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SPECIAL

ランニングシューズ初採用! Boaフィットシステム ツインダイヤル搭載 トレイルランニングシューズの機能性を南井編集長が体感レポート!

2019.11.20
Erina Takahashi
Masahiro Minai

ゴルフ、スノーボード、アウトドア、自転車競技といった、あらゆる分野において、そのイージーかつ優れたフィッティング性能で多くのユーザーを魅了してきたBoaフィットシステム。最近ではランニングカテゴリーにも参入し、ファンを増やしている。今回は、最新のBoaフィットシステムをツインダイヤル搭載したニューバランスのトレイルランニングシューズの機能性の高さを、これまで数百足のランニングシューズを履いてきたRunners Pulse編集長の南井正弘が体感し、レポートする。

Boaフィットシステムとは?

NEW BALANCE FRESH FOAM HIERRO(ヒエロ) BOA

Boaフィットシステムは、創業者であるゲイリー・ハンマースラグの「スノーボードブーツに使用していたシューレースを、より速く、よりイージーに調節できる方法へと変更する」という画期的なアイデアからスタート。2001年に、最初のパートナーブランドであるK2とVansの製品に採用され、初めて世界に紹介されることとなった。以来、Boaはさまざまな業界で多くのプレミアムブランドとパートナーシップを築いてきた。

Boaフィットシステムによる優れたフィット性能は、世界中でこれまでに何百万足ものスノーボードブーツに採用されており、ツール・ド・フランスに出場するサイクリストの半数以上のシューズでも、微調節可能なフィットをもたらし、毎週60時間も使われているユーティリティーブーツや、1日も休むことのない医療用装具にも使われてきた。

Boaのスタッフは同社の技術力を高めるためのアクティビティに積極的に取り組んでおり、社員自らがライダーであり、ハイカーであり、ランナーであり、ゴルファーであり、サイクリストである。このように迅速なフィードバックが製品開発及び改良に活用できる環境にあることにより、Boaフィットシステムの技術革新に終わりはないのである。

最近ではランニングカテゴリーにおいてもBoaフィットシステム採用モデルが続々と登場し、ランナーからも高い評価を得ることに成功している。それは、このフィッティングテクノロジーが、シューレースやベルクロストラップ(面ファスナー)etc.といった従来のフィット調節のための構造と比較して、よりクイックかつ確実にシューズを足にフィットさせることを可能としているからである。

Boaフィットシステムのツインダイヤルを搭載した
ニューバランス フレッシュフォーム ヒエロの実力をチェック!

ニューバランスとトレイルランニングというと、あまりイメージが結びつかないかもしれないが、かつては703や801のような名作もリリースするなど、このカテゴリーのパイオニア的な存在であった。ニューバランスは現在も厳選した品番をトレイルランニングカテゴリーに毎シーズン投入しているが、フレッシュフォーム ヒエロは、そのひとつ。このプロダクトは、超長距離のトレイルランニングで直面する多彩なサーフェスにアジャストする最適なフィット性をスピーディに提供できるように、素早く調節可能なBoaフィットシステムを甲部と踵部の二箇所に採用。最上級のクッショニングを発揮するフレッシュフォーム、グリップ性と耐久性に優れたビブラム社製アウトソールを装備することで、長時間のアウトドアアクティビティでも快適な履き心地をキープすることを目指した。

足を入れてみると、Dウィズだが前足部は決して窮屈ではなく、ブーティ構造のために足首周囲のフィット感も秀逸だ。Boaフィットシステムを二箇所に配しているが、踵をヒールカウンターに押し付け、後ろ側のダイヤルから回してフィット感の調節を行う。逆に前方からフィット感のアジャストを行うと、踵がグラついてしまうので、必ずヒール側からフィッティングすること。次に前方のフィット感調節を行うが、これまでのBoaフィットシステムをひとつだけ装備したプロダクトよりもシューズと足の一体感が増している。筆者は左足のほうが若干大きいが、ダイヤルを回すのが右足よりも少なかったのは、前方のダイヤルのみであり、足首から中足部の左右差は少なく、左足の前足部が若干広いことを証明していた。

実際に山道を走ってみると、厚手のフレッシュフォームミッドソールは着地時の衝撃を確実に吸収してくれ、脚部に優しい。特に下りでは他ブランドのトレイルランニングシューズにはないソフトな走行感で、ビギナーにもオススメだ。ビブラム社製のアウトソールは、落ち葉の上も雨でぬかるんでいた土の路面でも高いグリップ性を発揮してくれた。しばらく走っていて、下りで右足がシューズ内部で少し前方にズレる気がしたので、立ち止まって、後ろ側のダイヤルを回してフィット感を調節する。その時間わずか7秒ほど。その短い時間で、下りの走り心地が大幅に改善された。これぞBoaフィットシステムの真骨頂である。伝統的なシューレースを用いたシューズなら、この3~4倍の時間がかかるだろうし、慌てて紐を結んだせいで、短時間で紐が緩んでしまい、再び結び直すという経験をしたことのあるランナーもいるだろう。Boaフィットシステムなら、その心配は無用だ。さらに、このフレッシュフォーム ヒエロはBoaフィットシステムがダブルとなったことで、これまで以上の緻密なフィット感の調節を可能としている。個人的には同じタイプのオンロード用ランニングシューズをリリースしてほしいと思った。それほどまでにBoaフィットシステムをダブルで採用したことによるフィット性能は秀逸なのである。

「ツインダイヤル搭載のBoaフィットシステム」と、甲部2面、足首部1面の計3面からなる「トライバネル」。締め分け可能な最新の構造。

Boaフィットシステムと連動するパネル状ストラップ採用で、足とシューズの左右方向への安定感が向上、ランナーをサポートしてくれる。

ソックスのように足を包み込むブーティ構造が快適な足入れと、走行時の小石や水などの侵入をシャットアウト。

フレッシュフォームミッドソールとビブラムアウトソールが、高次元のクッション性とグリップ性を実現。

 


NEW BALANCE FRESH FOAM HIERRO BOA
価格:18,000円(税別)
素早く調節可能なBoaフィットシステムのツインダイヤル搭載、さらにグリップ性と耐久性に優れたビブラムアウトソールを備えるトレイルランニング用シューズ。

INFORMATION
ニューバランスジャパンお客様相談室 
TEL:0120-85-0997

BOA
INFORMATION
BOA TECHNOLOGY JAPAN
https://www.boafit.com/

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