On(オン)公式ドキュメンタリー、「栄光の冠をかぶった男 – The Man with the Halo」公開。
オリンピック3大会出場。ITUトライアスロンワールドカップ、アイアンマン大会での受賞歴多数。トライアスロン世界選手権、デュアスロン世界選手権優勝。トライアスロン界のレジェント的存在として以前から広く知られる、英国出身のアスリート、ティム・ドンが、首の骨折という大怪我を負ったのは一年前。しかし、首の骨は折れても、彼の心は決して折れなかった。
2017年5月28日、ドンは、ブラジルのフロリアノポリスで開催されたアイアンマン南アメリカ選手権で世界新記録を樹立、史上最速のアイアンマン トライアスリートに輝いた。そして同年10月、優勝候補として次に彼が向かったのは、アイアンマン世界選手権の開催地、ハワイ島コナ。しかし、彼がスタートラインに姿を見せることはなかった。
レース開催2日前、彼はサイクリング中にトラック事故に遭遇し、首を骨折する重傷を負ったのだ。
それでも、即座に復帰の決意を固めたドンは、事故から間もなくして、数ある治療法の中から、ランナーとして再びスタートラインに立つことを可能にし得るたった一つ方法、ハロー(halo)を使った牽引治療を開始する。回復の過程でドンが見せた、逆境に立ち向かう勇気と揺るぎない意志。結果がこの先どうなろうと、その事実は変わらない。
そして首の骨折から半年もしないうちに、ジムでのトレーニングを開始。4月16日、事故からたった6ヵ月で、ボストンマラソンに挑戦する。さらに、彼が目指すアイアンマンとしての復活のため、悲劇的な事故からわずか一年で驚異的な復活を遂げ、次の頂点を目指していた。
Onはエミー賞受賞監督アンドリュー・ヒントンと共に、短篇ドキュメンタリー映画「栄光の冠をかぶった男(The Man with the Halo)」を作成。ドン復活までの軌跡と彼が目指す未来を記録した。2018年5月。ティム・ドンの旅は続く。
インタビュー映像など詳しくはmanwiththehalo.comで。その姿を一緒に体験しよう。
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