YONEXが自信を持ってリリースする最新モデル、「SAFERUN 200X」を最速レビュー!
ランニングカテゴリーに参入以来、着実に存在感を増している“YONEX(ヨネックス)”、「SAFERUN 100X(セーフラン 100エックス)」「SAFERUN 200(セーフラン 200)」「SAFERUN AERUS(セーフラン エアラス)」「SAFERUN FITJOG(セーフラン フィットジョグ)」といったプロダクトは高い評価を得ることに成功してきた。そんなヨネックスが今シーズン、自信を持ってリリースするのが、「SAFERUN 200X(セーフラン 200エックス)」だ。これまでに同ブランドが培ってきたランニングシューズ作りのノウハウと最新テクノロジーを結集。異次元のクッション性を追求したことにより、長い距離を楽に走ることができる1足が完成した。
ランニングシーンに大きなインパクトを与えた
ヨネックスのSAFERUNシリーズ!
昨年夏に開催された東京五輪のテニスやバドミントンといったラケットスポーツ、今年の北京冬季五輪のスノーボード競技etc.において、世界トップレベルの機能性、製造技術を全世界に知らしめることに成功したブランドであるヨネックス。最近ではランニングカテゴリーにおける躍進にも注目が集まる。そんなヨネックスが新たにリリースするランニングシューズの最新作が「SAFERUN 200X」である。
これまでの同社のプロダクトと同様に、“ひざのことを守る。”をコンセプトに開発され、ミッドソールには従来の軽量素材から約12%もの軽量化を実現した素材であるFEATHER LIGHT X(フェザーライト エックス)を、体積で11%アップ(前足部の厚み17%、踵部の厚み7%)で採用。ミッドソール全体に搭載してもシューズの軽さを維持することが可能に。ヨネックスランニング史上最大ボリュームのミッドソールに、踵部のPOWER CUSHION+(パワークッションプラス)が追加されることで、異次元のクッション性を発揮する。ミッドソール内部には高い走行安定性と推進力を追求した、走りがラクになる3D パワーカーボンを配置。走行中の筋肉の負担を軽減するように、部位ごとに剛性を調整した設計となっている。
アウトソールに目を移すと、従来の同社モデルと比較して+17%のソール幅(踵部)のヨネックス史上最大ソール幅とすることで横ブレを抑え、着地安定性、走行安定性が大きく向上した。そしてソールユニットには、ゆっくりでも、疲れていても、自然と足が前に出やすいロッカー(ゆりかご)形状を採用し、静止時の母指球直下を少し地面から浮かせるように設計。踏み込んだ際にシーソーのように半自動的に前傾するため、3Dパワーカーボンとの相乗効果で、自然と足が前に出るような感覚をランナーに提供してくれる。このように「SAFERUN 200X」は、従来のヨネックスランニング以上の高い機能性を確保。運動不足の解消や健康維持をしたいユーザー、長距離ランナーや怪我の経験があるランナー、リカバリーしたいランナーetc.あらゆるタイプの走る人に対応できる1足が完成した。
「走ればわかるさ!」
南井編集長のウエアリングインプレッション。
Runners Pulse本誌でもお馴染み、編集長・南井正弘が、注目のランニングシューズを実際に履いて、走ってレビューする「走ればわかるさ!」。今回は、ヨネックス「SAFERUN 200X」をピックアップした。
これまでに「SAFERUN 100X」「SAFERUN 200」「SAFERUN AERUS」「SAFERUN FITJOG」といったヨネックスのランニングシューズを履いてきて、その走行性能の高さを実際に体感することができた。今回トライする「SAFERUN 200X」は、着地安定性とクッション性が従来モデルよりも大きく向上したという事前情報を得ていたので、実際に履いて走ることが楽しみだった。
まず手に取ると、その外観はボリューミーで、昨今メインストリームになりつつある厚底ランニングシューズに分類されると思う。ボリューミーなフォルムだが、275g(26.0cm)という重量は決して重くない。足を入れてみると、フィット感に優れたエンジニアードメッシュのアッパー、履き口周囲を柔らかく包むヒールパッドもあいまって、実重量以上に軽く感じる。
走り始めると、体積比で11%ボリュームアップしたミッドソールの効果もあって、クッション性の高さを感じ、とても快適な走り心地。ゆりかご状のロッカーアウトソール、内蔵された3D パワーカーボンの効果もあって、着地から蹴りだしまで転がるような感覚で、楽に走れるのは嬉しい。アウトソールパターンは、アスファルトやコンクリートといった舗装路で最高のグリップ性を発揮するタイプで、雨上がりの路面も走ったが、路面が濡れた状況でも充分なグリップ性を保持していた。そして、ミッドソールの上部の硬度を高めていることで、厚底シューズにありがちな着地時のグラつきをほとんど感じないのは、これまでランニングを起因とする怪我に悩まされてきたランナーには嬉しいスペックだと思う。
“ひざのことを守る。”というコンセプトを頑なに守ってきたヨネックスのランニングシューズだが、この「SAFERUN 200X」にもその想いは継承されており、一般的なランニングシューズよりも快適かつ楽に走れることから、日課としている6kmランが8kmになったほどである。
最高級のクッション性と最高級の安定性を生む、200Xのディテールをチェック。
「SAFERUN 200X」の優れたセーフティ性能は、ヨネックスが誇る数々のテクノロジーを結集したことから生まれる。そんな各スペックを徹底チェックする。
ブランド史上最厚のミッドソール
ミッドソールには、従来の軽量素材から約12%もの軽量化を実現した素材であるFEATHER LIGHT Xを、体積比11%アップ(前足部の厚み17%、踵部の厚み7%)で採用。ミッドソール全体に搭載してもシューズの軽さを維持することが可能に。軽量性とクッション性を高いレベルで両立している。
高い走行安定と推進力。走りがラクになる3D パワーカーボン
「SAFERUN 200X」に採用された3Dパワーカーボンは、適度にしなる前足部、高サポートの中足部、3D形状の踵部とすることで、高い走行安定と推進力、効率的な走りを実現してくれる。
耐摩耗性に優れたエンデュランスラバーのアウトソール
アスファルトやコンクリートといった舗装路で最高のグリップ性を発揮するアウトソールパターンで、踵部分には従来よりも14%耐久性が向上したエンデュランスラバーを使用している。
FEATHER LIGHT XとPOWER CUSHION+のコンビネーション
体積で11%アップしたFEATHER LIGHT Xのミッドソールの踵部にはPOWER CUSHION+を内蔵。異次元のクッション性を発揮する。
足を優しく包み込むエンジニアードメッシュアッパー
アッパーには、リサイクルポリエステルを用いたエンジニアードメッシュを採用。ダブルラッセル構造で柔らかく足を包み込んでくれる。
走行安定性を高めるワイドアウトソール
従来の同社モデルと比較して+17%のソール幅(踵部)のヨネックス史上最大ソール幅とすることで横ブレを抑え、着地安定性、走行安定性が大きく向上。
YONEX SAFERUN 200X
価格:18,700円(税込)
サイズ:(Men’s)24.5~29.0cm、(Women’s)22.0~26.0cm
重量:(Men’s)片足約275g/26cm、(Women’s)片足約235g/23.5cm
URL:https://www.yonex.co.jp/running/
Men’s
Women’s
INFORMATION
ヨネックス株式会社 お客様相談室
TEL:03-3836-1221
https://www.yonex.co.jp/running/
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