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COLUMN

ALTRA<アルトラ>の創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

2024.06.15

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

2019年のRunners Pulse第5号において、まだ日本では今ほど馴染みのなかったALTRA<アルトラ>の本社取材を、弊誌南井編集長が単独で行ったことがあるのだが、それから5年、去る6月1日~3日までの3日間にわたって、<アルトラ>創業者の一人であるブライアン・ベックステッド氏(以下ブライアン)が来日した。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

再会を楽しみながら取材を進める南井編集長とブライアン

そこで、Runners Pulse編集部としては、再び南井編集長によるインタビューを敢行し、あれから5年が経った<アルトラ>の今とこれからを聞いてみた。その模様は、今後のRunners Pulse webとRunners Pulse第11号の中で明らかにしていく予定なので楽しみにしていてほしい。それとは別に、今回の来日の中で、ブライアンと一緒にトレイルランを楽しむイベントが開催されるということで、筆者はトレイルランデビューをここでしてみることを決心して、大雨予報の中、高尾山を目指したのである。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

<アルトラ>創業者の一人、ブライアン・ベックステッド氏

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

兵庫県のハイマートベルク加古川店では<アルトラ>誕生秘話が披露された

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

トーク&ランイベントで盛上がりをみせるSTRIDE LAB 東京本店

取材当日の昼間は、2日間かけて兵庫から東京でのイベントを終えたブライアンのインタビューに帯同し、その後都内で打ち合わせを終えてから、イベント会場となるSTRIDE LAB高尾店へ向かい出発。高尾駅の南改札からすぐ、モスバーガーが入っているビルの4階に突入した。

何も考えずに勢いで来てはみたものの、エレベーターが店舗のある4階に近づくにつれ、南井編集長や編集部の先輩に「頑張れよ!」と言われたのを急に思い出して、初めてのトレイルランニングを前にいきなり緊張感が高まった。エレベーターを降りて、店舗のドアの前に立つと、中にはブライアンやショップスタッフの方、顔なじみの<アルトラ>の仲谷氏が、すでにいつでも走れる用意をして出迎えてくれた。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

はじめにSTRIDE LAB高尾店のスタッフの挨拶が終わると、次にブライアンの挨拶が始まる。昼間会ったブライアンは、街中でのイベント続きで少し疲れているようにも見えたのだが、シューズの説明や走り方の話をしている彼はイキイキとした表情をしている。なんか楽しそうだなと思うのと同時に、このブライアンのやる気に、僕は、もしついていけなかったら何が待っているのだろうと少し不安でもあった。というのも、トレイルランデビューとなるこの日のイベントは19時半スタートで、外はすでに暗かった。当然だが、全員頭にヘッドライトをつけている。しかも雨予報。トレイルデビューがいきなりナイトランということで、ますます緊張してしまう。が、イベントだし、スタッフはもちろん、みんなで走るから大丈夫だろうと気持ちを落ち着かせてスタートした。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

しかし、筆者はスタートしてすぐに自分の間違いに気づかされることになった。高尾山にいくまでのロードを走るスピードが思ったより速く、とても写真を撮るどころではない! さらに、いよいよトレイルがスタートする高尾山の入り口の石段上り、これが半端じゃなくきつい。別に走っているわけでもなく、同じ石段を同じ歩数で登っているだけなのに、他の参加者と筆者のペースが違うのはなぜだ? しかも終わりが見えない。この階段が終わってからまた走って登り、さらに下って登っていくのかと先のことばかりを考えて絶望的な気持ちになったが、ここまでスタートしてたったの5分。まるで、漫画の東京大学物語の中に出てきた妄想のようなスピードで、余計なことばかり考えるが時間は経っていないし、距離もちっとも進んでいない。トレイルラン恐るべし。必死で参加者についてくのだが、みんなのヘッドライトの明かりは小さくなっていくばかり。けれど、後ろから<アルトラ>の仲谷氏が、筆者を気遣って一緒に走ってくれているのに気づいて泣きそうだった。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

なんとか登りを終え、休憩地点にたどり着くと、ブライアンから笑顔で「ファイト!」と元気づけられ、指をさす方向を見ると高尾山からの夜景が広がっていた。「スゲー、キレイ!!」 それまで顔を上げることなく、ただ足元を見て走ってきたのだが、顔を上げれば雨は降っておらず、素晴らしい景色が広がっていた。こういうことかと思い、残りの道中は少し軽くなった気持ちで駆けおりることができた。下るときには、「せっかくのデビューをいい思い出にしてください」と、他の参加者の方やスタッフの方がサポートしてくれて、みんなの心遣いを感じながらのトレイルランデビューとなったのだった。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

それから数日が経ち、この体験をコラムにしている最中も筆者の腕は筋肉痛に悩まされている。ブライアンが走る前に、腕を細かく振って、足も細かく動かして走るように言っていたのを今頃思い出した。シューズは大事だけど、一番大切なのは走り方だと言っていた。筆者のトレイルランデビューは、多くの人に支えられながら走り切った証の筋肉痛とともに、楽しい思い出に変わっている最中であることが実感できたのだった。

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

ALTRAの創業者、ブライアン・ベックステッド氏と高尾山でトレイルランニングデビュー!

トレイルランデビューをサポートしてくれたALTRA LONE PEAK 8。フィット感やグリップが最高で、安心して走ることができた。

 

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