箕面山で再確認！！！！
トレイルランニングは
誰もが楽しめるアクティビティ！
日本においても着実に参加人口が増加しているトレイルランニング。自然と触れあい、楽しみながら走ることができるだけでなく、走力向上に効果的なこともあって、最近ではオンロードを主戦場とするランナーもトレーニングとして野山を走ることは珍しくなくなった。そんなトレイルランニングの魅力を体感すべく、関西を代表するトレイルランニングのスポットとして知られる大阪府の箕面山を走った。
自然と触れ合い
自由に楽しく走る！
オンロードランニングの参加者が、ワールドワイドで多いのは、場所や時間を選ばず、さらには1人でもできるから。一方でトレイルランニングの場合は、野山まで出かける必要がある点が、舗装路を走る一般的なランニングとの大きな違い。そして、専用のシューズを始めとしたギアが必要で、気軽に始めるにはハードルが高い印象がある。それゆえ日本での競技人口はオンロードランニングの十分の一に満たない。しかしながら「トレイルランニングは、ある程度の体力があれば誰もが楽しめるアクティビティであり、オンロードを定期的に走っているランナーであれば、無理なく始められるので、ぜひともトライしてほしい！」と語るのは、大阪府箕面市のトレイルランニングショップunité（ユニテ）の店長である田所伸太郎さん。彼は数多くのランナーをトレイルランニングデビューへと導いてきたが、「トレイルランニングを一言で説明するなら、不整地を走るスポーツ。オンロードランニングとの違いは、上りは走らずに歩いても大丈夫なように、『こうしなければならない』といった制約は少なく、かたちに捉われることなく、自然と触れあい、その日走る距離なども途中で変更したりして、自由に楽しく走ります。トレイルランニングは、次に足を置く位置を瞬時に判断してリズムよく走るのが肝要なのですが、コレが上手くいった日は本当に気持ちがよく、一定のペースで走るオンロードランニングとの大きな違いでもあり、この感覚をぜひとも味わってほしいですね。」と、トレイルランニングの魅力を熱弁してくれた。
そして、田所さんは「トレイルランニングには様々なギアを必要とすると思われていますが、まずは専用シューズを揃えればいいと思います。トレイルランニングシューズは、オフロードで高いグリップ性を発揮するためにオンロード向けシューズと比較してアウトソールの刻みが深くなっています。この凹凸のあるソールパターンによって、地面をしっかりと掴みます。また足を包むアッパー部分も横方向や斜め方向の動きに対応すべく、補強が施されています。オンロードランニングの場合は、基本的に真っすぐ走るだけなので、こうしたアッパーの補強パーツを排除することで軽量化を図るのですが、トレイルランニング用シューズには、このようなアッパー構造が不可欠なのです。またシューズと足のフィッティングに重要な役割を持つソックスにもこだわってほしいです。先に述べたように、トレイルランニングは縦方向の動きだけではなく、横方向や斜め方向からも強い力が働くので、フィット感に優れたソックスが重要です。足が直接触れるのはソックスですし、シューズが接するのもソックスなので。あと、トレイルランニングは、行動時間がオンロードよりも長くなることが多いので水分をこまめに摂るようにしてください。但し、予算には限りがあると思いますので、専用シューズやフィット感に優れたソックスを買って、トレイルランニングをある程度楽しんでから、専用バックパックや給水用フラスクといったギアを買い足していっても遅くないと思います。それまでは持っているリュックやペットボトルでも大丈夫です。」と教えてくれた。
「舗装路ではなく不整地を走るので、まずはトレイルランニング専用のシューズを購入してください。あと、横方向や斜め方向からの強い力が加わるために、フィット感に優れたソックスも重要になってきます」とunité（ユニテ）の店長である田所伸太郎さんがアドバイスしてくれた。
アクセスのよさも
箕面山の魅力のひとつ！
ニューヨークやロンドン、上海から来たランナーから「東京はトレイルランニングできるロケーションまでのアクセスがよくて羨ましい！」と言われることが多かったように、東京という街は、他の大都市と比較するとトレイルランニングを始めやすい環境にある。東京エリアには高尾、青梅、鎌倉、葉山、飯能etc.いくつものスポットが存在するが、いずれのトレイルコースも都心から1時間から1時間30分程度でアクセス可能で、前述のようにこれは他の大都市と比較すると恵まれた環境にあるのだが、これよりもさらに恵まれているのが、関西エリアである。兵庫県の六甲山エリアもアクセスがよく人気だが、今回走った箕面エリアは繁華街の梅田駅から30分ほどで到着するのが嬉しい。
今回はユニテの田所さんのガイドのもと、地元ランナーの坂口さんとともに12kmほどのコースでトレイルランニングを楽しんだ。しっかりと整備されたコースは適度なアップダウンで、急斜面や岩場などの極端にテクニカルな箇所はなかったので、初心者ランナーでも安心して走ることができるだろう。東京エリアと違い、ハイカーを含めてトレイルを通行する人が少ないことも、走りやすかった大きな理由である。途中、眺望のよい箇所からは、大阪の街の全体を眺められ、地上300mと日本一高いビルである「あべのハルカス」も確認できた。川を右手に下るエリアでは、水辺で首筋や四肢に冷たい水をかけ、リフレッシュすると、最後は日本の滝百選にも選ばれる箕面大滝を目指す。アプローチとなる箕面滝道は舗装路だが、箕面でトレイルランニングを楽しむなら、箕面大滝まで行くことをおすすめする。田所さんによると、箕面エリアのトレイルコースは、参加者のレベルや設定距離に合わせていくつものルートを選択することができるらしいので、何度訪れても飽きないところもおすすめできる点だ。
箕面エリアの素晴らしさを教えてくれた田所さんは、「箕面山は関西のどのトレイルコースよりも交通機関でのアクセスがよく、コースのバリエーションにも富んでいるので、ビギナーから中級以上まで、あらゆるレベルのランナーに対応してくれます。」と語る。
今回一緒に走った坂口裕美子さん。「トレイルランニングの大会にはまだ出たことないですが、トレイルを時々走っています。箕面山は初心者にも走りやすいコースが多く、展望台からの眺めのいいところも気に入っています。これからトレイルランニングを始めたいランナーにピッタリだと思います。あと、駅からのアクセスがいい点も嬉しいですね。」とコメントしてくれた。
南井編集長は「トレイルを走るのは、4月末の青梅以来と久しぶりでしたが、自然のなかを走るのはやっぱり楽しいですね。大阪の街を一望にできたことも感動しました。箕面は大阪の市街地からのアクセスがいいので、今度大阪出張があれば、延泊して今回とは違うコースを走りに来たいと思います。」と、早くも箕面トレイルに魅せられていた。
今回セレクトしたシューズは、トポアスレチックのMTNレーサー2。土、落ち葉、岩etc.あらゆるタイプの路面でも高いグリップ性を発揮してくれ、アッパーのフィット感も高レベルにあるので、走り始めから最後まで快適にトレイルランニングを楽しむことができた。
天気がよければ、箕面山からは大阪の街を一望することができる。この日は日本一の高さを誇るビルである「あべのハルカス」も確認できた。
日本の滝百選にも選ばれる箕面大滝にも立ち寄り、マイナスイオンを浴びる。
今回お世話になったショップ
阪急箕面線の箕面駅に隣接するトレイルランニングショップのunité（ユニテ）は、「人と人の繋がりを大切に、『みんなの楽しめる場所』でトレイルランの楽しさを伝えていきたい」をコンセプトに、グループランを定期的に開催するなど、コミュニティを広げ、トレイルラン・ロードラン・ハイキングを楽しむためのギアや、着るだけで楽しくなるようなウェアをセレクト。国内外のトレイルランニングブランドを数多く取り揃えており、箕面山を走る際には荷物も預かってもらえ、シャワーも300円という手ごろな価格で利用できる点も嬉しい。箕面エリアでトレイルランニングを楽しむなら、必ず訪れたいショップだ。
unité（ユニテ）
〒562-0001
大阪府箕面市箕面1-1-45 箕面阪急セブン2F
https://www.unite-shop.net/
営業時間：月・木・金 12:00 ~ 19:00 土・日・祝 9:00 ~ 18:00
定休日：火曜
今回の箕面トレイルランニングで活躍したランニングギアはコレ！
南井編集長
Ciele NSBTShirt Stacked_Elemental
¥7,150（税込）
オーガニックコットンとリサイクルポリエステルの混紡素材を用いたトップス。カジュアルテイストの1着ながら、ランニング時の快適性も充分なレベルにある。夜間走行時の視認性を高めるリフレクターを使用している。
Ciele GOCap Stacked_Elemental
¥5,500（税込）
従来のランニングキャップにはないスタイリッシュなデザインと豊富なデザイン＆カラーバリエーションが高い評価を得ているCiele Athleticsのキャップコレクション。長時間の着用でも快適性を失わないのも大きな特徴で、こちらはトップスと同じデザインコンセプトを採用した。
FEETURES ELITE LIGHT CUSHION NO SHOW TAB LIMITED_2022USA
¥2,310（税込）
FEETURESのソックスは、ランナーに最も必要とされるピンポイント圧着を可能にする特許取得のソックロック技術、シームレス構造のつま先etc.こだわりのスペックを結集することで、高いフィット性を発揮。このモデルは星条旗のデザインをモチーフにしている。
TOPO MTN RACER 2
¥24,200（税込）
上級ランナーからも高い評価を得ることに成功していたMTN RACERがモデルチェンジ。ZipFoamミッドソールは、ソフトで反発力のある走りを提供し、耐久性とグリップ性に優れたVibram® Megagripアウトソールを始めとした頑丈な仕様ながら、軽快な走行性能を提供する点は継承し、アッパーの通気性etc.随所でスペックアップを敢行。前作よりも総合的に走行性能がアップしている。
坂口裕美子さん
Ciele WNSBTSHIRT ATHLETICS_Trooper
¥7,150（税込）
メンズモデルと同様にオーガニックコットンとリサイクルポリエステルの混紡素材を用いたトップスは、ランニング時の快適性を追求。女性の体型にフィットさせるべく専用のパターンを採用し、ナイトランにも対応するようにリフレクターを配している。
Ciele GOCap SC Athletics_Rosetta
¥5,500（税込）
Cieleのキャップを象徴する大胆な切り返しが印象的なキャップ。軽量で速乾性に優れたCOOLwick™素材を採用しており、オンロードランニングと比較して長時間になりがちなトレイルランニングにおいても快適性をキープしてくれる。
FEETURES ELITE LIGHT CUSHION MINI CREW_RetrogradeBlack
¥2,310（税込）
FEETURESはデザイン、丈、厚さ等々豊富なバリエーションをラインアップ。こちらはミニクルーと呼ばれる足首上まであるタイプだ。
TOPO MTN RACER 2
¥24,200（税込）
坂口さんが「前作のMTN RACERも履いていたのですが、比較するとアッパーなどが柔らかくなり、履きやすくなっていると思います。カラーリングも女性から支持を集めそうですね。」と語るように、女性向けMTN RACER 2は、機能性はもちろんのこと、そのデザインも高評価。
田所伸太郎さん
Ciele NSBTShirt Athletics_Scout
¥7,150（税込）
左胸と背中にブランドロゴをプリントした快適性に優れたトップス。Scoutとネーミングされたオリーブカラーは、トレイルランニングの際はもちろんのこと、オフシーンでも活躍すること間違いなし。
Ciele GOCap Athletics_MOSSLAND
¥4,950（税込）
大胆な切り返しの印象が強いCieleだが、こんな感じのシンプルなタイプもラインアップ。コーディネートに自然と溶け込むような存在で、あらゆるアイテムと相性がいい。
FEETURES ELITE LIGHT CUSHION MINI CREW_Retrograde Teal
¥2,310（税込）
ティールと呼ばれるグリーン系のカラーをメインに添えたミニクルーソックス。足元のアクセントにも最適な1足だ。
TOPO PURSUIT
¥23,100（税込）
テクニカルな地形のためにデザインされたクッション性に優れたトレイルランニングシューズ。踵とつま先の高低差が無いゼロドロップ構造はフラットな着地を促し、ZipFoamのミッドソールはソフトで反発力のある走りを実現。Vibram® Megagripアウトソールは、土、岩、落ち葉etc.箕面山のあらゆる路面に対応してくれた。
INFORMATION
アルコインターナショナル株式会社
06-6563-7346
https://alco-group.com/
