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NEWS

世界初、マイボトル持参のマラソン大会に。「第15回湘南国際マラソン」が2021年2月28日に開催。「THE NORTH FACE」が大会スペシャルスポンサーに決定。

2020.08.04


今年12月6日に開催予定だった「第15回湘南国際マラソン」は、新型コロナウイルスの影響によって時期を延期し、2021年2月28日(日)に開催することが発表された。そして、今大会のスペシャルスポンサーが「THE NORTH FACE」へと変わり、世界初の試みとしてゴミを出さない大会をめざし、大きく生まれ変わっていく。

最大のポイントは、参加者がマイボトル(もしくはマイカップ)を持参するという点。マラソン大会では当たり前の景色であるが、給水ポイント付近には使い捨てられたカップが散乱し、大量のペットボトルがゴミの山となる。まさに資源の無駄使いというわけだが、その一つの解決策として、湘南国際マラソンは自身でボトルを持って走る、という形式が採用された。

参加Tシャツもペットボトルリサイクルによる線維を使用

コース上には500ヶ所以上の給水ポイントを用意することで、自分の好きなタイミングで水分の補給が可能になるとともに密を防ぎ、この給水システムの導入で、従来使用していたペットボトルが約3万本以上削減され、紙・プラカップは50万個削減。CO2の削減効果は約6トンとなり、これは500mlのペットボトル約17万本分を削減したのと同等の効果となるという。

これこそが「THE NORTH FACE」がスペシャルスポンサーに参画した意義であり、株式会社ゴールドウインの常務執行役員の森氏は次のように話している。「THE NORTH FACEは、これまで多くのトレイルランニング大会の協賛や運営を通じて普及に努めてきましたが、ロードの大会は初めてとなります。ロードとトレイルがクロスオーバーしてきた時代にあって、トレイルの大会ではスタンダードな“ゴミを持ちかえる”ということが、ロードの大会ではまだありません。そこへ一石を投じたいと参画いたしました」と。

コース上に500ヶ所以上用意される給水ポイントには、ステンレスジャグやリターナルボトルが並び、ランナー給水後はボランティアによって除菌される

ゴミを出さない変わりにボトルやカップを携帯して走るということは、決して好タイムに結びつくわけではないことを意味するが、新しいロードの大会を提唱するにあたってランナーへの理解と協力を求めていた。

今の時代だからこそ生まれたこの新しい試みは、まだ誰も経験したことのない新たな一歩。将来をみすえた「世界初のマイボトル・マラソン」となる「第15回湘南国際マラソン」は、きっとタイムでは計れない貴重な経験ができるはずだ。

なお、大会エントリーは9月5日(土)から開始し、開催可否の判断は12月10日(木)にくだされる。中止決定の場合、参加料は返金されるということなので(返金手数料は差し引かれる)、ふるって応募してみてはいかがだろう。

INFORMATION
湘南国際マラソン事務局
TEL:0463-70-6667(平日 午前10時~午後5時30分)
https://www.shonan-kokusai.jp/15th/

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