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今夏リリース予定の次なる”厚底”。「NIKE ZOOMX VAPORFLY NEXT%(ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%)」、ロンドンでのローンチイベントに潜入。

2019.04.27
Fumihito Kouzu

数々の記録を打ち立て、また着用したランナーを表彰台へと導いてきた「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」。最大85%のエネルギーリターンを実現する、ナイキ ズームX(ズーム エックス)フォームと、カーボンファイバープレートで構成された“厚底”は、それまでの常識を覆す革新的なものだった。

2018年にはアッパーにフライニットを採用し、軽量性とフィット感を高めた「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット」が登場。トップランナーが集結するマラソン大会では、上位集団を形成するランナーのほとんどがナイキの厚底シューズを履いているという光景も、よく目にするようになった。

まさにランニングシーンを一変させた「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」。その後継モデルとして、ロンドンで4月24日に発表されたのが「NIKE ZOOMX VAPORFLY NEXT%(ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%)」。世界各国のメディアを集めたローンチイベントが、ロンドンのナイキタウン内で行われた。

世界各国のメディアが「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」のローンチイベントに参加した。

4%のランニングエコノミーの改善に成功した「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」から、さらなる進化を目指し、トップアスリートとともに数多くのテストを繰り返し、ディテールを作り込んでいったという。

大きな変更点の1つがオフセットの変更。「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」は、前足部と踵部の高低差が11mmだったが、「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」では8mmに。これは前足部のナイキ ズームX(ズームエックス)フォームの量を増やして、より多くのエネルギーリターンを増やそうとした結果。前足部は4mm、踵部は1mm厚くなり、全体で約15%、フォーム量が増えているという。さらに厚底なシューズになったというわけだ。厚くなったらバランスが崩れるのではという心配は無用。前足部は幅が広がり、安定性が高められている。

アッパーは、ヴェイパーウィーブと名付けられた新素材に一新された。ランニング中に足にかく汗や、トレーニング中やレース中に降る雨。ランニングシューズにとって水分は天敵だ。いかに軽い素材でも、水分を含めば当然その分だけ重くなり、快適性が損なわれることがある。レース中、常に軽くあり続けることをコンセプトに開発されたヴェイパーウィーブは、ナイロンをベースにTPUプリントで補強した、まったく新しい素材で、水分の吸収が極めて少なく、雨天に強い。そして、雨に強い素材でありながら、通気性はフライニットアッパーと同等で、汗をかいてもシューズ内の環境は快適性が保たれるという。「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」は、ゴールテープを切るまで一貫して軽いシューズなのだ。

アウトソールもアップデートされている。天候や、アファルトの質を問わず、さまざまな路面状況に対応できるよう、溝が深くなった。アッパーとアウトソールの進化により、悪天候のレースへの対応力が高くなり、あらゆるレースで“速い”シューズになったと言えるだろう。

また、踵周辺の快適性も高まった。フォームを必要な部分にだけ入れて心地よいフィット感を実現しながら、踵を確実にホールドしてくれる。この形状の微調整にもテストが繰り返されたそうだ。

発表会場であるナイキタウンには、トレッドミルが用意されており「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」と「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット」を試すことができた。

発表会では、短い時間ではあったが、「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」を実際に着用してトレッドミルを走る機会も得た。履いてみてすぐに分かるのはオフセットの変化の部分。足入れをして立ったときからフラットに近い印象だった。トレッドミルを走って感じたのは、安定性の高さ。ミッドソールの厚みは増したものの、前足部の幅が広がったからか、安心感があった。

トップランナーたちが少しでも自身の掲げた目標に近づけるよう開発された「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」。ロンドンのナイキタウンやアメリカで数量限定での先行発売があったものの、一般販売は7月の予定。今秋からのレースシーズンで、自己ベスト更新を狙うランナーの方たちは、楽しみに待っていてほしい。

 

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