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SPECIAL

adidas ADIZEROシリーズがフルモデルチェンジ! 「ADIZERO BOSTON 10」と「ADIZERO JAPAN 6」を徹底レビュー!

2021.07.01
Erina Takahashi
MASAHIRO MINAI

2020年、adidas(アディダス)は高速化が著しいレースシーンに対応すべく、ADIZERO ADIOS PROをリリース。男子、女子のハーフマラソンの世界新記録がこのシューズから生まれるなど、アディダス ランニングのパフォーマンス性能の高さをワールドワイドで知らしめることに成功した。そんなアディダスが2021年7月、最新の「ADIZERO(アディゼロ)」コレクションをリリース。より一層の機能性向上を実現し、史上最強のラインアップとなっている。そんなプロダクトラインから「ADIZERO BOSTON 10(アディゼロ ボストン10)」と「ADIZERO JAPAN 6(アディゼロ ジャパン6)」を特にフィーチャーし、その走行性能を徹底検証する。

 

世界中のランナーから愛されてきた「ADIZERO」シリーズがフルモデルチェンジ。

高機能ランニングシューズの代名詞として、世界中のランナーから愛されてきたアディダスの「ADIZERO」。2008年9月28日に行われたベルリンマラソンでは、初代の「ADIZERO ADIOS」(日本国内ではADIZERO JAPANの名で展開)を履いたハイレ・ゲブレセラシエ(エチオピア)が、2時間3分59秒という当時の世界記録をマークし、同シリーズの機能的優位性を証明した。「ADIZERO」の最新コレクションは7月1日より販売開始。「より速く走りたい!」というランナーの要望に応えるべく開発されたラインアップは、先行でテストしたトップアスリートたちからポジティブなフィードバックを得ることに成功。そんな最新プロダクト群の頂点に位置するのが「ADIZERO PRIME X(アディゼロ プライム エックス)」だ。

「人類はどれだけ速く走ることができるのか?」を実証するかのように、WA(世界陸連)の規定を超えた最厚部分50mmのミッドソールを有したレーシングシューズで、自動車に例えるならばまさにF1。とにかく速く走るためのスペックを結集しており、実際に走ってみると、ゆっくりペースの走行ではその優れたパフォーマンス性能は体感できず、Km/5分00秒、Km/4分30秒、Km/4分00秒、Km/3分50秒とスピードアップするにつれ、驚愕するレベルの反発性能と推進力の高さを享受することができ、その高速域における爆発的な加速力は特筆すべきものがあった。


とにかく速く走るためのスペックを結集したADIZERO PRIME X(右)とWAの規定内のスペックで完成させたADIZERO ADIOS PRO 2。

そして、そのパフォーマンス性能を継承しつつ、WAの規定内スペックで完成させたのが「ADIZERO ADIOS PRO 2(アディゼロ アディオス プロ 2)」。前作「ADIZERO ADIOS PRO」からの軽量化を実現しつつ、アッパー、ミッドソール、アウトソールのすべてを変更してフルモデルチェンジを敢行。男女のハーフマラソン世界新記録を樹立したアスリートが着用した前作以上の推進力を実現している。実際に履いて走ってみると、独自の反発性と浮遊感の絶妙なハーモニーは唯一無二で、このシューズを履いたアスリートが、世界中のレースにおいて今後優秀な成績を収めるだろうことは想像に難くない。このように今回のラインアップにおける上位2モデルは圧倒的なパフォーマンス性能を確保していることが理解できたが、この優れた走行性能はラインアップのキーモデルとなる「ADIZERO BOSTON 10」と「ADIZERO JAPAN 6」にも受け継がれているのだ。

 

様々なシーンで活躍する
「ADIZERO BOSTON 10」の走行性能を体感!

シリーズ10代目となる「ADIZERO BOSTON 10」は、これまでとは異なり、厚底ソールユニットを有したマルチパーパスのランニングシューズへと生まれ変わった。そのボリュームあるミッドソールは2層構造となっており、上層がクッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現した低密度高反発素材であるLIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)で、優れた軽量性をキープしながら、蹴り出し時の爆発的な推進力を発揮してくれる。下層は、抜群の軽量性と耐久性、安定性を併せ持つEVA系素材のLIGHTSTRIKE EVA(ライトストライク)で、着地の安定性からスムーズな蹴り出しまで一連の動きを支える。この2層のミッドソール内部には、トレーニング用途や一般ランナー向けに硬度がアジャストされ、安定性と推進力をバランスよく発揮するグラスファイバー素材を用いた5本骨状バーのENERGY RODS(エナジーロッド)、着地から蹴り出しにおける足首まわりの安定性とスムーズなモーションに貢献するナイロン製ヒールプレートを配している。これら新たなスペックを結集することで、従来とは全く異なる走り心地となっているという。


まず足を入れると、最厚部39.8mmという規定上限(40.00mm)に迫るソールユニットの厚さにより、一般的なランニングシューズを履いたときよりも明らかに視線が高い位置にあることがわかる。立っている状態だと2層のミッドソールに適度な硬度があることから、素材の沈み込みは感じない。実際に走り始めると高いレベルの安定性があり、着地時のグラつきはほとんど皆無。厚手のミッドソールのシューズは着地安定性に不安があり、そのためにヒール部分を極端に幅広にしたシューズも多いが、「ADIZERO BOSTON 10」は、それほど踵部分をボリューミーにせずに秀逸な安定性を確保したのは注目すべき点。Km/6分ほどから徐々にペースを上げ始めると、LIGHTSTRIKE PROの反発性、弾力性を感じることができるようになる。この感覚はこれまでの「ADIZERO BOSTON」シリーズとは全く異なり、さらにKm/5分10秒前後のペースからはグラスファイバー素材を用いた5本骨状バーのENERGY RODS、ヒールに内蔵されたヒールプレートの存在も足裏に感じるようになる。この走行感は、上級機種の「ADIZERO ADIOS PRO 2」にも通じるところがあり、レースシューズに「ADIZERO ADIOS PRO 2」、トレーニングシューズに「ADIZERO BOSTON 10」を使用することで、本番での好結果が期待できる所以。アウトソールの耐久性は「ADIZERO BOSTON 10」のほうが上なので、日々の練習は「ADIZERO BOSTON 10」で行い、レース直前の練習とレース本番は「ADIZERO ADIOS PRO 2」を履くというパターンがエリートランナーにはマッチするだろう。

一方で中級レベルまでのランナーなら、これ1足でトレーニングからレースまで対応してくれるはず。それほど推進力は高いレベルにある。また、従来の「ADIZERO BOSTON」シリーズを凌駕する高いパフォーマンス性能を、1万5400円(税込)という価格で実現しているのは、ランナーにとって嬉しいニュースだ。

 

アッパーには、リサイクルポリエステルをベースにしたアディゼロシリーズ最薄最軽量のメッシュを使用。インターナルソックス構造やオーバーレイトゥキャップとの組み合わせにより、優れた軽さとフィット性を両立している。

 

やわらかくクッション性の高いヒールパッドが、かかと周りを優しく、かつしっかりと包み込んでくれる。

 

2層構造のミッドソール。上層がクッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現したLIGHTSTRIKE PROで、下層は抜群の軽量性と耐久性、安定性を併せ持つEVA系素材のLIGHTSTRIKE EVAを採用。さらに内部には、安定性と推進力をバランスよく発揮するグラスファイバー素材を用いた5本骨状バーのENERGY RODSを配している。

 

アウトソールは、自動車やレース用自転車にも採用されるContinental(コンチネンタル)ラバーを使用。雨天時を含むあらゆる天候、コンディションにおける優れたグリップ力と、スリップによるエネルギーロスの軽減に貢献する。各部位にパーツ分けされた異なるグルーヴ(溝)構造が、スムーズなモーションを保ったまま地面をしっかりと掴む。

 

ADIZERO BOSTON 10
価格:15,400円(税込)
サイズ: 25.0~29.0cm
重さ:280g(Men’s 27.0cm/片足)

 

トータルバランスに優れたプロダクト
「ADIZERO JAPAN 6」の走り心地を徹底検証!

「ADIZERO JAPAN 6」は、日本国内では「ADIZERO JAPAN」、海外では「ADIZERO ADIOS」と呼ばれる高機能モデルの第6弾。こちらのプロダクトも今回のフルモデルチェンジで、前作から大きく生まれ変わっている。ミッドソールは抜群の軽量性と耐久性、安定性を兼ね備えたEVA系素材のLIGHTSTRIKE EVAをフルレングスで使用。前足部の上部には衝撃吸収性、反発性、弾力性、軽量性etc.を高いレベルで確保した、低密度高反発マテリアルであるLIGHTSTRIKE PROを組み合わせた。

まず足を入れると、ミッドソールにLIGHTSTRIKE EVAをフルレングスで使用したことによる高い安定性、裏地を用いない1層メッシュのアッパーを使用することで、優れた軽量性とフィット性を感じることができる。実際に走り始めると、新たに前足部に配されたLIGHTSTRIKE PROが自然と足が前に進むような推進力を感じさせてくれる。前作の「ADIZERO JAPAN 5」が、衝撃吸収性と反発性を兼ね備えたブーストフォームをヒール部に配し、着地時に衝撃を吸収してそのエネルギーを反発性に変換していたのに対し、今作では前足部にLIGHTSTRIKE PROを配したことで、抜群の推進力と蹴りだし時の足離れのスムーズさを体感することができた。そのような大きな変化がある一方で、「ADIZERO BOSTON 10」の前作からの変化と比較すると、これまでの「ADIZERO JAPAN」らしさをある程度残しているので、極端な走行感覚の変化を心配するランナーにも問題なく対応してくれるだろう。このシューズで“LIGHTSTRIKE EVA”と“LIGHTSTRIKE PRO”をミックスした走行感に慣れ、その後に「ADIZERO BOSTON 10」「ADIZERO ADIOS PRO 2」をトライするのもよいだろう。アウトソールにはContinentalラバーを使用しており、雨上がりの濡れた路面でも高いグリップ性を発揮。Km/6分20秒ほどのゆっくりペースから走り始め、最終的にKm/4分05秒までペースを上げたが、いずれのペースでも走りやすかったように、適応する走行レベルが幅広い。

「ADIZERO JAPAN 6」は、日々のトレーニングからレースまでのあらゆるシーン、走ることがある程度習慣化した一般ランナーからエリートランナーまでの様々なレベルetc.にもマッチする、今回の「ADIZERO」コレクションにおいて最も汎用性の高い1足のひとつといえるだろう。

 

アッパーは、裏地を用いない1層メッシュのアッパーとインターナル&エクターナル補強パーツ、トゥキャップを組み合わせることで、優れた軽量性とフィット性を両立。長時間の走行でも快適性を失わない。

 

かかと周りには、やわらかくクッション性の高いヒールパッドを配し、足を優しく、かつしっかりと包み込む。

 

ミッドソールは、抜群の軽量性と耐久性、安定性を兼ね備えたLIGHTSTRIKE EVAをフルレングスで使用しつつ、前足部の上部に衝撃吸収性、反発性、弾力性、軽量性etc.を高いレベルで確保したLIGHTSTRIKE PROを配した2層構造。中足部には安定性、ねじれ耐性、屈曲性に優れたTORSION RODS(トルションロッド)を採用し、レースやトレーニング、中距離、長距離などあらゆるシーンで安定性と推進力をバランスよく発揮してくれる。

 

アウトソールは、Continentalラバーを使用。雨の日、晴れの日問わずあらゆる天候、路面状況でも優れたグリップ力を発揮してくれる。このマテリアルは耐久性にも優れているので、日々のトレーニングの走行距離が長いランナーにとっては有り難いスペックだ。

 
ADIZERO JAPAN 6
価格:14,300円(税込)
サイズ: 25.0~29.0cm
重さ:231g(Men’s 27.0cm/片足)

 

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