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SPECIAL

世界的なベアフットランナーが語る、LUNA SANDALS<ルナサンダル>誕生秘話!

2024.06.21

ランナー必読の書「BORN TO RUN 走るために生まれた―ウルトラランナーvs人類最強の“走る民族”」にも登場した、ベアフットサンダルのパイオニア的存在であるルナサンダルの創業者としても知られるテッド・マクドナルド氏にルナサンダルが誕生するまでのストーリーを聞いた。

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!

 

人間は長い距離を走るのに
向いている動物です。

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!歴代モデルでもマクドナルド氏の一番のお気に入りが、フットベッドに天然皮革が貼られたこの1足。

私がルナサンダルを開発しようと思ったきっかけは、長い研究の末、人間は古代よりあらゆる動物のなかで、長い距離を走り続けることに特に向いているということを結論付けたこと、世界中の温暖な地域を中心に古くからサンダルを始めとしたシンプルな構造の履物が作られ続けていることに気付いたからです。なかでも私が注目したのが、メキシコはチワワ州のタラウマラ族が履いていた伝統的なサンダルで、2006年になると実際に現地のコッパーキャニオンまで赴きました。なぜなら自分は現代のランニングシューズを履いて走ることで、様々な足のトラブルを経験しており、「もしかしたら解決のヒントがあるのでは!?」と閃いたからです。また、若い頃に南カリフォニアで生活していて、スケートボードをするときも含めて、あらゆるシーンを裸足で過ごす術を習得し、その快適さを体感していました。

 

足の自由度、軽量性、通気性、
そしてポータブルグランド。

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!

この日着用していたのはモノ ウィングドエディション。アウトドアアクティビティや日々のトレーニング、旅行、ラウンジ、キャンプなど、あらゆるシーンで活躍する最も汎用性の高いサンダルである。

コッパーキャニオンでは多くの人々と交流し、現地の人はワラーチというサンダルを履いていました。そのなかで特に仲良くなったのがマニュエル・ルナで、彼は自分のために1足のサンダルを作ってくれました。これがルナサンダルのスタートする第1歩で、ブランド名のルナは彼の名前、マニュエル・ルナから命名しました。裸足感覚のサンダルを履くことによって様々な足のトラブルから解放された自分自身の経験を踏まえて、裸足感覚サンダルの優秀性を発表すると、「自分にもサンダルを作ってほしい!」というリクエストが次々と届くようになり、2010年よりルナサンダルは事業化され、世界へと発信することがスタートしました。当初はシアトルを製造拠点としていましたが、現在は同じワシントン州のカスケードに小さな製造拠点を設けています。現在のランニングシーンでは、「あのランニングシューズのクッションがいい、このシューズは安定性に優れている! 今日履いたレーシングシューズは足が自然と前に出る感覚がある!」といったようなトークがランナー同士で交わされることが珍しくありませんが、私は議論すべきもっと大事なことがあると思います。走るときに最も重要なのは履物ではなく脚で、脚の構造自体がテクノロジーであり、そのテクノロジーをフルに活用できるのは、ランニングシューズではなくシンプルな構造のサンダルなのです。ルナサンダルが一般的なランニングシューズより優れているのは、足の自由度、軽量性、通気性、そしてポータブルグランド。つまり足にとって最もよい刺激が与えられる路面をいつでもどこでも持ち運ぶことができるという点です。

 

履けば履くほどフットベッドが沈み、
着用者の足のかたちに!

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!

今回の日本滞在では「第5回A LTRA信州聖山天空ラン」を訪問。日本のトレイルランニングシーンを視察した。

これまでトレイル用、ロード用、ソールの薄いタイプ、厚いタイプetc.様々なタイプのルナサンダルを発表してきましたが、特に気に入っているモデルがいくつかあります。今日持ってきていていますが、今は売っていないモデルです。フットベッドに馬の皮革、つまりホースハイドを使用し、レースに天然皮革を用いたタイプで、履けば履くほどフットベッドが沈み、着用者の足のかたちになります。ルナサンダルの創業初期にラインアップされていたモデルで、現在は展開されていませんが、とても気に入っていたスタイルだったので、最近自分のためだけに特別に作ってもらいました。モデル名はEQUUS(エクウス)といい、ラテン語で馬を意味します。革のレースを交換すれば、かなり長い期間履くことができるのも大きな魅力ですね。知り合いの多くもこのモデルを10年以上履いてくれていて、まだまだ履くことができるようです。もうひとつ気に入っているのがMONO(モノ)です。ルナサンダルのラインアップのなかでは最もベーシックな1 足で、最もポピュラー、そしてロングセラーです。リーバイスでいえば5 0 1 のような存在といえるでしょうか。あらゆるシーンやユーザーにマッチするスタイルになります。ちなみにMONOとはスペイン語で猿を意味し、私がかつてMONKEYと呼ばれていたことに由来します。

 

脚が強くなり、
より速く走ることができる。

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!

Venado 2.0は、軽量、ミニマル、柔軟なベーシックモデル。ルナサンダルで最もソールが薄い。

今回来日して嬉しかったことがありました。それはルナサンダルを履いて大阪の街を歩いているときのことです。突然女性から「それルナサンダルですよね?」と声を掛けられ、話している途中で自分がルナサンダルの創業者であることを白状すると、彼女はビックリしつつも嬉しそうに「私は以前からのルナサンダルの愛用者で、ルナサンダルのおかげで脚が強くなり、より速く走ることができるようになりました!」と教えてくれたのです。ルナサンダルは人間の足が持つ本来の機能を取り戻してくれる道具であり、ずっとルナサンダルを履いていてもいいし、週に2~3回履いて、それ以外はシューズを履く、もしくは走ったあとに履き替えるというような使い方でもいいと思います。特に着用すべきターゲットや履いてほしいというユーザーもあえて設定していません。あらゆるタイプの人々にルナサンダルを履いてもらえたら嬉しいですね。

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!

テッド・マクドナルド

「BORN TO RUN 走るために生まれた―ウルトラランナーvs人類最強の“走る民族”」にもBAREFOOT TED ベアフット テッドとして登場した世界的に有名なベアフットランナー。ベアフットサンダルのパイオニア的存在のLUNA SANDALS <ルナサンダル>の創業者としても知られる。

LUNA SANDALS
世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!
Venado 2.0(ベナード)

シリーズ中、最もベーシックでソールが薄いモデル。「ランニング障害」からランナーを守り、ケガをしにくい効率的なランニングを研究した末にたどり着いたモデル。
価格:¥12,980(税込)
サイズ:US4~US13.5(約22.0cm~31.5cm)
重量:125g (US9)
厚さ:9mm

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!
Retro Mono(レトロモノ)
MONOシリーズのオリジナル版。多くのご要望があったこのモデルは、何でもできる、どこにでも行けるアドベンチャーサンダルだ。
価格:¥13,970(税込)
サイズ:US4.5~US13.5(約22.5cm~31.5cm)
重量:167g (US9)
厚さ:ベース11mm+ラグ4mm

世界的なベアフットランナーが語るLUNA SANDALS誕生秘話!
Oso Retro(オソ レトロ)
シリーズ中、最もソールが厚いトレイルモデル。厚いソールが地面からのあらゆる衝撃を吸収して、足を守ってくれる。ワールドクラスなグリップ力を持つサンダル。
価格:¥15,730(税込)
サイズ:US4~US13(約22.5cm~31.0cm)
重量:260g (US9)
厚さ:ベース13mm+ラグ4.5mm

INFORMATION
株式会社ロータス
Tel. 050-3797-1943
https://lunasandals-jp.com/

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