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熊野古道 旅ラン DAY3

2014.03.12
Satoru Tachishita
舘下 智 FULLMARKS HOUDINI担当
1976年生まれ、富山県出身。現在は札幌から横浜へ転勤。北欧アウトドアブランドHOUDINIの営業マンとして全国各地とスウェーデンを駆け回る日々を過ごしている。「誰よりも楽しむ事」をモットーに2014年はウルトラトレイル・ドゥ・モンブラン168㎞(45時間9分)、グランレイド・レユニオン172㎞(54時間)で完走。

3/3 熊野古道の旅ランも今日が最終日、ようやく天候も回復し晴れの予報だ。最終日は中辺路(なかへち)と呼ばれ、小雲取越、大雲取越よばる山麓を越えて熊野那智大社へ続くルートである。一番標高が高いところでも870mほどなので昨日の三つに比べるとそんなにキツイという事はない。陽が差し込む素晴らしいトレイルを走る。でも体は結構限界近い~~~

DSC01411

遠くには昨日苦労した果無山脈も望めます。

DSC01412

来てよかった~と思える瞬間。最高でーーーす。スタートして15㎞、休憩ポイントでおにぎりを食べていると、なんだか鼻水がでる、おまけに目がかゆい。。。ふと、山をみるとそこに飛び込んできたのは!!黄色い煙のような花粉をまき散らす杉でした!まさかとは思ったけど、これは間違いない。なんとスギ花粉症を発症したのです。生まれてこのかた花粉症なんて自分には関係ないと思っていたのですが、まさか熊野古道でデビューすることになるとは夢にも思いませんでした。それでも症状は軽かったのでまだ良かったのですが、その後の行程は鼻血は出るわ止まらないわで散々な感じになっちゃいました。背負っていたカバンを叩くと花粉が舞うくらいの量が飛散していました。恐るべし熊野古道!花粉に苦しめられながら大雲取越を一歩一歩登っていきます。標高が低いとは言え、なかなかキツイ!でもこの古道の雰囲気はそんな辛さをちょっとだけ忘れさせてくれます。

苔__

 

止まらない鼻血に苦戦しながらなんとか熊野那智大社に到着。遠くに見える那智大滝に癒され、おみくじで大吉をひいてちょびっと元気になったのでした。ちなみに日本最大級のおみくじだそうです。笑

DSC01435 那智大滝

 

大門坂を下り、あとはゴールの勝浦港を目指して走ります。メンバーは快調にロードを走っていきますが、僕はもう限界MAX。。。でも、ゴールの海岸が見えたときにそれまでの疲れは吹っ飛びました。3/3 18時頃 3日間の行程を全員無事クリア。勝浦

 

熊野古道旅ラン DAY3 40km 9時間34分   3日合計 145km 累積標高は7000mほど

二日目の走りだしから右足にちょっと痛みを感じながらでしたが、足の置き方とか靴の中で足指を開くように意識したりと色々試しながら一番痛みが出ないよう試行錯誤しながらの2日目、3日目でした。結果、上手く痛みと折り合いをつける事ができたし、悪化させることなくゴールできました。UTMB本番でも、きっと身体のどこかに調子の悪いところが出てくるのでその時にも焦ることなく冷静に対応することが出来そうです。また、靴が濡れて水ぶくれが出来たり、靴擦れしたりといったトラブルへの対策意識が今回は低かった(甘かった)のを痛感した。そして思ったより寒い。。。北海道の寒さとは違う感覚で、突き刺すような風の冷たさにちょっとびっくりしました。

花粉症にはなってしまいましたが、楽しかったーーー美味かったーーーー!そんな大人の遠足でした。

 

たちした

 

 

 

 

 

 

 

 

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