オーストラリア・ビクトリア州の雄大なマウンテン・アッシュの森が、崩壊の危機に瀕している。この広大な太古の生態系は、世界で最も背の高い顕花（花を咲かせる）植物の生育地であるだけでなく、オーストラリアで最も絶滅の危機にある種のひとつ、フクロモモンガダマシの生息地にもなっている。森林は、メルボルンの集水域として不可欠であり、1ヘクタールあたりの炭素蓄積量が、世界で研究されている他のどの森よりも多く、オーストラリアで最も生物多様性の高い地域のひとつという。
＜パタゴニア・オーストラリア＞は、そんなマウンテン・アッシュの森とその希少な生態系を森林伐採から保護し、地域の代替ビジョンとして地域コミュニティが提案しているグレート・フォレスト国立公園（GFNP）の設立を実現するために協力、ビクトリア州の中央高地における原生林伐採を終焉させるために活動している。
新作フィルム「グレート・フォレストのために走る-End to an End」は、ウルトラランナーのマイアル・バックハウゼンが、オーストラリア南部のワンドンからゴールのバウバウ山まで272kmを走る旅。彼が駆け抜けるのはタングラン、ウーランジェリ、グナイクルナイ族の土地で、彼の目を通して、オーストラリア、ビクトリア中央高地の美しさを体験し、地球上のあらゆる生命のために、この地を保護しようとたゆまぬ努力を続ける個人や団体と出会っていく。
このフィルムでは、メルボルンの目の前に広がる貴重な生態系の世界を探り、その生物多様性、水、文化を保護すべき理由を伝えている。フィルムを見終わった後、きっとバックハウゼンがこの旅を通して感じた「自然の健康は人間の健康」という言葉がしっくりとくるだろう。興味のある方はぜひご覧いただきたい。
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TEL：0800-8887-447（10:00～16:00、土日祝日・年末年始は休業）
特設ページ：https://www.patagonia.jp/stories/running-to-save-the-great-forest/video-135535.html
