度上っているので、今年はちょっぴり余裕がありました。KCCを過ぎるとしばらくは下り。大谷選手に「下りは接地時間を短くして足の回転を速くすると楽に走れますよ」と教えられたのを思い出し実戦。するとKm/5分を切るペースで快調に飛ばせます。これまでは某有名評論家の「下りでは接地時間を長くして大きな筋肉を最大限に使う!」を実践していましたが、自分には大谷選手のアドバイスのほうがマッチしていたようです。しばらくすると再び上りとなりますが、左手に海が見えたらそこからはほぼ下りオンリーなのを思い出し、スピードを上げます。カピオラニ公園に入り、ゴール近辺のアナウンスのざわめきが聞こえてきますが、スントを見るとまだ2時間には余裕がある。去年よりもスピードを抑えていたこともあって、脚力に余裕があったので、最後はダッシュでゴール。手元のスントで1時間59分07秒でした。大谷選手は4分余分にハンディをもらったイザベラ・オチチに追いつけませんでしたが、パトリック・マカウの追撃をかわし2位でゴール。暑さやアップダウンを考えると、彼が記録した1時間7分38秒という記録は素晴らしいと思います。

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今回のシューズはアルトラのインスティンクト3.0。本当は後継モデルのインスティンクト3.5で走るはずが、足慣らしが終わらずにこのモデルで。かかととつま先の高低差のないゼロドロップの構造は自分の足に合っているらしく、21Kmを快適に走ることができました。今回のホノルル滞在ではアラモアナセンターへ行くときなど街履き用途でも活躍!ソックスは今回もエクスペリア。

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最近ランニングイベントで会うことの多い猪鼻ちひろちゃんと友達のサオリン。二人とも2時間台前半の好記録でゴール。

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チェイサーと呼ばれるランナーたちは5時40分にスタートしますが、明らかに実力のあるランナーはこれよりも遅くスタート。

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日本から参戦した大谷遼太郎選手は3分のハンディで5時57分スタート。

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観光名所として有名なカメハメハ大王像前もコース。

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ハイアットのツインタワーが見えると「帰ってきた!」という気持ちになります。

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ダイヤモンドヘッドの坂道はタフですが、去年一度経験しているので、多少のゆとりがありました。

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左手にこんな感じで海が見えたら、あとはひたすらダウンヒル!大谷選手のアドバイスを実践し、Km/4分50秒前後で駆け降りました。

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今回使ったGPSディバイスはSUUNTOのAMBIT 3 VERTICAL。ランニングではなくトレイルランニングモードで走ると高低差も記録してくれます。あんなに辛かったダイヤモンドヘッドのアップダウンがたったの63mの上りと57mの下りだったなんて…

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ゴール後はマラサダ、ベーグル、シェイブアイスetc.が供されます。

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Chaseの部で7位となったナカイユウコさんと8位のヨシモトケンゴさんと記念撮影。お二人ともハワイ在住のシリアスランナーです。

二年連続で参加したホノルルハーフマラソン ハパルア。今年も本当に楽しかったです。昨年度は総勢6422名、うち日本からの参加が1298名でしたが、今年は総勢7653名が参加し、日本からは1697名。このように年々日本からの参加者は増えています。となると心配になるのが「ホノルルマラソンの時期のようにツアーが高くなってしまうの!?」ということ。来年も日本からの参加者は増加すると思いますが、来年いきなりツアー料金や航空料金が何割も高くなることは考えにくい。しかしながら3年後、4年後となると、相場がかなり上がる可能性もあるので、ホノルルハーフマラソン ハパルアを走ってみたいランナーは来年、再来年にエントリーしたほうがよさそうです。

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