いつまでも快適に走り続けたいランナーのためのインソール。
それがZAMST<ザムスト>の「Footcraft CUSTOM」だ！
アメリカのランナーとともにランニングギアに関する知識では世界トップクラスに君臨する日本のランナー。しかしながら、ある分野ではアメリカのランナーの後塵を拝している。それがインソールに関する知識だ。アメリカのランナーはランニングに関連する様々なトラブルや故障に対応すべく、自分の足にあったカスタムインソールを製作することも珍しくないのに対し、日本で自分専用のインソールを持っているランナーはごくわずか。そんな日本のランナーのインソール事情に朗報が。ZAMST<ザムスト>からリリースされた「Footcraft CUSTOM（フットクラフトカスタム）」は、買いやすいプライスながら各々のランナーに合わせて成形するオーダーメイドを実現。足の形状やバランスの左右差が大きいランナーを始めとして、様々なランニングのトラブルに悩まされてきたランナーにぜひともトライしてほしいインソールである。
インソールの重要性とは？
取り外すことができるリムーバルインソールがランニングシューズの世界でも一般的になった現在、インソールの存在を意識するランナーは一昔前よりも多くなった。しかしながらシューズに付属したインソールは、快適性を保つための適度なクッション性、抗菌を謳う素材の使用、足当たりをよくするための柔軟な素材、長時間の走行でのシューズ内部の快適性を高める通気性等々、さまざまな目的を追求しているが、これらはアメリカのランナーがインソールに求めるものとかなり異なっている。アメリカのシリアスランナーは、着地時に過度な脚の倒れ込みが見られるオーバープロネーションのような足部アライメントの改善、シューズと足のフィット感のアップ、着地時の安定性の向上といったことを主目的にカスタムインソールをオーダー。複数のシューズを持っている場合は、走る前にインソールを入れ替える。彼らにとってインソールはとても重要な存在なのだ。
抜群のフィット感で
理想に導いてくれる！
「Footcraft CUSTOM」は、足の自然な動きであるウインドラスメカニズムの仕組みを用いて成形される。ウインドラスメカニズムとは、つま先が上がることによって足底腱膜が巻き上げられ、足のアーチが高くなる現象。この動きを活かすことで、蹴り出し時の推進力として発揮され、走りやすさをサポートしてくれるのだ。「Footcraft CUSTOM」の製造は、従来のオーダーメイドインソールと比較するとかなりの短時間で完成する。まず測定器に乗り、足型を計測。専用ヒーターで加熱されたインソールの上に足を乗せ、ウインドラスメカニズムの状態を再現する。フィット感をチェックし、元々入っていたインソールを参考にサイズを調整してからシューズに入れる。これらすべての工程はたったの10分ほど。このレベルの機能性に優れたインソールが、これほど短い時間で完成するのは、本当に驚くべきことだ。
制作工程
計測器に乗り、足型を計測。自分の足の特徴を知る。
片足ずつ温めたインソールの上に足を乗せ、ウィンドラスメカニズムの状態を再現する。
インソールのフィット感を確認する。
成形されたインソールをシューズに合わせてサイズを調整後、セットして完成。
「Runners Pulse」の南井編集長が「Footcraft CUSTOM」でトータル90kmラン。その機能性の高さを体感した！
以前と比べるとランニングシューズに入っているインソールの出来はよくなったが、それでも「足の形状やバランスの左右差が大きい」「着地の安定性に不安がある」「走行距離がかなり長い」「ランニングを始めたのはいいが、すぐに膝や足首が痛くなった…」というようなランナーは、別売りのインソール、特に自分の足に合わせたオーダーメイドインソールを使用したほうがいい。自分の足に合ったインソールを使用することで、「オーバープロネーションが抑制された！」「足裏のフィットが向上しただけでなく、シューズの正しい位置に足が置かれるようになったことで、足とアッパーのフィット感も改善された」「月間500kmを超えるとカラダのどこかを故障していたが、オーダーメイドインソールを使うようになってから故障することがかなり減った！」といった意見も珍しくない。
自分もこれまでいくつかのオーダーメイドインソールを使用してきて、その機能性を体感してきた。今回、自分の足型を測定して成形してもらった「Footcraft CUSTOM」をいくつかのランニングシューズに入れて走ってみると、まず感じるのが着地安定性の素晴らしさ。着地時にグラつくことがなく、スムーズに蹴りだしへのムーブメントへと連動してくれる。かといって足の動きの自由さを抑制しすぎていない点も気に入った。またアッパーのフィット感が向上したことによって、脚力を無駄なくシューズ、そして路面へと伝えてくれることによって、付属のインソールを入れたままの時よりもkmあたり15秒ほどペースが速くなったのには驚いた。オーダーメイドインソールは付属インソールよりも重くなるので、これを理由に付属のインソールを使い続けるランナーも少なくないが、「Footcraft CUSTOM」は、付属インソールよりは重いが、従来のオーダーメイドインソールと比較すると重量はそれほどでもないので、レース本番に使用することもお勧めする。最初に日課としている6kmランを皮切りにトータル90kmを走った。日本でも練習内容や体調によって複数のランニングシューズを履き替えるランナーは一般的となったが、このインソールの機能性の高さを体感すれば、その日履くシューズに「Footcraft CUSTOM」を入れることが楽しみになるかもしれない。一般ランナーはもちろんのこと、前述のような足のトラブルやランニングに対する悩みのあるランナーには、ぜひともトライしてほしいインソールである。
（Runners Pulse編集長、フリージャーナリスト 南井正弘）
Footcraft CUSTOM
価格：¥9,900（税込）
INFORMATION
日本シグマックス株式会社（ZAMST）
https://www.zamst-online.jp/footcraft/custom/
