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SPECIAL

世界で一番スタイリッシュなハーフマラソン。それがバンクーバーで行われるSeaWheezeだ!

2020.02.10
Masahiro Minai

「バンクーバーでかなりイケてるランニングイベントが毎年開催されている!」

そんな噂を聞いたのは、今から3年前の2017年のこと。調べてみると、日本でもファンが急増中のスポーツアパレルブランドであるルルレモンがオーガナイズする「SeaWheeze(シーウィーズ)」というイベントで、ただ走るだけでなく、ヨガなどのアクティビティや音楽フェスも楽しめるという。「いつかは参加したい…」と思っていたが、2019年大会の抽選にインターネット経由で申し込むと、運よく当選。“世界で一番スタイリッシュなハーフマラソン”と表現する人も少なくない、このイベントに参加してきた。

 

よほどの海外マラソン通かルルレモン大好き人間のみぞ知る。

日本国内で、「SeaWheeze」と聞いて、「バンクーバーで開催されているハーフマラソンでしょ!?」と即答する人は、よほどの海外マラソン通かルルレモン大好き人間。この大会は北米ではかなりの人気で、その魅力は美しい景色を眺めながら走るハーフマラソンにプラスして、ヨガなどの各種セッションにジョインできること、ランの後は、音楽フェスで深夜まで盛り上がれることにある。参加料178カナダドル(約14,774円)を払い、リストバンドを身に着けた瞬間、様々なアクティビティに参加できるのだ。そして、毎年発売される大会限定アパレル&アクセサリーを買うのも、参加者の大きな目的だ。

これらグッズは、エキスポ併設の会場で開催されるショーケースストアと音楽フェスの会場のみで購入可能だが、もの凄い勢いで売れていくので、Sのような数が少ないサイズは、初日の午前中に行かないと売り切れてしまうだろう。筆者もゼッケンを受け取る前に、ジャケットとトップスを購入。参加賞のランショーツと組みあわせることに。ゼッケンピックアップの後にヨガクラスに参加し、隣の美人姉妹とこの大会の楽しさを語ったり、筋膜リリースの講習を受けたりと、レース以外にもSeaWheezeを堪能した。

エキスポ併設の会場で開催されるショーケースストアで販売される限定グッズの数々。凄い勢いで売れていく。レース当日のサンセットフェスティバルでも購入可能だが、サイズがほとんど残っていないので、欲しいものがあれば、ここで買うのが吉。

レース当日だけでなく、レース前日もメニューが盛りだくさん。

このリストバンドがあれば、追加料金なしに、ヨガを始めとした各種セッション、ハーフマラソン、音楽フェスのサンセットフェスティバルに参加可能だ。

レース前日のNooner Yogaに参加。隣の美人姉妹とパシャリ!

スント5にはヨガ/ピラティスモードがあるのが嬉しい。ヨガセッション終了後は、スントアプリでアクティビティ内容を分析可能だ。ちなみにデフォルト画像は簡単に変更可能。自分もSeaWheezeの写真に変更した。

SeaWheezeは、大半が海岸線を臨むコース設定。素晴らしい眺めが期待できる。

バスケットボールをドリブルしている「ドクタードリブル」!?

そして迎えたハーフマラソン当日。楽しみつつも、2時間は切ろうと決意してスタート。しばらくして中華街を通過するとルルレモンチームの熱狂的な応援が。彼女たちからエネルギーをもらい、こちらのテンションもアゲアゲ状態に。みな思い思いに、この「世界で一番スタイリッシュなハーフマラソン」と語られるSeaWheezeを楽しんでいた。ふと目を斜め前方にやると、上半身裸で2個のバスケットボールをドリブルしている男性が。少しの間並走するが、手元のスント5に目をやると、Km/5分28秒とかなり速い。彼はヨガの先生で、ドクタードリブルの愛称で知られ、各地の大会をドリブルして完走する有名人。世の中にはいろんな人がいるものだ。

レースは、ショーケースストアで購入した限定のメタルベントテックに参加賞のサージショーツをコーディネート。男性の参加賞は、両サイドにポケットのあるペースブレーカーショーツを選ぶこともできる。シューズはOnのクラウドフラッシュ。

スタート序盤はチャイナタウンなどの市街地を走行。応援が熱狂的で嬉しい。BCプレイススタジアムの横も通過する。

ドクタードリブルの愛称で知られ、各地の大会でバスケットボールをドリブルしながら完走する有名人。このときのペースは、Km/5分28秒とかなり速い。

コースの多くで、美しい海岸線を眺めながら走ることができる。

ゴール手前のスタンレーパークには、様々なコメントのサインボードを持ったスタッフが、ランナーを勇気づける。

ゴールで受け取る完走メダルとトラッカーキャップ。個人的にはTシャツよりも、こんなキャップのほうが嬉しい。

バンクーバーの美しい海岸線を眺めながら走り、市街地に近いスタンレーパークを過ぎるとゴール! ここで完走メダルとルルレモンのトラッカーキャップ、ブランチを受け取る。個人的にはTシャツよりも、こんなキャップのほうが嬉しい。完走Tシャツは、自分の周りのランナーも同意見だが、よほどカッコよくないと着ないので(笑) ブランチはオートミールとバナナブレッド。ちょっとオシャレ過ぎなのとボリューム不足のために、地元の有名店、「テンプルトン」でスクランブルエッグとソーセージポテトの昼食を食べ、いざ音楽フェスの「サンセットフェスティバル」へ。

写真を撮りながら楽しんで走って、手元のスント5で1時間57分16秒だった。

ゴールでは満面の笑みでボランティアの皆さんが完走メダルを手にお出迎え。メダルのデザインは、シンプルながらも存在感がある。

完走賞は、ありきたりにTシャツではなくトラッカーキャップ。デザインもよく、これは本当に嬉しかった。

ブランチも用意されており、オートミールとバナナブレッドと意識高い系の内容。個人的にはボリュームが足りなかった。

ヨガして、走って、踊る。SeaWheezeを思い切り堪能。

ボストンマラソンのときもそうだったが、会場への移動はスクールバスが活躍。今年のアーティストはオープニングがBig Wildz、そしてメインアクトがKaskade。ウルトラマイアミなど、著名なフェスにも招聘されたEDM界の大御所DJだ。この「サンセットフェスティバル」は、SeaWheeze参加ランナーとレースボランティアは無料で参加できるが、そうでない人も48カナダドル(約3,995円)を払えば入場可能。ピンクのリストバンドは、そうした入場者だが、かなりの割合で見かけた。明るいうちから始まったイベントは、スタートからエンディングまで「ブチ上げ状態というのはこういうことか!」と体感できる素晴らしい内容で、7時30分の開演から3時間以上、トイレも行かずに踊り続けた。ヨガして、走って、踊る。SeaWheezeを思い切り堪能できたことに加え、バンクーバーという街も素晴らしかったので、当たるかどうかは別として、毎年SeaWheezeの抽選に応募しようと心に誓った。

サンセットフェスティバルのオープニングアクトは人気上昇中のBig Wildz。

メインアクトはウルトラマイアミなど著名なフェスでもプレイしたEDM界の大御所DJのKaskade。凄い盛り上がりだった。

そんなSeaWheezeのエントリーが2月12日(カナダ時間)よりスタート。毎年注目度がアップしているイベントだけに抽選倍率は高いが、申し込まないことには当たらない。興味のある人は下記のリンクをすぐにチェック。ヨガして、走って、踊って、バンクーバーの街を満喫してほしい。

https://www.seawheeze.com/

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