一般ランナーも参加可能な日本陸連公認トラックレース「THE TRACK GAMES」が今冬開催。フルマラソンのスピード強化にも。
“「THE TRACK GAMES(TTG)」から世界へ! 記録に挑戦するトラックレースを!”をコンセプトに、今冬初開催される日本陸連公認のトラックレース。
従来の陸上競技のトラックシーズンは4月~11月。また、トラックを主戦場とするアスリートは、毎年4月からのグランプリレースや日本選手権の成績によって夏の世界大会に選出される流れとなっているが、1月~3月の冬季はトレーニングであったり、海外レースに出場する選手も多く、トラックの大会はほぼ存在しない。そんな現状のスケジュールにあって、この「TTG」は、競技者の年間スケジュールを考慮したうえで、競技日程を最大限に考えたスケジュールとしている点が特徴となっている。
世界大会で日本代表に選出されるためには、日本選手権で上位入賞することやグランプリレースなどの主要大会で、より高いワールドランキングポイントを獲得することが必要であり、また、それらの主要大会には参加標準記録が存在し、まずはその突破が必要となる。
4月から始まるグランプリレースで良い結果を残しつつ、6月の日本選手権にピーキングを持ってくるのは、トップアスリートといえど難しい。そこで、WRk(ワールドランキングコンペティション)対象競技会として、「TTG」を従来大会のない時期である2月、3月に開催することにしたという。
そして、この「TTG」は、トップアスリートだけでなく、一般ランナーが参加できる組を用意することで、陸上界とランニング業界がともに盛り上がる大会としている点も魅力。トップアスリートから一般ランナー、ジュニア世代までが参加対象のため、自身が参加しながらトップレベルの走りを目の当たりにできるのだ。
種目は、小学生が800m、中学・高校・一般が1500m、3000m、5000m。「自己ベストを更新したい!」「トラックを走ってみたい!」「スピード強化のためのトレーニングの一環で出場したい」という方も気軽にエントリーすることができる。フルマラソンに挑戦する一般ランナーは、マラソンのためのトレーニングとして長い距離のトレーニングを主軸に置く人が多いが、スピード強化も必要となるため、そんな場としてもぜひ活用したいところ。
すでに高校の強豪校や大学生、実業団選手のエントリーも決まってきているということなので、記録に挑戦したいという一般ランナーの方もぜひ。エントリー方法などの詳細は下記、大会公式ホームページから。
THE TRACK GAMES
日時:2024年2月17日(土)・2024年3月31日(日)
場所:(2月大会)駒沢オリンピック公園陸上競技場/(3月大会)世田谷区立総合運動場陸上競技場
種目:(U-12)800m/(U-15・U-18・一般)1500m・3000m・5000m
エントリー費:小学・中学・高校:2,200円/一般:3,300円(ともに税込)
エントリー期限:各大会の2週間前まで
INFORMATION
THE TRACK GAMES公式
https://track.rdc-run.com