• instagram
  • youtube
  • rss
スタイリッシュに速く走りたい、すべてのランナーへ
  • instagram
  • youtube
  • rss
SPECIAL

サロモン最高峰のオンロードレーシングシューズがアップデート。S-LAB PHANTASM CF

2022.03.08
Masataka Nakada
Masahiro Minai

2021年2月の登場から1年。SALOMON(サロモン)が、これまでアウトドアフィールドで培った技術とオンロードに最適なスペックやデザインを融合した、ブランド初のオンロードレーシングモデルであるS/LAB PHANTASM(エスラボ ファンタズム)をアップデートさせ、前作よりボリューミーなフォルムでS/LAB PHANTASM CF(エスラボ ファンタズム CF)をリリース。早速、編集長の南井正弘がその乗り心地をレビューする。
※Runners Pulse Vol.08の記事を再編集しております。

走ればわかるさ! 
S/LAB PHANTASM CFをウエアリングインプレッション。

編集長・南井正弘によるウエアリングインプレッション「走ればわかるさ!」。今回は、アップデートされたサロモン最高峰のオンロードレーシングシューズ「S/LAB PHANTASM CF」をプレビューする!

サロモン史上最高の推進力をプラス!

サロモンといえばトレイルランニングのリーディングブランドだが、最近ではロードランニングの分野でもいくつかの革新的なプロダクトを発表している。

昨年リリースされたエスラボ ファンタズムもそのひとつであるが、今シーズン、よりインパクトのあるオンロード向けモデルが発表されることとなった。それがエスラボ ファンタズムCFであり、CFとはコンポジットファイバー、すなわち複合繊維のことで、ミッドソールに複合繊維のエナジーブレードが内蔵されている。レッドのカラーリングこそエスラボ ファンタズムを継承するが、ミッドソールの厚さはかなり異なり、こちらのほうがボリューミーで、2層構造かつ硬度も柔らかい。

まず足を入れると、伸びを抑えたモノメッシュのフィットの良さが際立つ。立っている状態でミッドソールの柔らかさが感じられ、さらにソール全体がアーチ状になっており、ゆりかごのように踵からつま先への自然な動きが促進されることが理解できる。走り始めると、ミッドソールはある程度沈み込んでから跳ね返すタイプで、前述のソール形状もあって、推進力は高いレベルにある。エスラボ ファンタズムが自分の脚力メインで走るシューズとしたら、このモデルは着地から中間動作、蹴りだしまでの一連の動作がとてもスムーズで、ある程度シューズにおまかせでも走れてしまう。

今回履いたサンプルがいつも履いているサイズよりも大きいこともあって、ペースアップを抑えていたが、あまりに走り心地がいいので、最終的にペースはkm/4分20秒ほどに。ペースを上げるほどミッドソールの反発力が感じられ、さらに内蔵された複合繊維製エナジーブレードが蹴りだしまでの動きを効率的にサポートしてくれた。

そしてしばらく走ってわかったのは、このシューズで最も効率よく走るためには、アウトソールが描く弧の全長をできるだけ長く使うということ。ウルトラマラソンのような超長距離レースでも活躍する1足だ。

ミッドソールとアウトソールの間には、グラスファイバー製のプレート“エナジーブレード”を搭載。着地から蹴りだしまでの動きを効率的にサポートする。

アッパーは、強度と通気性の高いマトリックス社製のメッシュを採用。さらに、シューレースをしめることでフィット性を高めるセンシフィットも搭載。

ミッドソールには、脚に過度な負荷を掛けることなく着地の衝撃を次の一歩へのパワーに変換できる“エナジー サージ ミッドソール”を採用。この素材はEVAをベースにした特殊素材で、衝撃を吸収した際に変形しても、その復元率が速いことも特徴。

ソールユニットは、前方方向への推進力を損なわない船底のような形状“リバースキャンバープロファイル”を採用することで、踵からつま先への移行を加速させ、ロッキングチェア効果によって推進力を倍増する。

高速走行に適したヒールカップを採用。必要な箇所にメモリーフォームを配置し、快適な走行をサポートし、的確なフットホールドを実現する。

S/LAB PHANTASM CF
価格:25,300円(税込)
サイズ:22.5cm~28.5cm

INFORMATION
サロモンコールセンター
TEL:03-6631-0837
URL:https://www.salomon.com/ja-jp

RECOMMEND
CATEGORIES