信越五岳100マイル(短縮102㎞)
こんにちは
初開催となる信越五岳100マイルに出場してきました。台風の進路予想がドンズバだっため、前日にコースは縮小にて開催という案内がされました。正直、膝の調子も良くなかったのでまったく走っていなかったのでホッとした自分がいた。
9月16日土曜日 11時過ぎに装備チェックと受付を済ませ、スタートまでのんびりと過ごす。雨の中スタートかなぁと心配だったが、風は強いものの雨は降らずスタートの19:30を迎えた。翌朝にスタートする110㎞のランナーたちの熱い応援を受けながらのスタートはかなり盛り上がった。
スタートからしばらくは林道中心だけど、早速足にくる。。。早いよ。。。
10㎞の看板を過ぎたところで、ポケットから携帯を取り出してまずビックリ!スタートの時に動画を撮ったのが、ちゃんと終了できていなかったのか、ポケットの中で一時間半ほど撮りっぱなしで、携帯の充電は43%になっていた。見事にモバイルバッテリーも装備しておらず、お先真っ暗になった。やっぱあれですね、このデジタル社会においてモバイルバッテリーを持ってないのは致命的。
地味に続く林道ですっかり戦意喪失し、斑尾山の登りでも全然気持ちが乗らず、エイドへの下りでちょっと突っ込んだらつま先が痛くてとりあえず24㎞のバンフエイドで辞めようと思いながら走る。這う這うの体でバンフに到着し、靴を脱いで芝生に座り込みどうしようか悩む。知り合いから「辞めちゃうんですか~ぁ?」と何度も言われて、渋々次のエイドを目指すことにした。
バンフを出発し、ちょっとぬかるみもあるけど本来なら気持ちの良いトレイルを進むか戻るか立ち止まりながら何度も何度も考えては進む。誘導スタッフがいるところで、座って考える。。。「ここで辞めるならバンフに戻った方がいいですかねぇ?」と質問すると、「もう少しいくと希望湖があるので、そこには車があるのでそこがいいですよ。」と言われたのでとりあえずそこまで行くことに。さっさと辞めちゃおうと林道を歩きながら進んだ。15分~20分ほど歩いたところで誘導スタッフを発見。車もある。というところで、とりあえず座ってどうしようか考える。いざ、辞めようと思うとこれまた踏ん切りがつかないのである。誘導スタッフとお話ししていると、後からきたランナー芝生の上に倒れ込みながら「ここで辞めます!」と言った。これには背中をぐっと押された気がした。どうしようかなぁ~と散々なやんで結局次の赤池エイドを目指すことに。ホント諦めが悪い男だ。
少しだけ気持ちが前向きになったものの、つま先が痛くて下りではまともに歩けない。そしてほぼ最後尾で、前後には誰もおらず一人で森の中を歩く。寂しい~
なんとか37㎞の赤池エイドに到着し、バナナと福最中を一切れずつ食べて少しストレッチをして出発。エイドを出発してしばらくすると腹痛が。。。あ、やべぇ~
耐えられない便意にさらに戦意喪失し、茂みに飛び込んで放出。お尻に優しそうな柔らかめの葉っぱをチョイスし尻を拭く。最近の腸活で便のキレが良かったのが幸いしたのか、葉っぱでもきれいに拭き取れた。
気を取り直して袴岳へと突入。ここでは眠くてペースが上がらない。空を見ると星がみえて綺麗だったけど、心の余裕もない。山頂についたのは午前3時過ぎだったかな。袴岳を下っていると40㎞の看板を発見。次のアパリゾート妙高エイドは56㎞。関門は7時30分だ。残り16㎞を約3時間で進まなければならず、かなり厳しい状況に追い込まれている事を思い知る。山を下りたらひたすら林道。ここは絶対に歩いちゃだめだと言い聞かせながらジョグで繋ぐ。アパリゾート妙高に到着したのは7時15分頃で閉鎖ギリギリだった。さすがにもうやめようと思って芝生に寝そべっていると、知り合いがスイーパーとして準備していて「辞めちゃうんですかぁ~?」という聞き覚えのあるセリフをここでも言われ、どうにも辞めることが出来ない状況へと。
そして7時45分、関門出発制限ギリギリで出発し次の71㎞のエイドを目指すことにした。スイーパーを背負いながら関門を出発するのは2015年のUTMF以来だなぁと思いつつ前を目指す。15㎞の区間だからなんとか頑張って71㎞に到着すればギリギリゴール出来るかもと限界に近い足を引き摺りつつ林道を走る。しかし。。。
なんとか71㎞のエイドに着いたものの、なんとこの15㎞を進むのに3時間も掛かってしまった。ゴール前の残り時間は4時間半で距離は31㎞。冷静に考えて、これはもう現実的に無理。と思いつつ、一応マップを確認したが、次の89㎞のエイドまでほとんど登り区間だし、雨風が強くなっていたので、さすがに諦めた。
いままでレースを途中で辞めたことはあまりないけど、今回は色々と準備不足だったことは否めないし、何より基礎的な走力が圧倒的に足りなかったと痛感。信越五岳は林道が多く、その区間はとにかく走らないと間に合わないレースなのだ。どんなに苦しくてもどこかでスイッチが入って乗り切ってきたけど、やはりこの林道をダラダラ走るというのは難しいなぁ。肉体的にも精神的にも削られた感が半端ない。
この悔しさを次のレースにしっかり活かしたいと思いつつ、ラン仲間と高尾に戻ってきて高尾山ビアマウントでヤケ酒をあおったのでした。。。
たちした
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