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COLUMN

爪の重要性とランナーの爪

2018.05.15
Tomomi Tanaka

ランニング時はもちろん、普段の生活の中でもあまり意識することがない「爪」。「爪」は私たち人間にとってどの様な役割があるかご存知ですか?

体の末端には爪が存在します。当たり前に存在するので、あまり気にかけたことがないランナーの方もいるかと思いますが、爪は非常に重要な役割を果たしている大切な体の部位であり、皮膚の付属器官なのです。

 

そもそも爪とは何でできている?

爪の主成分はケラチンという繊維状のタンパク質で、皮膚は軟ケラチンから形成されていますが、爪は髪と同じ硬ケラチンからつくられています。また、ケラチンの他に炭素・酸素・水素・平均12~16%の水分・0.15~0.75%の脂質が含まれており、これらは環境や温度、年齢によって異なります。

 

爪の重要性。

手足とも指先まで骨は達しておらず、私たちは爪が存在することでモノを掴んだり、蹴り上げたり、踏ん張ったりできるのです。爪がないと、歩き方や姿勢が歪み様々な症状がでてきてしまいます。頭痛・肩こり・腰痛・膝痛・O脚など、実は「爪」が原因なことが多いのです。
つまり、爪は基本姿勢・立つ・歩く・走るという様々な動作の要として、うまく力を入れるバランスをとる役割を果たしているのです。

 

ランナーの爪。

ランナーは長時間走ることで足の爪(特に親指)が正しく生えず、深爪状態の方が多くいます。足の深爪は、手でいうと握力がなくなることと同じ状態で、踏ん張りがきかなくなってしまいます。足指の踏ん張りがきかなくなると、足関節の使い方にねじれが生じ、足が歪む原因となり、体の様々なトラブルにつながってしまうのです。

 

爪の切り方。

では、どのようにして爪をケアしていけばよいのでしょう。ここではまず正しい爪の切り方をご紹介していきます。
多くの人は爪切りの丸みに導かれるようにして、足の爪の白い部分を全て切ってしまいますが、実はそれは深爪の原因になります。正しくは足の爪を上から見て、指のお肉が見えるか見えないか位で、爪の根元と平行にまっ直ぐ切るようにします。爪切りはなるべく使用せず、爪用ヤスリで真っ直ぐ整えると爪に負担がなく、切りすぎ防止にもなります。どうしても爪切りを使用する場合は、爪切りのラウンドしている所は使用せず、両端の鋭い部分を使って整えるようにしてください。

足の爪の正しい形。

足の爪は丸く切らないように。深爪になり巻き爪の原因になります。

サイド(赤印)をきちんと伸ばし、四角に整えるように切りましょう。

上から見て指のお肉が見えるか見えないか位が正しい足の爪の形です。

※爪切りはなるべく使用をさけ、爪用ファイル(爪やすり)を使用することで、爪に負担なく整えることができます。

足の爪の正しい切り方。

爪の根元に対して平行に整えましょう。

外反母趾などで曲がった指の場合も爪の根元に対して平行に整えましょう。

指に対して平行に切らないように気をつけましょう。

最後に
まずは深爪状態を正しく生やすことが大切です。こちらについては次回の「アスリートネイルについて」のなかで詳しくご説明いたしますね。
足の爪が健康で正しく生えていることで、より踏ん張ることができ速く走ることができるので、健康でしなやかな「爪」を維持し、快適なランナー生活を送ってください。

Tomomi Tanaka
田中 知美
一般社団法人アスリートネイル協会代表理事/設立者。(株)ビューティーズ代表取締役。美容専門学校卒業後、美容師国家資格取得。NY州マニキュアリストライセンス取得。海外のネイルサロン実務から帰国後、現在はコナミスポーツクラブ内ネイルサロンにてアスリートネイルを展開。その後、現役の実業団ランナーをはじめ各スポーツ選手から爪の相談を受け、アスリートの爪のメンテナンスを開始。同時にアスリートの爪の重要性を認識し、爪、食、スポーツ医学など様々なサポートができるアスリートネイルトレーナーの普及を目的としたアスリートネイル協会を発足。自らも爪学・実技の講師を務める。
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