On<オン>が、ブランド史上初の画期的な新技術「LightSpray™」を発表。そして「Cloudboom Strike LS」も登場。
On<オン>は、スイス・チューリッヒのOn Labsで、社内チームによって開発されたブランド史上初のアッパー製造技術“LightSpray™(ライトスプレー)”を発表。これまでのスポーツシューズの常識を覆す製造工程とパフォーマンスを可能にしたとしている。
この技術は、チームのメンバーが、グルーガンを使って蜘蛛の巣を作る動画からインスピレーションを得て開発されたもので、その製造ユニットは、一続きのフィラメントをスプレー噴射することで、あらかじめ設計した構造物を作り出すことができ、最終的に継ぎ目のないアッパーを作ることができるもの。つまり、この製法では、アッパーの製造に一工程しかかからず、時間的にも環境的にも大きく前進させる可能性を秘めている。
この技術を採用した最初のシューズが、高性能ランニングシューズ「Cloudboom Strike LS」。LSは“LightSpray”の頭文字から取られている。アッパーの重さはわずか30g、シューズ全体でも170gと超軽量で、アッパーは自動化されたロボットアームを使用することで、たった一つの工程で正確かつ高速に製造される。超軽量の立体成型のために極薄でシームレス、シューレースも不要で、インソールも中敷きもないほどミニマル。また、足にぴったりフィットしてサポートしてくれるので、走ることだけに集中できる快適な履き心地も魅力だ。
完全に自動化された工程で廃棄物を減らし、CO2排出量も<オン>の他のレーシングシューズと比較して75%削減。さらに、再生利用可能な単一素材を接着剤不要の方法で結合しているので、今後は循環型製造や循環型製品へ応用が考えられるという。
この“LightSpray”技術と「Cloudboom Strike LS」の設計やテストには、<オン>アスリートたちも深く関わり、4度の世界優勝に加えて、ボストンとニューヨークの両マラソン大会で優勝を果たすという歴史的快挙を成し遂げたヘレン・オビリ選手は、開発段階の「Cloudboom Strike LS」を履いて、ボストンのマラソン大会で2冠を果たすなど、そのパフォーマンス性も実証済み。「Cloudboom Strike LS」は、2024年秋冬シーズンに国内でも販売予定とのことなので、興味のある方は、on.com/lightsprayに登録して、最新情報を手に入れよう。
Cloudboom Strike LS
価格:44,000円 (税込)
重量:(Men’s)メンズ170g、(Women’s)158g
ドロップ:4mm
INFORMATION
オン・ジャパン
050-3196-4189
on.com/lightspray