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On Cloud

2016.11.14
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「価格.comマガジン」「モノマガジン」「SHOES MASTER」「Beyond Magazine」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」「人は何歳まで走れるのか?」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間50分50秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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ブランド発祥の地であるスイスやドイツを始めとした周辺国で高いシェアを記録するだけでなく、世界最大のランニングマーケットを誇るアメリカでもシェアを急拡大しているOn。そんなOnの創業モデルはCloudsurferで、現在もブランドの顔といっても過言ではないと思いますが、最近のOnの急成長を支えたもうひとつの重要モデルが存在しています。それがCloud。日本市場におけるOnのベストセラーで、「世界最軽量のクッショニングシューズ」というキャッチフレーズが示す通り、CloudTecによる抜群のクッショニング性能を確保しつつ198グラム(サイズUS8.5)という超軽量性もキープ。「クッション性は重要だけど重いシューズは嫌!」というビギナーランナーからリオ五輪の女子トライアスロン競技で銀メダルを獲得したニコラ・スピリグのようなトップアスリートにまで対応するモデルで、本当に履きやすい。自分はこのモデルがデビューした当時から愛用していて、ランニングはもちろん、カジュアルシーンでも登場させるほど気に入っています。アメリカのレースでも着用しているランナーは多いですが、最近ではその人気は日本以外のアジアでも。個人的にアジアで最もスタイリッシュなファッションビルだと思うバンコクのサイアム ディスカバリー(日本のクリエイターである佐藤オオキ氏がデザインに参画)にあるalpha Runnerでも展開されており、良好なセールスを記録しているとのこと。このショップは日本にあったとしてもトップレベルのカッコイイ品揃えをしているお店なんですが、そんなお店でも一際目立っていたのが、このCloudでした。今週の木曜日にはニューアイテムのCloudflowもリリースされますが、そんなタイミングだからこそOnの日本におけるベストセラーであるCloudに再び注目してみたくなりました。今履いているのはネイビーですが、近々他のカラーも履いてみようと思います。汎用性で選ぶならブラック系ですが、足元のアクセントに最適なビビッドなカラーも捨てがたい。豊富なカラーバリエーションがラインアップされるCloudならではの悩みです。

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日本のクリエイターである佐藤オオキ氏がデザインに参画し、個人的にアジアで一番スタイリッシュなファッションビルだと思うバンコクのサイアム ディスカバリー。このビルのなかで営業するalpha runnerでもOnのCloudは良好なセールスを記録!

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