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SPECIAL

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする。

2024.09.13
MASATAKA NAKADA(STUH), MASAHIRO MINAI
MASAHIRO MINAI, HIROHITO ISO

2024年秋、Salomon<サロモン>から、また一つ注目のランニングシューズが登場する。舗装路(ロード)と未舗装路(オフロード)を自由に、それも高いレベルで走破できることをコンセプトに登場するグラベルモデル「DRX DEFY GRVL(DRX ディファイグラベル)」がそれだ。果たしてその履き心地は実際のところどうなのか。南井編集長が早速インプレッションする。

舗装路から非舗装路まで、あらゆる路面を走るために!

お気に入りのランニングコースの途中で、「たまには公園のなかを走ってみるか?」と思ったり、旅先で「この河川敷はどこまで走れるのだろうか?」と思い、ふと走り始めてしまったということは、ランナーなら珍しくない。「THE RUN DOESN’T STOP WHEN THE ASPHALT DISAPPEARS.(ランニングはアスファルトが途切れたところで終わるわけではない)」 このシューズの開発コンセプトを上手く言い表しているが、<サロモン>のDRX DEFY GRVLは、舗装路から外れても走り続けられる軽量トレーニングシューズとして企画開発された。全周を包み込む画期的なデザインが適度なサポートをもたらし、オフロードの砂利道も恐れずに。垣根を越えて、限界を超えて、常識を超える新たなアプローチ。舗装路では効率的に、未舗装路では効果的に性能を発揮する、まさにオールロードシューズである。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

 

「走ればわかるさ!」
南井編集長のウエアリングインプレッション。

編集長・南井正弘によるウエアリングインプレッション「走ればわかるさ!」。今回は、新作グラベルモデルDRX DEFY GRVLをレビューする。

<サロモン>のDRX DEFY GRVLは、モデル名にグラベル(砂利)という言葉が入っているように、砂利道のような非舗装路にも対応するアウトソールを始めとしたスペックを有した、マルチパーパスに活躍するランニングシューズ。まず愛知の河川敷を走ったが、悪路対応自転車であるグラベルバイクのタイヤのトレッドパターンから着想されたアウトソールは、土と小石の混ざった路面でもしっかりとグリップ。こういった路面で接地面積を多くした刻みの少ないオンロード向けランニングシューズで走ると、路面を噛まずに脚力を効率よく伝達することができず、ストレスを感じるが、このシューズだとロス無くストライドを重ねることができる。また、ミッドソールのサイドにactiveCHASSIS(アクティブシャーシ)を配したことで、悪路における着地安定性とガイド効果も高いレベルにあることがわかる。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

一方で、スポーツジムのトレッドミルでも使用したが、ラグが高すぎることもないので、走りやすさはオンロードシューズと比較してもなんら遜色はない。ラグが高いトレイルランニングシューズでトレッドミルを走ったときに、変に引っかかりを感じ、転倒しそうになったこともあったが、このシューズは全く問題なかった。そして、このシューズがオールロード対応シューズであることを強く実感したのが、自分のホームコースである新宿区の戸山公園近辺を走ったとき。この公園は大久保地区と箱根山地区に分かれているが、特に箱根山の頂上付近のトレイルや土の路面を走ったときに、このシューズのアウトソールの優秀性を体感した。この日はアスファルト、土、砂利、人工大理石、コンクリートといった多岐に渡る路面を走ったが、DRX DEFY GRVLは、すべての路面で抜群のグリップ性を発揮してくれた。

そして、「あの時、このシューズがあったらなぁ…」と思い出したのは、国内外問わず、旅行に行った際に地元のランナーから「ここからそれほど離れていない場所にいいトレイルコースがありますよ!」と言われたときのこと。そんな経験が5度ほどあったが、そのときにオンロードシューズしか持ってなく、泣く泣く諦めたことがあったのだ。あのときにDRX DEFY GRVLを持っていっていたなら、迷わず野山を駆けまわっていたことだろう。そして、買いやすい価格設定なのも嬉しいところだ。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

モデル名の由来となった砂利の路面でも高いグリップ性を発揮。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

市営グラウンドのランニングトラックに敷き詰められていた小石が混じった土の路面。オンロードシューズでは滑ってしまう、こういった路面でも脚力を効率よく伝えてくれる。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

芝生もオンロードシューズが苦手とする路面だが、DRX DEFY GRVLは楽々クリア。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

アスファルトの路面を一般的なトレイルシューズで走ると、接地面積が少なく、グリップ性に不安があるのと同時に減りの早さも気になるが、このシューズのアウトソールなら問題なし。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

今年のような酷暑が続く日は、スポーツジムのトレッドミルで走ることも多くなるが、DRX DEFY GRVLのトレッドミルでの走りやすさはオンロード専用シューズに引けを取らない。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする

 

抜群の走破性へと導くDRX DEFY GRVLのディテール。

異なるサーフェスを縦横無尽に駆け抜けるには、バランスの取れた高い機能が求められる。優れた走破性を可能にする独自機能、その一部をご紹介しよう。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする
アクティブ シャーシ(Active Chassis)
身体の自然な動きを促し、後方を軽くサポートすることで最適な着地へと導き、軽快なガイダンスとバランスの取れた自然なストライドをもたらす独自機能。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする
アウトソール
グラベルバイクにヒントを得たグリップ重視のトレッドデザインを採用し、アスファルト(舗装路)から未舗装路(砂利道)まで、抜群の安定感を提供。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューする
エナジーフォーム ミッドソール
ミッドソールは、非常に軽量で反応性の高いエナジーフォームをベースに構築され、優れたクッション性と反発性を実現。

ロードからオフロードまで走破する、Salomon秋の新作グラベルモデル、DRX DEFY GRVLをレビューするDRX DEFY GRVL
価格:15,400円(税込)
重量:240g(27cm片足)

INFORMATION
サロモン コールセンター
TEL:03-6825-2134
https://salomon.jp/

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