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NEWS

意識高いランナーたちの秘密基地「ランクションポイント」知ってる?

2016.02.29

吉田香織が、1月25日のフェイスブックの記事で訪れていた、「ランクションポイント」という施設。「渋谷」「室内」「低酸素」という気になるワードに加え、過酷な状況でもいつも涼しい笑顔を崩さない吉田に滝汗をかかせるとは……気になる。ということで、潜入取材してみた。
ランクションポイントは、原宿駅と渋谷駅の間、線路沿いのとある雑居ビルにある。狭い階段を上がって3Fにある扉を開けると、小さいながらもスタイリッシュな空間。そして何やらビニールハウスのような小部屋が。どうやらこれが吉田香織も体験していた低酸素ルームらしい。
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低酸素ルームの中には、自走式のトレッドミルが3台。血圧などのチェック項目をクリアすれば誰でも使用できるのだが、これだけの規模の低酸素ルームが一般開放されている例は日本でもあまりないという。
低酸素状態でのトレーニングは、言ってみれば高地トレーニングのようなもの。一般的に心肺機能を高めるためには、インターバルなど通常よりもスピードを上げて心肺機能に負荷をかける練習が行われるが、ケガのリスクが付きものだ。しかし、低酸素ルームに入ると通常よりも空気が薄くなるので、軽くジョッグするだけでも十分な負荷がかかり心肺機能が鍛えられるという仕組み。

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※ 写真はスタッフの山賀理恵さん

 

早速トライしてみる。まずは、血圧(高血圧の方は使用できない)と血中の酸素濃度を計る。筆者の血中の酸素濃度は99%(95~99%くらいが一般的)で平地での正常値であった。その後、ストレッチで身体をほぐして、いざ入室! この日の低酸素ルームの酸素濃度は16.2%。これは標高2000mほどの酸素濃度に値する。しかし、そこまで空気が薄いという実感はない。普段と変わらず呼吸ができる。ちなみに、低酸素ルームでは標高6000mまでの酸素濃度が設定できるという。
バランスを取るのに少しコツのいる自走式のトレッドミルで、時速6kmほどの軽いジョグを1分ほど行うと、みるみるうちに血中の酸素濃度が下がり、82%にまでなった。それでも、そこまで息苦しいという感じはなかった。

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息も切れていないのに不思議な感覚だが、血中の酸素がそれだけ少なくなっているので、心肺機能には十分な負荷がかかっている。ちなみに、平地で血中酸素濃度が82%になることは、健常者ではあり得ない。また、トップアスリートが最大級にハードな練習をしても90%を切ることはないというから、この短期間で強い負荷がかかったことが想像できるだろう。さらに、実際に高地に行くと、気圧の変化によりむくみなどの変化が起きるが、低酸素ルームではそれがないのも魅力の1つだ。
30分の体験が終わり、低酸素ルームを出てひと呼吸すると、濃い酸素が身体のすみずみまで行き届く感じがした。そこで初めて「さっきは低酸素状態だったんだな」と思ったほどだったが、1~2時間後に心地よい疲労感がやってきて、その日は深い眠りにつくことができた。

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この低酸素ルームは早歩きするだけでも十分に効果が得られるため、エキスパートはもちろん、心肺機能に特化したトレーニングを短時間で効率よく行いたいというビギナーにもオススメ。さらには、低酸素状態で運動をすることにより、ミトコンドリアが増えるという研究結果も報告されており、ダイエットや美容の観点からも注目されているという。
効果のある心肺機能トレーニングをピンポイントで行いたい、忙しい現代人にとってはぴったりの施設だと言えるだろう。気になる方はぜひ足を囲んでみてはいかが?

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TEL : 03-3463-0155
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