Patagonia（パタゴニア）のアンバサダーであり、プロトレイルランナーの石川弘樹氏は、8年前から南三陸に通い続けているが、その理由は、かつてこの地に生息していた町のシンボルバードである“イヌワシ”を呼び戻すため。そして、草地や伐採地など開けた山を狩り場としてきたイヌワシの生息環境を復活させるために、「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」を立ち上げた鈴木卓也氏や地元の林業家・佐藤太一氏らとともに、全長60kmに及ぶ火防線跡をトレイルとして整備してきた。
津波に度々襲われてきた南三陸の山で、火防線トレイルが繋がれば避難や救助ルートにもなりうる。「トレイルランナーが自然のためにできることは何か？」を常に考え続けてきた石川氏にとって、この活動は天命のようにさえ思えたという。そして2022年春、石川氏たちは全ルートの2/3の整備が終わった火防線トレイルに全国のトレイルランナーたちを招待。果たしてトレイルを走りながら彼らは何を感じたのか…。
今回、そのフィルム「共生のために走る」の完成を記念して、東北から九州まで、全国９つのランニング・コミュニティを巡るフィルムツアーを敢行。舞台となった南三陸町でのプレミア上映を皮切りに、各地域のトレイルランニング・スペシャリティ・ショップやパタゴニア直営店にて、フィルム上映とともに地域ごとの取り組みを紹介。上映会のゲストには出演者やトレイルランナーが集まり、トークセッションやグループランも開催予定となっている。各上映会の日程や予約申し込みは下記特設サイトよりご確認を。
INFORMATION
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
TEL：0800-8887-447（10:00～16:00、土日祝日・年末年始は休業）
特設ページ：https://www.patagonia.jp/stories/run-to-find-balance/video-132315.html
