Boa(ボア)フィットシステム搭載シューズが、パフォーマンス向上を測定した最初の研究結果を発表。
ダイヤルをクルクルと操作するだけでホールド感を自在に調節、脱ぎ履きもスムーズなクロージャーシステムでお馴染みのBoa。スノーボードブーツやゴルフシューズなどが最もポピュラーだが、ランニングシューズやトレイルランニングシューズにも多く搭載されており、使用している人も多いのではないだろうか。
そんなBoaは、デンバーの本社の「Performance Fit Lab(パフォーマンスフィットラボ)」と、デンバー大学とのパートナーシップにより、そのフィットソリューションによる生体力学的影響を測定するための独立した科学的研究を行っており、その成果が公開された。
今回の研究では、「敏捷性とスピード」にフォーカス。Boaフィットシステム搭載シューズと身体のシームレスな連結が、いかにより速く、より強力な方向転換を可能にするかが検証された。31人の優秀な学生アスリートによって5つの主要動作(ジャンプ、ステップ、着地など)をテストケースとして実施され、各動作は4つの異なるアッパー構成を備えたフットウェアで、複数回実行された。
通常、シューズを変更してもアスリートのパフォーマンスにはほとんど影響は無いというが、今回のケースではBoaフィットシステムシューズを使用することで、各主要な動作においてアスリートの筋力、速度、およびパワー伝達を1.5~5%向上させることが明らかになったという。
また今後、「パワーと精度」「耐久性と健康」のカテゴリーにおいての研究も予定されているとのこと。前者の研究では、ゴルフに求められるような精度を損なうことなくパフォーマンスとパワーを提供する方法の実証、後者では、レース、ロード、トレイルランニングを中心に、Boaフィットシステムによってもたらされる運動効率の改善についての取り組みになるとのことなので、成果発表が楽しみだ。
BOA
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BOA TECHNOLOGY JAPAN
https://www.boafit.com/