シーズン毎に進化を続ける、THE NORTH FACEのBASIC RUNNING COLLECTION。
その機能性の高さにより着実にシェアを拡大しているTHE NORTH FACE＜ザ・ノース・フェイス＞のBASIC RUNNING COLLECTION。細部のディテールやスペックにこだわったプロダクトは、シーズン毎に機能性の向上に成功しており、他ブランドの追随を許さない。その優秀な機能性をロードランニング、トレイルランニングの両方に造詣が深く、2年連続で信越五岳トレイルランニングレース110kmの部において入賞した高木聖也氏に語ってもらった。
「身に付けていることを忘れるくらいのフィット感が素晴らしかったです。」（高木聖也）
南井編集長（以下南井）：まずザ・ノース・フェイスというブランドを知ったのは何歳くらいのときでしたか？
高木聖也氏（以下高木）：あの特徴的なマークというかブランドロゴを認知したのは小学生のときで間違いありません。それが家族で登山した際だったのか、近所のスポーツショップで見たのかは覚えていないのですが…。
南井：最初に手に入れたザ・ノース・フェイスのアイテムは何でしたか？
高木：最初にザ・ノース・フェイスを着たのは、小学生のときに買ってもらったTシャツですね。けれど、それはあくまで普段着として着ていたので、他のアイテムと比べて機能性が高いというようなことは感じませんでした。初めて自分のお金で購入したザ・ノース・フェイスのアイテムは、大学生のときに買ったマウンテンパーカです。自分は駅伝部に所属していたので、アルバイトすることもできないので、お小遣いに余裕はなかったのですが、ウェブ通販で掘り出し物を見つけることができ、迷わず買いました。生地の表面がツルツルでなくザラザラの武骨な印象の1着で、耐久性にも優れていたので10年くらい着ることができました。
南井：それはいい買い物をしましたね。10年経過してもビクともしないあたりは、アウトドアカテゴリーで確固たるポジションを築くことに成功しているザ・ノース・フェイスらしいエピソードだと思います。ちなみにザ・ノース・フェイスのランニングカテゴリーのプロダクトを初めて試したのはいつのことですか？
高木：それはトレイルランニングに挑戦することになった去年のことで、アイテムはレインジャケット＆パンツのストライクトレイルジャケットとストライクトレイルパンツです。トレイルランニングのレースでは必携品としてレインウェアが含まれることがほとんどなのですが、このアイテムは指定された箇所にしっかりとシームテープが配されていることで、厳しいレギュレーションの大会の必携品規定でもクリアしてくれます。
南井：他ブランドのレインウェアではシームテープが適切な箇所に貼られてなくて、必携品検査をクリアできなかったという話も聞きますが、ストライクトレイルジャケットとストライクトレイルパンツなら、その心配は無し。しかも115g（ストライクトレイルジャケット Lサイズ）という軽量性を実現しているのが凄い。
高木：軽さもそうですが、トレイルランニングの際にはコンパクトに畳めることが本当に嬉しい点です。
南井：自分はストライクトレイルジャケットを2着持っていて、トレイルだけでなく雨の日のロードランニングでも活用しています。一般的なウインドブレーカーで雨の日に走ると、最初こそ問題ないものの、走り終わるころにはウェアの内部に水が浸みてきて身体が濡れて冷えてしまいますが、このジャケットなら、走り終わるまで快適さを保ってくれます。このレインウェアを実際に使ってみて、ザ・ノース・フェイスというブランドはアウトドアアクティビティだけでなく、ランニングにおいても優れた機能性を有しているブランドであることが理解できましたか？
高木：そうですね。これはトレイルランニングに限定した話になってしまいますが、ザ・ノース・フェイスはトレイルランナーが要求する機能をしっかりと具現化していると思います。先ほどのレインウェアで例を挙げると、軽いだけでも、防水性に優れているだけでも、コンパクトに畳めるだけでもダメで、「それをすべて実現することはモノづくりとして大変だろうなぁ」と思います。レインウェア以外ではバックパックのTR6も愛用していて、トレイルランニングの大会に参加する際は毎回使っています。38km～110Kmのレース、これまでのショートからロングまですべてのレースに対応してくれ、その優れた機能性を体感しています。
南井：下り坂において激しい上下動で走っても揺れたりしませんか？
高木：TR6は身体とのフィット感が高いので、揺れに関しては全く気になりません。自分はロード出身なので、モノを手に持ったり、背負ったりするということはありませんでしたが、トレイルではそれが必須になります。そのために必要なモノをストレスなく運ぶことができ、背負っていることを気にしないということがとても重要になります。身に付けていることを忘れるくらいのフィット感が素晴らしいです。
南井：なるほど、トレイルランニングにおいてもザ・ノース・フェイスの機能性の高さを体感していますね。ザ・ノース・フェイスは、最近ではロードランニングにおいても魅力的なラインアップを展開していて、自分がその優秀性を最初に体感したのがランニングショーツです。同ブランドのショーツは、ウエスト周囲に配された収納力抜群のポケットが大きな特徴で、ロード、トレイル問わず日本のランナーから高い評価を得ています。ウエスト周りにポケットを配するアイディアは1990年代初期にアメリカのガレージブランドが発案し、現在ではいろいろなブランドが同様のデザインを採用しています。しかしながら、「収容物の飛び出しを防止しようとしてウエストの締め付けがきつすぎる」「収容物の出し入れはスムーズだが、上下動が大きいフォームのためにスマートフォンが落下してしまった」という話を聞くことが珍しくないように、ただディテールを採用しただけでは、本当の意味でランナーが満足できるショーツは完成しないのです。その点、ザ・ノース・フェイスの同タイプのショーツは、シーズンを経るごとに細かな改良がプラスされ、年々完成度が高まっていきました。両サイドにポケットが付いているのもレース前後に便利です。
高木：ウエストにポケットを付けるというアイディアは画期的だと思います。このエンデュリス レーシングショーツは使っている素材感がいいですね。湘南国際マラソンは、このショーツを履いて走ろうと思います。
南井：ザ・ノース・フェイスのベーシックランニングコレクションに関して、なにか要望はありますか？
高木：そうですね、フットウェアに関してですが、トレイルランニングではサミット ベクティブ プロのようなトップアスリート対応モデルがありますが、ロードランニングでも箱根駅伝で選手が履けるような高機能モデルが登場するのを待っています。
南井：いままでアパレルもシューズを含めてロードランニングのコレクションを使用したことはなかったようなので、初めてトライするのは楽しみですね？ 後ほど感想をいろいろと聞かせてください。今日はありがとうございました。
高木聖也（たかきせいや）
1992年生まれ、熊本県出身。青山学院大学陸上部出身。株式会社NewEffort代表。RETO RUNNING CLUBのチームマネージャー。ランニングアドバイザーも務める。信越五岳トレイルランニングレース110kmの部 2年連続入賞。フルマラソンPBは2時間28分43秒（Beyond 2021）。
ザ・ノース・フェイスのBASIC RUNNING COLLECTIONを
実際に試してみた！
TRY ON THE NORTH FACE BASIC RUNNING COLLECTION!
信越五岳トレイルランニングレースでTR6を使用するなど、トレイルランニングにおいて、ザ・ノース・フェイスの優秀性を体感してきた高木氏だが、ロードランニング向けコレクションをトライするのは今回が初めて。実際に着用して走ってもらい、その感想を聞いてみた。
ポリジン加工でいやな臭いもつきにくい半袖トップス。
S/S GTD ロゴクルー
「吸水速乾性が高く、快適にランニングできます。抗菌力の高い生地ということで、臭いがつきにくいところもいいですね」と高木氏が語る半袖トップス。UVケア（UPF15-30、紫外線カット率85％以上）機能、銀イオンによる抗菌防臭効果を発揮し、汗のにおいを抑制するポリジン加工を採用している。
S/S GTD Logo Crew
価格：5,280円（税込）
動きやすく走りやすい、ロードランニング向けショーツ。
エンデュリス レーシングショーツ
高木氏が「今回トライしたアイテムで一番のお気に入りです（笑）」とコメントするロードランニング向けショーツ。軽量でストレッチ性に優れたマテリアルはストライドを妨げない。「最近はスマートフォンを持って走るために腰にポケットのあるショーツを好んで利用していますが、このショーツのポケットは、これまで使用したショーツより揺れも少なくて気になりません。レースの時はジェルを入れて走ってもストレスなく走れそうです。パリッとした生地感も好きだし、速乾性もありそうです。湘南国際はこれで走ります！」と、湘南国際マラソンでの着用を宣言してくれた。
Enduris Racing Short
価格：12,100円（税込）
普段使いもいける、フルマラソン向け軽量ロードランニングシューズ。
ベロシティ フォワード
フルマラソンなどの長距離走向けに開発された、軽量なロードランニングシューズ。セミロッカー構造のボトムにより、効率的な推進力を得ることが可能で、アウトソールは軽量性と摩耗耐久性を兼ね備えたヴィブラム社のXS-TREKラバーを使用している。高木氏は「足を入れたときのフィット感が思った以上でした。個人的にジョグシューズには安定性とクッション性を求めるのですが、しっかりと両立しています。デザインがカッコよいので、普段履きできるところも良いですね」とコメント。
Velocity Forward
価格：19,910円（税込）
ドライ感が持続する、フィット感に優れた高機能キャップ。
GTDキャップ
高い通気性と吸汗速乾性を併せ持つ、レース仕様の高機能キャップ。肌面にポリエステル耐久はっ水糸を使用し、汗を多くかくシーンでもドライ感が持続する。軽量で携行しやすく、ウェアやパックのポケットに小さく収納することが可能で、高木氏は「使用された素材は伸縮性があり、フィット感がかなり高いところが気に入っています」と高評価。
GTD Cap
価格：4,290円（税込）
動きやすさと通気性を兼ね備えたランニング用ベスト。
インパルスレーシングインサレーテッドベスト
「実は初めてベストを着て走ったんですが、一番驚いたのは軽さです。全くストレスなく着ることができるし、これから少し肌寒くなったときに新しいウェアの選択ができたなと。背面には通気孔もあって、速乾性もある生地なので、ポイント練習でも着用できそうです」とのことで、早くもヘビーローテーションでの着用が決定。軽量かつ手のひらサイズで収納可能なランニング用保温ベストで、前身頃の素材に植物由来のナイロンを使用し、25g/㎡の中綿を封入することにより、優れた保温効果を発揮。後身頃にはストレッチ性の高いナイロン生地にムレを排出するレーザーホールを施し、動きやすさと通気性を兼ね備えている。
Impulse Racing Insulated Vest
価格：15,400円（税込）
他にも揃うBASIC RUNNING COLLECTION。
2023F/Wシーズンも魅力的なプロダクトが揃ったTHE NORTH FACEのBASIC RUNNING COLLECTION。今回紹介した以外のラインアップは、こちらのサイトからチェック！
https://www.goldwin.co.jp/tnf/run/
ライフスタイルとアウトドアをシームレスに横断する
アスレチックカテゴリーを提案するフラッグシップストア
それがTHE NORTH FACE Sphere
「THE NORTH FACE Sphere」は2022年7月1日、原宿にオープン。都市を自然環境と捉え、「もしその場所に建築物が樹木のように発生したのなら？」という発想からデザインされたこの店舗は、スポーツ、アスレチックを通じた一人ひとりのウェルビーイングの充足を起点に、個人の集合である社会、そして世界全体の平和や豊かでサステナブルな社会を実現するための緩やかな繋がりを生み出すための拠点になることを目指している。「THE NORTH FACE Sphere」はB1から6Fの7フロアから成るが、今回紹介したロードランニング向けギアは2FのRUNNINGフロアで展開されている。
THE NORTH FACE Sphere
所在地：〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-10-11
営業時間：11:00～19:00
定休日：水曜日
「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS. 吉祥寺」は、緑豊かな吉祥寺でスポーツを楽しむことのできるアクティビティイベントも実施！
「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS. 吉祥寺」は、ザ・ノース・フェイスとNEUTRALWORKS.＜ニュートラルワークス.＞による初の複合店として、2023年9月22日（金）にオープン。「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS. 吉祥寺」は、奥多摩の自然を身近に感じられ、緑豊かな吉祥寺の街を訪れる多くの人にとって「これからの豊かさ」と「地球環境の未来」を想像するきっかけとなる店舗を目指している。幅広い客層が訪れるなかでも、次世代を担う学生や若者、ファミリー層が多い吉祥寺の街において、郊外の自然と触れ合うきっかけを促進するためのアウトドアブランドと、身近な自然を再認識するためのアスレチックブランドを軸に展開。1店舗内に「ザ・ノース・フェイス」と「ニュートラルワークス.」が共存する複合出店は初となり、アウトドアと日常の境界線を拡張する「ザ・ノース・フェイス」と、24時間365日を豊かにする「ニュートラルワークス.」の2ブランドのシナジーによって、吉祥寺の街ならではの「アウトドア」と「アスレチック」を提案していく。オープン後は、子どもたちとともに未来や環境について考えるワークショップや、緑豊かな吉祥寺の街のなかでスポーツを楽しむことのできるアクティビティイベントなども実施予定で、早速「ULTRA RUNNING CLUB（URC）」も始動。「THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS. 吉祥寺」を起点としたクラスで、URCの中では最もビギナー向けのプログラムとなっている「FUN CLASS」も新たにスタート予定。ランニング初心者から上級者まで、幅広い層が楽しめる内容でランナーを迎えてくれる。
THE NORTH FACE/NEUTRALWORKS. 吉祥寺
住所：〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-12 三松第2ビル
営業時間：11:00～20:00
定休日：水曜日
INFORMATION
株式会社ゴールドウインカスタマーセンター
TEL：0120-307-560（9:30～17:00・土日祝日及び指定休業日を除く）
https://www.goldwin.co.jp/ap/s/s?fq=bd:GDW01&fq=tags:Basic_Run&pi3=22138
