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NEWS

スポーツによる社会イノベーション創出。イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」が稼働開始。

2022.11.16

Mizuno(ミズノ)は、研究開発力を強化し、スポーツによる社会イノベーション創出を加速させるために、イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE(ミズノエンジン)」を大阪市住之江区咲洲地区の大阪本社敷地内に創設。11月より稼働を開始する。

イノベーションセンターは、研究開発の基本となる「はかる」「つくる」「ためす」ための特殊設備を一か所に集結させた施設で、一か所に集めることで、開発のスピードアップとともに、1906年の創業以来培ってきたシューズ、アパレル、用具、それぞれの多様な知見や技術を持った研究開発者が、計測設備や試作設備を共用することで交流し、新たなアイデアをつくり出す。さらに、イノベーションセンター内のワークスペースは、研究開発部門だけでなく、全グループ社員が組織の垣根を超えて自由に意見交換や情報共有ができる空間になっており、社員の知の結合による、新価値創造を加速していく。

90mのトラックを有しており、充分な走行動作の分析が可能だ。

マーカーなしで動作解析が可能なマーカレスモーションキャプチャーシステムを備えた体育館も備える。

研究開発の展望「MIZUNO MIRAI VISION(ミズノミライビジョン)」。

「MIZUNO MIRAI VISION(ミズノミライビジョン)」は、ミズノの強みと価値、つくりたい未来を表したものであり、製品やサービスを生み出すための指針。ミズノでは、スポーツを「楽しく体を動かすこと」と定義し、「スポーツで人を幸せにする」ことを使命としている。ミズノが描く未来は、「みんなが楽しく体を動かす社会」「スポーツの力で社会課題を解決する世界」。そのために人を中心にメカニズムを理解し、目的に合わせて商品・サービスをデザインする技術を用い、「人の心技体が高まる」という価値を提供することに注力していく。

イノベーションセンターの特長。技術の融合と開発スピード強化。

イノベーションセンター内には、縫製室や接着・塗装室、3D工作室など開発品を「つくる」ための空間、環境試験室や衝撃試験室など開発品を「はかる」ための空間、体育館や陸上トラック、人工芝など開発品を「ためす」ための空間を設けており、一つの施設内で、シューズ、アパレル、用具の開発を同時に行うことが可能。野球やゴルフ、ライフスタイル品など多種多様な製品を一か所で開発することで、用具開発の技術をシューズ開発に活かすなど、技術の融合が期待できる。また、サンプルの試作や検証といった試行錯誤のサイクルをより短時間で行うことができ、研究開発スピードを向上させていく。

社員の知の結合による新価値創造。

イノベーションセンター内は、開発設備だけでなくフリーアドレスのオフィスエリアや交流スペース、会議室が併設されており、シューズ、アパレル、用具の開発に携わる研究開発部門以外の全グループ社員も自由に働くことが可能。多種多様な専門性の高い社員が集結し、組織の垣根を超え、社員同士の知見や意見の交換、アイデアの共有、発想の転換を活発に行うことができる空間を整えている。

ネーミングに込められた想い。

イノベーションセンターの名称である「MIZUNO ENGINE(ミズノエンジン)」は、原動力を象徴する“ENGINE”と、チームワークを象徴する“円陣”の2つ意味が掛け合わされている。

オープンイノベーションの推進。

ミズノは、社員の知の結合による共創だけでなく、「ミズノミライビジョン」に共感するパートナーとの共創を加速させることも目指している。2022年1月にミズノは、スタートアップ企業に投資をするファンドを運営しているスクラムベンチャーズ社と契約。イノベーションセンターでは、ミズノが今まで培ってきたノウハウや中核技術と、スタートアップ企業のノウハウや技術を融合することで、開発の芽を増やし、新たな製品やサービスを創造することにも挑戦していく。

11月8日の記者発表に参加した!

記者発表のためにトップアスリートも参加してくれた。

記者発表には、テレビ局や新聞社を始めとした多くのメディアが参加。ミズノ株式会社 代表取締役社長 水野明人氏、グローバル研究開発部 部長 佐藤夏樹氏より「MIZUNO ENGINE」を開設した意義、施設の概要の説明があり、その後はミズノトラッククラブの飯塚翔太選手、ディーン元気選手、児玉芽生選手、名古屋グランパスエイトの永井謙佑選手、内田宅哉選手、甲田英將選手が実際に計測するのを見学。ここで計測したデータをクイックに製品化へと活用できるのは、ミズノの大きな武器になると思う。あえて研究開発施設をヘッドクォーターから離れた場所に設置する例も少なくないが、「イノベーションセンター内のワークスペースは、研究開発部門だけでなく、全グループ社員が組織の垣根を超えて自由に意見交換や情報共有ができる」という同施設のコンセプトを考えれば、本社の真横という場所は最適だと思われる。(取材・文:南井正弘)

2016年リオデジャネイロオリンピック4×100mリレー銀メダリストの飯塚翔太選手。

100m日本歴代2位の11秒24を誇る児玉芽生選手。

名古屋グランパスエイトの3人は、マーカレスモーションキャプチャーシステムを備えた体育館で華麗なボールさばきを披露してくれた。

INFORMATION
ミズノお客様相談センター
TEL:0120-320-799

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