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スタイリッシュに速く走りたい、すべてのランナーへ
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SPECIAL

「SIDAS FITTING LAB」で究極のインソールを手に入れる。

2023.02.17

日本ではインソールの重要性はそれほど知られていないが、アメリカをはじめとした海外の一部の国では、パフォーマンス向上のために自分だけのカスタムインソールを製作することは珍しくない。20年前にSIDASでインソールを調整してもらい、その大切さを体感した南井編集長がブランド初となる直営店「SIDAS FITTING LAB(シダスフィッティングラボ)」を訪れ、究極のインソールを手に入れた。

日本のランナーが知らない
インソールの重要性とは?

日本のランナーのほとんどがシューズに付属するインソールをそのまま使用しているだろう。一昔前と比較して付属インソールの質も向上したが、すべてのランナーが市販状態のシューズでフィットするわけではない。アメリカでは足病医の地位が確立していて、様々な足のトラブルに対処し、カスタムインソールを作成してくれる。私がスポーツシューズ業界に在籍した10年間でアメリカに渡航する機会が多く、こうした情報を知っていたが、自分自身が初めてインソールのカスタムを行ったのは、2002年のこと。SIDASの工房を訪れ、当時展開していたCOMFORMABLEブランドでランニング用とサッカー用のインソールを製作してもらった。実際にそのインソールを入れて走ったり、ボールを蹴ったときのことは忘れられない。月並みな言葉だが、シューズと足が一体化したような感覚だったのだ。足裏がフィットするのはあたりまえだが、シューズ内部の正しい位置に足が置かれることによって、アッパーと足のフィットも大きく改善されたのである。ランニングでいえば、足とシューズのフィットが向上すれば、足のトラブルを減らすことができるのに加え、脚力を路面へと効率よく伝達することができるので、より快適により速く走ることができるだろう。

SIDASは1975年フランスで誕生以来、様々なスポーツや日常生活での快適さとパフォーマンス、トラブル予防を実現するプロダクトを研究開発し提供してきた。「世界中の人々を足もとから幸せにする」、これが同社の使命である。SIDASが最も効果的なインソールとして考えるのは「アーチとかかと」のサポート。足には体重を支える「3つのアーチ」があり、人間の動きの要となる。SIDASのカスタムインソールはアーチだけでなく踵もしっかりと包み込むようにサポートでき、バランスよく整え、使っていることを忘れるほどの自然なフィット感で快適さを提供。医療分野での確かなトラブル解決ソリューションと結果を求める厳しいアスリートの要求を満たす機能を持ち、各種のアワードを受賞する高い信頼性を誇っている。

 

シューズと足の最高のフィットを求め
青山のSIDAS FITTING LABを訪れた。

足の形状だけでなく、足圧も分析してインソールの調整を行う。

今回の筆者の目的は、ロンドンマラソンで世界6大マラソン完走、すなわちAbbot World Marathon Majors 6th Star Finisherとなること。それを確実にすべく、ギアは万全の状態で臨みたかったので、青山のSIDAS FITTING LABを訪れた。現状の足の悩みの有無などコンサルティングを受けたあと、足形の計測、歩行、足圧etc.を分析してもらい、インソールの製作にとりかかる。これまで何度かインソールをカスタムした経験はあるが、今回のような最新バキュームマシンは初体験だった。




着用予定のシューズとの形状の微調整を行うなど、最高のフィッティングのためには一切の妥協はない。出来上がったインソールをシューズに入れて、チェックのために外を走る。足裏がピッタリとフィットして、着地から蹴り出しまでの動きの間で力のロスがないことを体感できる。一部のインソールでは足の動きを制限してしまうものもあるが、このインソールではその心配はない。これでロンドンマラソンに向けて足元の心配は無くなったのである。

 

スタートからゴールまで
快適な履き心地を提供してくれた!

ロンドンマラソンではSIDAS FITTING LABに持参したシューズの同サイズでカラー違いを履くことにした。それは、今回選んだシューズのほうが足に馴染んでいたからだ。シューズと足、インソールと足のフィッティングは万全の状態でスタートラインに立てたことは嬉しい。天気も当初の雨予想から一転、晴れ間も見られる絶好のマラソン日和となった。ロンドンマラソンは5kmあたりに急激な下り坂が現われるが、ここでもカスタムしたインソールのおかげで、シューズ内部で足が前方にずれることなく快適に走ることができた。今回のロンドンマラソンは完走することが第一なので、写真を撮りながら4時間30分を目標に走ったが、カスタムインソールの効果もあって、それよりも速いペースでラップを刻む。ビッグベンを過ぎ、赤い制服と黒い帽子でおなじみの衛兵の交代式で有名なバッキンガム宮殿を左に見ると、セントジェームス公園のゴールはすぐそこだ。沿道のもの凄い歓声もあって、ペースアップしてゴール。最後まで脚が残っていたのは、脚力をロス無く路面に伝えてくれたSIDAS FITTING LABで製作したカスタムインソールが大きく貢献してくれたと思う。レース後も翌日も疲労感がほとんどなく、足の痛みもなかったのは本当に有難かった。これから大阪マラソンや東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソンetc.ビッグレースが続くが、シューズやフォーム、トレーニング方法を変えても故障が続くような場合は、一度インソールを見直すことをオススメする。

SIDAS FITTING LABでは、それぞれのランナーの足にピッタリなインソールを製作してくれる。足に悩みのあるランナーはぜひ訪れてほしい。



ランニング用
PRICE:26,620円~30,690円(税込)

INFORMATION
SIDAS FITTING LAB
〒107 0062東京都港区南青山2 丁目27‐7
コッコーリアルエステート南青山ビル1階
Tel.03-6447-0990
https://shop.sidas.co.jp/fitting-lab/

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