Transgrancanaria128Kに出場しましたよ〜レース&分析編 vol.2〜
さて、このTransgrancanariaシリーズも4回目!
前回のブログでやっとレースがスタートしましたw
スタートが砂浜だったため足をとられながら走る。
いつもよりもペースは遅い。心拍とパワーを気にするもやけに心拍が上がる。
始めのエイドまでは登りが少なく走れるコース。
体調を崩したままだったため、鼻水時々咳で呼吸が苦しい。
とはいえ、いつもよりも抑えて入ったので、感覚的には余裕あり。
この感覚ならずっと走れるなぁ〜って思いながら走りました。
いつもスタートダッシュの私にはとても珍しい現象w
エイドではこの笑顔。
笑いすぎですけどw、それくらい余裕がありました。
コース的には第1エイドをすぎると、ガツンと登ってガツンと下るコース。
普段はあまり使わないけどポールがあって良かったと思える急登と長い登り。
溶岩の固まった硬いサーフェスだったので、下りもポールを使うところは使って進みました。
体に異変があったのは75kmのエイド付近。
まだ動けてはいたのだけれど疲労感が強く、珍しく眠気もある。
少し気持ち悪さはあるものの、嘔吐はしていない。
まだいけるんだけど、なんだか身体が動かない。
少し休む事にして、うずくまって睡眠。
ここからの一山を越えるとゴールまでは下り基調。
立ち上がりラスボス倒します!なんて、まだジョーダン言えるくらいだったのに、歩き始めたら嘔吐。
また吐いちゃったよという残念な気持ちと嘔吐し始めてより力の入らない身体でラスボスを攻める事に。
案の定打ちのめされながら止まり止まり進む・・・水を口に含むだけで気持ち悪くなり吐いてしまう。
気温は上昇するし、標高が上がるため日陰もない。
何回もうずくまりその度に抜かれ『Are you okay?』って言われる。情けない。
ラスボスを時間かけて攻略はしたものの水分も取れず吐いてしまう状況で残り40kmを行く気力がなく85kmのエイドでDNF。
人生はじめてのDNFが海外レースだなんて・・・本当悔しかったです。
以下はレース後に簡単にまとめたデータ↓↓↓
6〜7のエイド間はあまりにも動けていなかったので、6までの心拍平均やパワー平均を見ると余裕があったレース前半でも高め。
指標の心拍やパワーよりもやや高いが、平均を見ると指標にしていた数値がそもそも高い。
特にパワーで見ると20w以上違う。
これだと後半潰れるのも納得。
また今回は嘔吐対策として前半から水分はいっぱい摂取していたが、嘔吐が始まった時の内容物をみると水分の吸収が出来ていませんでした。
運動中の内臓虚血はあったとして働きが悪くなるの当たり前だが、文献などを読んでいると吸収が出来ないのは内臓がそもそも運動中に吸収するという事に慣れていないよう。
普段から水分摂取の少ない私は普段から『飲む練習』をしなくてはいけないようです。
あとは中枢性の疲労があったのではという事。
中枢性疲労は色々な仮説がありセロトニンの増加などが関係しているようですが、ここはまだまだお勉強中。
ロングレースにおいて胃腸障害のあるひとは60%を越えるというデータもあり、嘔吐などで苦しんでる方も多いと思います。
私もその一人。まだロングを走る気持ちになれないけどw、色々と調べて仮説がたてられたら実証するために、またロングレースを走って皆さんのお役にたてたら良いなと思っています。
あー、にしてもやっぱりゴールはしたかった・・・(/ _ ; )