ランニングだけでなく、ジムトレーニングなどにも対応する「YONEX SAFERUN FITJOG」が登場!
昨夏に開催された東京五輪のテニスやバドミントンといったラケットスポーツ、今年の北京冬季五輪のスノーボード競技etc.において、世界トップレベルの機能性、製造技術を全世界に知らしめることに成功した“YONEX(ヨネックス)”。ランニングカテゴリーにおいても着実に存在感を見せており、「SAFERUN 100X」「SAFERUN 200」「SAFERUN AERUS」といったプロダクトは高い評価を誇るが、6月発売予定で新たなコンセプトのランニングシューズをリリースする。それが「SAFERUN FITJOG」だ。今回、一足先にテストランを行った南井編集長とファッションランニングアドバイザーの牧野英明氏に、その魅力を語ってもらった。
YONEX SAFERUN FITJOGとは?
ヨネックスが新たにリリースする「YONEX SAFERUN FITJOG(ヨネックス セーフラン フィットジョグ)」は、ひざを守り、怪我やリスクなく運動を続けたいという全てのスポーツ愛好者たちに向けて開発されたニュープロダクト。接地面積を増やし、横方向にも動きやすい「ワイドコンタクト設計」のアウトソール、前方向への動きを推進するロッカー形状のソールユニット、横方向の動きでも足がブレにくい「ラテラルシェル」をアッパーに初搭載するなど、ランニングだけでなく、短距離ダッシュ、反復横跳び、スクワット、ジャンプ、ランジなど高強度動作や、軽いウエイトトレーニングなどの踏ん張りにも対応したスペックを結集。健康志向が高まることに伴い、日本でも長距離ラン以外の様々なアクティビティへの要望も多いが、ヨネックス セーフラン フィットジョグは、そのような市場環境にマッチした1足といえよう。
「1足のシューズが様々なアクティビティに
対応してくれるのが嬉しいですね!」
企業に勤務しながらファッションランニングアドバイザーとしても活躍する牧野英明氏とランナーズパルスの南井編集長が、ランニングだけでなく様々なアクティビティに対応するヨネックスの最新ランニングシューズ、セーフラン フィットジョグを最速レビュー!
南井正弘(以下南井):セーフラン フィットジョグで走ってみて、どんな印象を持ちましたか? セーフラン100Xやセーフラン200といった、ヨネックスのランニングシューズをこれまでも履いたことありますよね?
牧野英明(以下牧野):ハイ、あります。セーフラン100Xなどのカーボンプレート入りシューズは、「おっ、この走り心地は!!!!」といった感じで目新しさがあったのですが、今回のセーフラン フィットジョグは正直言うと、驚きはなかったのですが、いい意味でクセがなくて走りやすかったですね。このシューズの「走るだけでなく、様々なアクティビティに対応する」というコンセプトに合致した履き心地だと思います。
南井:着地したときの安定感は感じられましたか? また、今回、ヨネックスを代表するクッショニングテクノロジーであるパワークッションプラスをフルレングスで内蔵していますが、その衝撃吸収性と反発性は感じられましたか?
牧野:一般的なシューズよりも全体にアウトソールの接地面積が増やされていて、着地時の安定性が高いことは体感できました。また、ミッドソール内部のパワークッションプラスですが、自分は普段フォアフット着地なのですが、今回、あえてかかと寄りでも着地してみると、前足部で着地したときよりも、このテクノロジーの衝撃吸収性と反発性を足裏により一層感じることができますね。
南井:あらゆる着地位置にも対応しているようですが、設計的にはヒール着地が最も衝撃吸収性と反発性を感じられるようです。個人的には着地安定性だけでなく、蹴りだしの際の安定感も優れていると思います。最近のランニングシューズは、ミッドソールが柔らかくて、フワフワしたタイプがポピュラーで、こういったタイプは試し履きの段階でアピールしやすいのですが、走り込んでいくと、このシューズのように着地時のグラつきが少ないタイプのほうが、飽きが来ず長く付き合えるかと。あと、自分がこのシューズをしばらく履いて優秀だと思ったのが、横方向の動きや強い荷重がかかったときでもシューズ内部で足がブレにくい「ラテラルシェル」をアッパー前足部に配したこと。ジムでレッグプレスのマシンを使ったときや、スクワット、ランジのような走力アップに有効な補強運動の際でも、今までのランニングシューズでは得られないレベルの安定性を提供してくれました。
牧野:さきほど隅田公園でランジをしたときに、自分も普通のランニングシューズとはレベルが違う安定性を感じることができました。この「ラテラルシェル」というアッパーテクノロジーが、その安定感を提供してくれていたのですね。
南井:‘80年代~’90年代のスポーツシューズでは、横方向の動きに対応すべくアッパーにTPUなどの合成樹脂製のプラパーツを配置することがポピュラーでした。それらは時として足に食い込んだりして痛かったこともありましたが、この「ラテラルシェル」は、薄い高強度フィルムをアッパーに圧着しているので、足当たりも優しいです。アウトソールのグリップ性はいかがでしたか?
牧野:走行中に変な引っ掛かりもなく、アスファルトやコンクリートの路面でしっかりとグリップしてくれました。室内のフローリングやカーペットといったサーフェスにも対応してくれる接地面積の広いタイプのアウトソールパターンですね。
南井:今回、アウトソールには3種類の素材が使われています。中足部から前足部にかけてはラバーを発泡させたブローンラバーを配することで軽量性とクッション性を、ヒールの外側は比重の高いソリッドラバーを使用し、耐摩耗性を、そして、それ以外の部分は通常のEVAよりも耐久性を持たせたEVAを配したことで、軽量性をそれぞれ追求しています。あと、アウトソールにEVA素材を用いることはあまり多くないのですが、このことにより接地感がソフトになっていると思います。アッパーのフィット感はどうでしょう?
牧野:今日は朝から普段履きとしてもずっと履いていますが、お世辞抜きに履き心地がいいですね。カラーリングやデザインも、いい意味でクセがないので、いろいろなコーディネートやファッションスタイルにマッチするところも有難い。あと、価格設定もこれまでのヨネックスのランニングシューズと比較して買いやすいところも嬉しいです。ヨネックスが機能性に優れたランニングシューズを展開していることを知っているランナーはまだまだ少ないかもしれませんが、このセーフラン フィットジョグをきっかけに知ってもらえたらと思います。あえてヨネックスをファッションとして取り入れることが、むしろ面白いかもしれません。
プロフィール
牧野英明
企業に勤務しつつ、ファッションランニングアドバイザー、ランニングインストラクターとしても活躍。“いつでも10km走れるコーディネート”で知られ、“走るのに快適なファッション日常着”と“機能美溢れる高性能ギア”をセレクト。フルマラソンのベストタイムは2時間49分01秒で、“スタイリッシュに速く”を体現している。
YONEX SAFERUN FITJOGの走りを構成する先進のスペック!
走ること以外に短距離ダッシュや反復横跳びといった瞬発系トレーニング、スクワット、ジャンプ、ランジなどの高強度動作や、軽いウエイトトレーニングなどの踏ん張りにも対応するセーフラン フィットジョグのスペックをチェックしてみた。
ラテラルシェル
薄くて強度に優れたフィルムをアッパー前足部外側に圧着。踏ん張った際のパワーロスや横ブレを抑え、安定性・サポート性が向上。アウトソールのワイドコンタクト設計も相まって、しっかり止まって横にブレにくい。
パワークッションプラス
12mの高さから落とした生卵が割れずに6mも跳ね返るという、高い衝撃吸収性と反発性がひざを守りつつ推進してくれるパワークッションプラスをフルレングスで搭載。横への踏ん張り時でも高いクッション性を維持すべく、外側全面に搭載しており、内側中足部を湾曲するように配置することで、過度な内側への落ち込みも防止してくれる。
フェザーライト エックス
独特の意匠のミッドソールは、ヨネックス最軽量マテリアルであるフェザーライト エックスを採用。230gという軽量性を実現するとともに、適度な硬さと従来のソールユニットよりも幅広としたワイド設計がランニングだけでなく、様々なアクティビティに不可欠な安定性も提供してくれる。かかと部にはモデル名がプリントされ、さりげなく主張する。
YONEX SAFERUN FITJOG
価格:13,750円(税込)
サイズ:(Men’s)24.5~29.0cm、(Women’s)22.0~26.0cm
重量:(Men’s)約230g(26cm片足)、(Women’s)約205g(23.5cm片足)
発売:2022年6月上旬発売予定
URL:https://www.yonex.co.jp/running/
(Men’s)
(Women’s)
INFORMATION
ヨネックス株式会社 お客様相談室
TEL:03-3836-1221
http://www.yonex.co.jp/support/ask.html
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