アスリートの声から生まれたLa Sportivaの女性専用マウンテンランニングシューズ「LEVANTE」のスペシャリティとは!
2024年春に登場したLa Sportiva<スポルティバ>初のウルトラトレイル専用モデル「PRODIGIO(プロディジオ)」と時を同じくして販売が開始され、高い評価を得ることに成功した女性専用マウンテンランニングシューズ「LEVANTE(レヴァンテ)」について、La Sportiva<スポルティバ>でアンバサダーとして活躍するトレイルランナー・山内菜摘選手に、南井編集長がその機能面における優秀性を聞いた。ちなみに「LEVANTE(レヴァンテ)」は、女性アスリートたちの意見を元に、フィット感やシューレース、アッパー、ソールなど、あらゆるディテールを取り入れて誕生したモデル。新開発の“XFlow”スーパーフォームは、クッション性と反発力に優れ、吸収した衝撃を効率よく推進エネルギーに変換。着地の衝撃エネルギーから推進力を生み出してくれる。そんな「LEVANTE(レヴァンテ」のスペシャリティを、彼女の走りのストーリーを踏まえてお届けする。
日々のトレーニングには
不可欠の1足になりました!
先日行われた信越五岳トレイルランニングレースの110kmの部で、女子総合優勝に輝くなど、現在ではトレイルランニングの各大会で優秀な成績を収めている山内菜摘だが、意外なことに学生時代は陸上競技とは無縁の生活を送っていた。「小学生の頃から社会人になるまで競技としてトランポリンを続けていて、高校ではインターハイ、大学でもインカレに出場しましたが、引退をしようとしたときに、まずマラソンを走りたいと思いました。地元に『しまだ大井川マラソンinリバティ』という大会があり、それを目指して走るようになり、そのあとに友人に誘われて、トレイルランニングを始めました。今から7年ほど前のことだと思います」という。どちらかというと瞬発系の種目である競技トランポリンの世界からの転身だが、トランポリン競技とそれに伴うタバタ式トレーニングをはじめとした補強運動で鍛えられた強靭な脚部は、トレイルランニングの世界で活躍するうえで大きな武器となっているようだ。
トレイルランニングというスポーツの魅力に関して、オンロードランニングと異なり、景色が目まぐるしく変化する点を挙げるランナーは多いが、それに加えて山内菜摘は「上りと下りのどちらか一方が好きというランナーが多いのですが、私はどちらも好きで、登りでゼーハーしながら心拍数が上がる感じも好きですし、頂上でゆっくりしながらおやつを食べたり、景色を眺めたり、下りでスピードを出して、スキルを駆使することも楽しんでいます。トレイルランニングの全般が好きなんだなぁと思います。トランポリン競技に長く親しんでいたので、バランスを取りながら自分の身体を操り、上手く飛び跳ねたりできると楽しいですね。あと、先行するランナーについて行こうとすると、不思議と上手く走れているときもあり、これもトレイルランニングあるあるです(笑)」と語る。
そんな彼女がLa Sportiva<スポルティバ>と出会ったのは4年ほど前。それまで履いていたトレイルランニングシューズがプロテクション重視のゴツくて重いタイプだったのに対し、同ブランドのシューズを初めて履いたとき、「この履き心地、走り心地は自分に合っている!」と直感でわかったという。それはオンロードを走るときに履いていたレーストレーニング兼用の路面の感覚をある程度感じられるシューズに似ており、履き替えても違和感が無かったからだ。それからはLa Sportiva<スポルティバ>の軽量タイプのトレイルランニングシューズを専ら履くようになり、同ブランドの走行性能の高さに全幅の信頼を置き、同ブランドのアンバサダーとなったのである。
そして山内菜摘が現在、日々のトレーニングで愛用しているのが2024スプリングシーズンのブランニューモデルである「LEVANTE(レヴァンテ)」である。「このシューズを最初に見たとき思ったのは、ブランドのシーズンユニフォームにカラーリングがマッチしていて、デザインもスタイリッシュであるということ。実際に履いて走ったときに『これは素晴らしい!』と思ったのは、富士山の大砂走りでは、これまでは走っている途中で何度か靴を脱いで、中に入った砂をザーッといった感じで出すのが常でしたが、「LEVANTE(レヴァンテ)」で走ったときは、砂がほとんど入ってこないので、そんな作業をする必要がなかったことですね。
これは足首上部まで覆う独自のアッパーデザインが貢献してくれています。ミッドソールに新開発のXFlowスーパーフォームをボリュームたっぷりに使っていて、クッション性、反応性、安定性、保護性に優れているので、ケガの心配なくトレーニングに集中できる1足だと思います。これまで爪を痛めることもありましたが、ラスト(木型)も自分の足にフィットしているので、爪への負荷もありません。ゆりかご形状のトレイルロッカーが、着地から蹴りだしまでの自然な動きをサポートしてくれるのも嬉しいですね」と語り、「LEVANTE(レヴァンテ)」は、早くも彼女にとって無くてはならない存在となっている。
山内菜摘 Natsumi Yamauchi
La Sportiva<スポルティバ>アンバサダー。静岡県出身。シンコースポーツ(株)勤務
冬はロードレースに参戦(フルマラソンPBは2:58:01)、グリーンシーズンはトレランとスカイランニングのレースに参戦している。10月のアジア太平洋選手権(韓国)日本代表。会社員を続けながら仕事とトレイルランニングを両立し、優秀な成績を収めるトレイルランナー。今後の更なる飛躍が期待される。
主な成績
2024年
信越五岳トレイルランニングレース110K 女子総合優勝
Mt.Fuji100 KAI70 女子8位
2023年
奥武蔵ロングトレイルレース35K 優勝
上州武尊山スカイビュートレイル80 優勝
2021年
有度山トレイルレース ロング女子 優勝[HELIOS WOMAN]
2020年
IZU TRAIL journey 66k 女子15位[BUSHIDO Ⅱ WOMAN]
有度山トレイルレース ロング女子 準優勝
2019年
Folmosa trail(台湾)40k女子 準優勝
水見色トレイルレース ロング女子 優勝
富士忍野高原トレイルレース ショート女子 優勝
野辺山ウルトラマラソン 71k女子 優勝
有度山トレイルレース ロング女子 優勝
2018年
富士忍野高原トレイルレース ショート女子 優勝
黒姫トレイルランニングレース ショート女子 総合4位
2017年
京都京北トレイルレース 女子 総合2位
機能性とスタイリッシュなデザインを高次元で融合した
「LEVANTE(レヴァンテ)」のディテールをチェック!
足を締め付けることなく包み込むようにサポートするアッパー構造を採用。長時間の走行でも快適性をキープしてくれる。
木の葉型のアウトソールパターンは様々な路面で高いグリップ性を発揮。自然なスタンスと調和のとれたローリングでランニングをサポートするトレイルロッカーシステムを採用。
ミッドソールに用いた新開発のXFlowスーパーフォームは、クッション性、反応性、安定性、保護性に優れており、ケガの心配なくトレーニングに集中できる。足首上部まで覆うデザインは、砂、小石、木の枝といった異物がシューズ内部に侵入するのも防いでくれる。
LA SPORTIVA LEVANTE
サイズ:23.0㎝~28.0㎝
約210g(25cm)
¥ 25,300(税込)
男性のトレイルランナーには
「PRODIGIO(プロディジオ)」がオススメ!
PRODIGIO/¥ 25,300(税込)
「LEVANTE(レヴァンテ)」は、女性アスリートからのフィードバックを具現化したウイメンズ専用モデル。男性トレイルランナーが同様の機能性を体感したい場合は、「PRODIGIO(プロディジオ)」が最適だ。ロングディスタンス向けのスペックとして、XFlowフォームプログレッシブロッカーといったテクノロジーを結集。ウルトラトレイル専用モデルとして、トップアスリートの要望に応える1足に仕上がっている。
榎本副編集長によるプロダクトレビューは下記をチェック!
https://runnerspulse.jp/sportiva240430
INFORMATION
日本用品株式会社 スポルティバジャパン・ディビジョン
TEL 03-3841-6965
https://www.sportivajapan.com/