RED RUN CLUBの飲み担当が、悔しさを胸に悲願のサブ3.5を達成した話
■はじめに
はじめまして!
RED RUN CLUB TOKYO(赤ラン)のMIKI( Instagram @ko.dharma )です。
4年前の赤ラン発足時からの創立メンバーで、イベントや飲み会を仕切ったり率先して飲んだりする、自他共に認める「飲み担当」です。
メンバーからも「飲み要員」として扱われ、むしろそれを快く受け入れていた僕ですが、ランニングの実力に対しては、実は密かに悔しい思いを抱えておりました。
「スピードとスタイルを追求」するRED RUN CLUBの一員として、自分のタイムには引け目を感じていたのです。
(是非赤ランを紹介した記事、東京で活動するRED RUN CLUB!注目すべき7つのこととは?!もご覧下さい!)
そんな僕の過去の公式タイムはコチラ↓
・フルマラソン: 3’40”18 (つくばマラソン2017)
・ハーフマラソン:1’33”40 (名古屋シティハーフ2017)
・ハイネケン350ml: 3.9秒 (渋谷2018)
サブ3(フルマラソン3時間切り)男子や、サブ3.5(フルマラソン3時間半切り)女子がゴロゴロいる赤ランにおいて、サブ3.5を達成していない男性メンバーは少数派でした。
今年こそは走りでも飲みでもなんとしても!サブ3.5(ハイネケン3.5秒以内)を達成し、威厳を保ちたいと思っていました。
そんな思いを胸に、覚悟を持って取り組んだ東京マラソン2019!
見事サブ3.5を達成しちゃいましたので、
練習内容、自己分析から当日のレースレーポートまで書きたいと思います!
■父になって決まった東京マラソン出場
2018年6月に待望の第一子となる娘が誕生しました。それまでは週3回、月間100kmくらいのランニングが習慣づいていました。
娘が誕生してからは生活がガラリと変わり、6時に起床し12時には床に就く生活に。ランにも飲みにも割ける時間が減っておりました。
そのため、「今年もサブ3.5達成キツイかなー」とシーズンインする前は半ば諦めていたのですが…
そんな矢先に、赤ランのメンバーから思いもよらないサプライズプレゼントがありました!
なんと、娘の出産祝いとして参加費10万円(チャリティー枠)をカンパしてくれるというのです!!!
毎年赤ランからは1~2名程、東京マラソンに出場していますが、年々当選の倍率は上がっていました。
何度か「チームで最低1名はレースに送り出せるようカンパ企画をしよう!」と、持ち上がっていたのですが、まさか自分のために実現してくれるとは思ってもいませんでした。
ホントいいチームだなぁ。(しみじみ)
そんなみんなの熱い想い(と大金)が詰まった東京マラソン出場。
そして、初めて妻と娘が応援に来てくれる記念すべきレースでした。
そのプレッシャーは大変なものでしたが(笑)、必ずや目標を達成すべく着々と準備をはじめました。
■まずは自分の弱点を知ることから
以下は、サブ3.5ランナーの走力の目安だそうです。
1500m:5分56秒
3000m:12分40秒
5000m:21分50秒
10km:45分16秒
ハーフマラソン:1時間40分20秒
うーん。どれも余裕で達成できている。。。
つまり僕の場合、ハーフ以降に圧倒的な課題があるということでした。
実際に今までのフルマラソンのレースは、前半速いペースで突っ込んでいって、後半失速するという展開ばかりでした。
それを毎回繰り返しており、明らかに持久力が足りていません。
【自己分析】
・42kmをイーブンペースで走れたことがない
・フルの後半は大体、脚が上がらない
・心肺は余裕だけどスタミナがもたない
・月間走行距離は100kmくらい
【自己診断結果】
スピード→ある
心肺機能→ある
スタミナ→少し不安?
筋持久力→全然ない!
ということで課題は「スタミナと筋持久力」!!ということが分かりました。
■弱点強化の為のトレーニング
スタミナと筋持久力をつけるためには
①平日に8-12kmのペース走
②週末に20-30kmの長距離走
③月間走行距離200km以上
だとどこかのウェブ記事で書いてあったため、素直にそのまま鵜呑みにしてやることにしました!
【実施メニュー】
①4’30”/km×10kmを平日3日間
②4’50”/km×20kmを週末
③これを1ヶ月続けると200km超える
ただ、なんといってもハードルが高いのが①の平日10km。
先述の通り、娘が誕生したばかりということもあり、なかなか朝も夜も安定した練習時間を確保できない状態でした。
ちょっとトリッキーなのですが、真昼間に練習することにしました。
会社の昼休みにジムに行き着替え、10km(45分)だけ走ってオフィスに戻る。
この時間を週3回捻出して、あとは週末に20km走(2時間弱)をしました。
最初は会社を抜けてランニングをすることに抵抗がありましたが、これが僕にはかなり調子が良かった!
仕事にもメリハリがつけられるし、走っている間考え事も出来、大当たりでした。
そんなこんなで上記メニューを予定通り完遂し、さらには東京マラソンの2週間前に開催された、青梅マラソン(30km)へ出走。
予定通り4’50”ペースで走り切り、圧倒的自信を得て、3月3日のレース当日を迎えたのでした。
■東京マラソン当日
当日は最高気温10度、最低気温4度と、暑いのが苦手な自分向きの気温でした。しかしスタートから結構強めの雨が降っており、体感はそれ以上に寒く感じました。
通常であればレースの直前は軽く走って刺激を入れるものですが、ギリギリまで庁舎の屋根の下で粘って直前にスタート地点に向かい、結局十分なアップはできませんでした。
過去いろいろなレースに出ましたが、東京マラソンのスタート前は、独特なテンションというか、会場の一体感を感じました。
コースに入った瞬間に、まだスタートすらしていないのになぜか泣きそうになり、ここでふと、「結果はもちろん大事だけど、せっかく家族や仲間が作ってくれた機会だし思いっきり楽しもう」と思いました。
(※ここからは思い出しながらなので箇条書きになります。)
いよいよスタート。
スタート地点の紙吹雪は圧巻。
ここで一気にテンションが上がったものの、あくまでペースは抑え気味。身体が温まるまではキロ5分ペースで無理をしないと何度も自分を律する。
新宿西口を超えて曙橋方面に向かう途中で沿道に赤ランのショウトを発見。ハイタッチで駆け抜けながら、雨の中の応援に感謝。
東京マラソンのコースは楽しいなぁ。道路の真ん中を走りながら眺める景色はこんな感じなのか。水天宮や浅草など東京の景観を存分に楽しみながら無理なく前半戦を進める。
16km過ぎ、初のトラブル。
gyakusouの腰ポケットに入れていたスマホが落下。15mほど戻って回収できたものの、ヒビ割れを確認。ちょっとテンション下がりながらもどうしようとないので走り続ける。
18km過ぎたあたり森下付近。
赤ランメンバー応援ゾーンに突入。残念ながら沿道側を走れず、遠目にお互い叫び合いながら通過。雨強まってきてるのにありがとう。。
ここでやっとテンション回復。
20km付近、トラブルその2。
gyakusouのパンツが緩くて落ちてくる。手袋をしていたためうまく紐を結べず、悩んだ挙句、着ていたカッパのスソを短パンにイン。なんとか落ちなくなったものの、ものすごい格好で走っていたのは私です。
24km付近。
ワイヤレスイヤホンの充電が無事終了。役目を終えたイヤホンはスマホと同じ腰ポケットへ。
28km地点。
日本橋の高島屋の通りに入ったところで、「うわ俺いま東京マラソン走ってる!!」ということを再度意識してまた泣きそうになる。NIKEのペーサーの方々がこの辺で応援してくれてさらに元気が出た。
赤ランのホームである30km地点の日比谷。
この30km付近が一番辛くなるかなーと思っていたけど、そこは練習の成果&ペース配分効果。意外と余裕を持って走り抜ける。
32km地点、御成門。
ここで赤ラン応援隊第2弾。やっさんの大声とBEAMS関くんのアフロはやっぱ目立つなぁ。役目を終えていたイヤフォンと手袋はやっさんに手渡す。
34km三田。
AFEの応援隊がやっぱ目立ってた。荒川さん声かけてくれてありがとう。この辺で妻と娘がいるはず!とキョロキョロしながら走り抜けたけど見つけられず。。Runtripのあっきーは黒くて目立ってた。応援ありがとう。
品川で折り返して、38km地点、再度三田。
また妻と子を見つけられず。痛恨の極み。
40km再度御成門。
ここでやっと赤ラン応援隊みんなとハイタッチ成功。最後のエネルギーチャージ。
そして42km丸の内仲通り。
石畳って走りにくいなーと思いながらも最後の直線を楽しむ。最後すげー飛ばしてる女性がいたので、負けるわけにはいかんと張り合ってゴール。
結果。。
3時間23分52秒!
序盤から終盤までイーブンペースで余裕を持ったレース展開ができ、無事サブ3.5を達成することができました(涙)
こんなに終始楽しく走れたマラソンは初めてでした。
それもずっと雨に打たれていたのに!
来年も10万払ってでも出たいなーと思いましたが、この楽しさを一人でも多くの人に味わってもらいたいので、来年はチームメンバーのためにカンパしたいと思います。来年は誰かな??
くそ寒い雨の中応援していただいたみなさんと家族(結局会えず、レース後に合流…)には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!
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