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スタイリッシュに速く走りたい、すべてのランナーへ
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BLOG

Sydney Marathon2014③

2014.09.30
Miho Ikeda
池田美穂 アシックスランニングクラブ コーチ
東京マラソンやニューヨークシティマラソンなどの市民マラソンから国際レースまで、多くのレースに出場経験を持つ。アシックスストアでは、市民ランナーへのランニング指導を行っている。また最近ではタレント・モデルなどのパーソナルコーチも担当。彼らをマラソン完走へ導いている。フルマラソンベストタイム3時間2分43秒(2012名古屋ウィメンズマラソン)。著書「RUN女子入門~自分を変えるランニング」「ランニング手帳2012」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

いよいよマラソン当日。私はハーフマラソン(6:15スタート)組といっしょに早めにスタート地点へ。マラソン当日はゼッケンを見せれば公共交通機関はすべて無料です。車は交通規制がかかっているので、ほとんどの人が電車で向かっていたようです。外はまだ真っ暗でしたが、駅にはたくさんのランナーの姿があり、今日はマラソンの日なんだ!という雰囲気になってきました!DSCF0618

電車に乗ってハーバーブリッジを渡り、まだ暗いなかスタート地点へ。荷物を預けるのも、スタートエリアへ入る時間も、何時までに、という決まりはなさそうで、地元のランナーさんたちはかなりのんびりしている様子・・・。6:15にハーフマラソンがスタート!たくさんある種目のなかでもハーフマラソンの参加者が一番多いので、ハーフのランナーが走り出すと少しだけスタートエリアが空いてきました。フルマラソンのメンバーとストレッチをしていたら、小雨がぽつぽつ降り出し、まだウィンドブレーカーを脱ぎたくないなぁという感じに・・・。最後にアドバイスなどをお話し、みんなで気合を入れて、いざスタートへ!!DSCF0623

私のウェアはこんな感じ。寒いのでアームウォーマーと手袋をしています。今回は写真も撮りながらのファンランの予定なので、シューズはややソール厚めのGEL-DS TRAINER19にしました!DSCF0626

スタートギリギリまで地元ランナーはスウェットやフリースを着ていて、スタートしたらコースの横に脱ぎ捨てていました。公式には案内がありませんでしたが、どうやら脱いだウェアは回収されてチャリティに回るのでは?とのことです。NYCマラソンなどもそうなので、知っていたら持っていったのにな~と思いました。次回参加するときは持っていこうっと。

小雨の降るなかスタートのピストルの音がなり、出発~!DSCF0630

しばらくは渋滞が続き、スタートラインを超えるまでに約2分。ラインを超えてからもしばらくはやや混雑。トラックの上にMCがいて会場を盛り上げます。MCの後ろに見えているのは、これから上るハーバーブリッジ。DSCF0631

スタートしてすぐに、ランニングマガジン・クリールの編集長、樋口さんと会えました!ハーバーブリッジの上なう!ということで、ここから写真を撮るといいよ、と教えてもらい、真似して同じアングルで撮影(笑)DSCF0634

曇っているのが残念。樋口さんとちょっとおしゃべりしつつ走り続けます。樋口さんはまだたくさん撮影をするということで別れ、橋を渡ってシティへ。沿道の応援も盛り上がってきました!DSCF0638

シドニー音楽院、図書館、州議事堂やシドニー病院、セントメアリー大聖堂など、古いレンガ造りの建物が並びます。写真だと暗いのがもったいないのですが、この歴史的建造物の中を走れるのは、外国を走っている!という感じがしてとても楽しい♪このセントメアリー大聖堂はレース翌日にもちゃんと行きましたが、とても立派な教会でした!DSCF0640

州立美術館。こちらは入館料が無料だそうです。時間があれば行きたかった!DSCF0641

いったん王立植物園を端まで下り、またそこを上ってくるような感じ。細かいアップダウンが続きます。シドニーマラソンは同じ道を行っては折り返し、行っては折り返し、という感じで180度カーブがたくさんあります。そのため、上って・下ってのリピートがじわじわ脚にダメージを与えるとも言えます。。。

セントメアリー大聖堂まで戻ってきて10km通過し、ハイドパークへ。DSCF0643

ここは普段はたくさんの人が芝生でお昼寝したり本を読んだりしている市民の憩いの場という感じ。レースの翌日は晴れていてとてもきれいでしたよ。

びっくりしたのは、途中ものすごく狭くて細い仮設のような橋があり、そこを走ったこと。ここは正直すべりそうだし揺れるしで、ちょっと怖かった(汗)危なくてうまく写真が撮れていませんが、狭さは伝わるでしょうか・・・?DSCF0644

ここから徐々に郊外へと進むにつれ、細かいアップダウンは少なくなってきました。雨も上がり、少し暑く感じてきて、アームウォーマーと手袋ははずしてポケットへ。ムーアパークまではゆる~く上っている感じ。やや路面が硬いかな?とも感じました。DSCF0645

なんだかまたおしゃれな建物が見えてきた~と思ったら、何かのスタジアムだったようです。少し前に3時間45分のペースメーカーが見えてきたのもこのあたり。15kmを通過したくらいのところで、先頭が戻ってくるところとすれ違いました!招待選手の宇賀地選手(コニカミノルタ)の姿も★写真撮りましたが、失敗。。。

センテニアルパーク内は牧場のような感じで、動物がいたりとのんびり。緑がキレイ。でもちょこちょこアップダウンあり。

そしてこれが噂の!高橋尚子さんも走ったというシドニーオリンピックのコースを示すブルーライン!DSCF0647

年々ラインが薄くなってきているということですが、ちゃんと残っていましたよ。このコースを通って、Qちゃんは金メダルを獲ったのですね★あのときテレビで見ていたコースを、いま自分で走っているんだなぁ~と感動!

20kmくらいで3時間45分のペースメーカーに追いつき、しばらくいっしょに走りました。15分毎に大会のペースメーカーが二人ずついたようです。周りはほとんどみんな背の高いオージーのランナーたちで、そのなかに混じるのもまた楽しい。

しばらくしてペースメーカーのペースがちょっと自分には遅いかなと思い、結局5kmくらい便乗したら前へ。このあたりは、ちょっと景色が単調だったかな・・・28km過ぎくらいからは行きでゆるやかに上ったところを戻るので、ゆるやかに下り。応援はまばらで寂しいのですが、古い建物が続く街並みが見てて面白かったです。

30kmを過ぎ、ハイドパークに戻ってきて、再び例の橋を渡ります。サーキュラーキーという、鉄道やフェリーなどの交通の中心地に近付くにつれ、応援もいっきに増えてきました!このあたりは急な下りがあったり、ここまでペースをおさえていたこともあり、30~35kmのラップタイムが一番速かったです。あとはやっぱり、応援の効果かな?

反対側はフィニッシュへ向かう道なので、39kmくらいでしょうか?空が明るくなってきました!DSCF0649

35kmを過ぎて、まだ折り返しが見えない。と思ったら、36km過ぎて道路を下っていきます。つまり、このあとまたどこかで上るのね・・・

そして魔の37km!写真で分かるでしょうか?ここの上りはやばかった。結構歩いている人いました。。。DSCF0650

やっと上った~!で、38km通過。ここからあとはもう、フラットなはず!40kmを超えたら、やっとオペラハウスが見えてきたー!!そして、晴れてきました!DSCF0652フィニッシュエリアに入ったら、急に大観衆がお出迎え。テンション上がる~★DSCF0654目の前のランナーのところに、沿道から子供たちがやってきました。パパといっしょにゴールするんですね♪DSCF0657

このあと、すぐにフィニッシュ!フィニッシュゲートはそれほど大きくないので直前まで見えず、見えたと思ったらすぐにゴールでした。ゴールしてから振り向いて撮ったのがこんな感じ。DSCF0658初のシドニーマラソン、タフなコースだったけど見所がとにかくたくさんあって楽しかった~★特に40km以降は、それまでアップダウンが続いたのが急にフラットになった分、ものすごく短く感じました。タイムはグロスで3時間40分15秒、ネットで3時間38分04秒でした!

オペラハウスの下で完走メダル、Tシャツを受け取ります。ゴールドコースト同様に、オレンジのサービスもありました。走った後のオレンジって本当においしい!DSCF0659そのあとは預けた荷物を受け取りに行くのですが、結構遠かった・・・しかも丘の上って感じのところでした(苦笑)

JTBテントでは、すっかりお天気もよくなりピクニック気分でのんびり。お弁当を食べながら、マラソントークに花が咲きます♪周りを見ていても、地元の人たちは、パパとママが走って、おじいちゃんとおばあちゃんが孫を連れて応援に来ていたりと、家族みんなで楽しんでいるようでした。なんだかとっても素敵だった~。

ツアーのお客様とハーバーブリッジとオペラハウスをバックに記念撮影♪完走おめでとうございます!

DSCF0670

走り終わってもまだお昼。この後はホテルに戻ってシャワーを浴びてお昼寝して、夜は完走パーティーです!続く・・・★

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