NIKE「さあ、いっしょに走りだそう」ムービーの舞台裏
ナイキが公開したランをテーマにした最新フィルム「さあ、いっしょに走りだそう」。これは、地球の自転が止まったらどうなるのか? という昔からの疑問に思いをはせたもので、バスケットボールのレジェンド、コービー・ブライアントや科学者のビル・ナイ、短距離選手のゲー・マンチ(葛曼棋)、体操のシモーヌ・バイルズなどが、この疑問にユニークに応えているショートムービー。今回、そんなムービーの舞台裏に関する情報が届いたのでご紹介しよう。
エリートアスリートをはじめ、俳優、何百人ものエキストラの組み合わせにより、撮影のスケジュールは大混乱。例えば、出演した科学者のナイは、地球を実際に動かすために、平均的な人が必要な運動量の計算結果を正しく確認するため、一度だけでなく、何度か撮影に遅刻したという。また、短距離選手のマンチは並外れたスピードで走ったために、彼女を撮影するためのドローンを追い越してしまい、必要なイメージが撮影できず撮り直すこともあったそう。撮影で起こったユニークな出来事はこれだけではないので、いくつかの数字とともに紹介する。
【2】昼間の撮影でもしっかりと演じてもらえるように、5 日間トレーニングしたハムスターの数。理由はハムスターが夜行性ランナーだから。
【4】バスケットボール選手のヤニス・アデトクンポのシーンのために作った壁の数。フェンスを打ち破るシーンで、アデトクンポは練習用に1 枚、そして本番では3 枚全部を使って、念入りに撮影を行った。
【5】コービーのシーンを完璧に仕上げるため繰り返し行った撮影の回数。コービーは、引き裂いて脱ぐことができる何百もの小さな留め金のついたスーツを着用。撮影の間に留め金を全部閉じ直す作業には、二人掛かりで約6 分かかった。
【6】スタジオに用意した蝶ネクタイの数。休憩中に、即席で蝶ネクタイの締め方教室も開催。
【15】フットボール選手のエディンソン・カバーニの撮影のために、パリの通りを通行止めにした一回あたりの時間(分)。毎回15 分撮影した後に、人々が横断できるように通行止めを解除し、撮影の合間にカバーニはおよそ100 人のファンからのサインのリクエストに応えた。
【32】ナイが指につけて地球を歩くようにして見せた、手書きの3D プリントのナイキリアクトの制作に要した時間。
【6453】主人公の家の住所。(携帯電話などの)キーボードでN-I-K-Eのそれぞれの文字に相当するボタンの数字がこの番号。またこれを逆にすると、伝説のランナー、スティーブ・プリフォンテーンの1 マイルのベストタイムを1/10 秒まで表示した、3:54:6 となる。さらに、ナイキでは東京をはじめとし、ロサンゼルス、パリ、ブエノスアイレスなどの各都市で、4 月22 日にバーチャルとデジタルの世界を連動させたランイベントを行う予定ということ。お楽しみに。
「さあ、いっしょに走りだそう」
INFORMATION
NIKE カスタマーサービス
TEL: 0120.6453.77