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スタイリッシュに速く走りたい、すべてのランナーへ
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SPECIAL

HOKA ONE ONE 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION “RED PACK”

2021.01.01
Kazumasa Takeuchi(STUH)
Shin Kawase

2021年元日。ホカ オネオネから「すべてのランナーに駆け巡る喜びを」と題したコレクション、レッドパックが発表された。世界中の誰であっても、どこにいても、その駆け巡る喜びを共有できるシューズのカラーリングとして、ホカ オネオネはパワフルな赤を選択。自分のランニングスタイルに合うモデルが見つかったら、さあ2021年をみんなで走りだそう!It’s Time to Fly !

カーボンプレート内蔵の新世代モデル、
カーボンエックスからバージョンアップした新作が登場

2019年5月、カリフォルニア州の州都サクラメント郊外の街フォルサムで行われた100kmマラソンの世界記録に挑戦するイベント「プロジェクト カーボン エックス」。編集部も現地に飛んで取材した。カーボン エックスを履いたジム・ウォームズレイ選手のゴールは4番目となったものの、50マイル(約80.5キロ)通過タイムでは4時間50分08秒で世界記録を更新した。あれから約2年、バージョンアップしたカーボン エックス 2が登場。そのポテンシャルを検証するため、4人のランナーに実際に履いて走行してもらった「走ればわかるさ!」をお届けする。

“CARBON X 2”
by RED PACK
HOKA ONE ONE
2021 S/S COLLECTION
27,500円(税込)


南井正弘/ ランナーズパルス編集長
Masahiro Minai (Runners Pulse)

カーボンファイバープレート内蔵とメタロッカー構造による推進力で、トップアスリートも納得の走行性能を実現したカーボン エックス。自分の周囲のランナーでは、フルマラソンはもちろん、ウルトラマラソンでの使用も多い。今回第2弾として登場したカーボン エックス 2は、随所にアップデートを加えており、履いて走るのがとても楽しみだった。まず足を入れてみて感じるのは、前作でも感じられたフィット感の良さを継承しつつ、シュータン形状に工夫をしたことにより、甲部分が足と一体化するような感覚がより一層得られたこと。前作以上に脚力をロスなく路面に伝えてくれそうだ。実際に走り始めると、まず着地時の安定性を強く感じ、着地から蹴り出しまでの一連の動作がとてもスムーズ。これには新たに採用されたミッドソール後端を二股に大きく張り出させた形状が大きく寄与していると思う。この構造もあって、着地位置はヒール寄りがベストだと思ったが、試しにフラット着地やフォアフット着地も試したが、走りにくいことはない。内蔵されたカーボンファイバープレートは跳ねるというよりもメタロッカー構造との相乗効果で転がりを促進させる印象で、グイグイとペースアップできる。そのために頭で考えているよりもGPSウォッチでペースを確認すると速めのペースで走ることができていた。一般的なランニングシューズと比較すると走行効率がかなりよいので、レース後半も脚力を温存できそうなのは嬉しい。アウトソールは刻みが浅いタイプなので土の路面には向かないが、アスファルトやコンクリートといったサーフェスで最高のグリップ性を発揮してくれる。カーボン エックス 2は、「レース後半に失速しがち」「一般的なカーボンプレート内蔵シューズの跳ね過ぎる感覚は苦手」といったランナーにピッタリ。またカーボン エックスから基本的な機能性や走行感を変化させ過ぎていないので、前作からの履き替えでも、違和感はそれほどないだろう。

南井正弘
「Runners Pulse」編集長、フリーライター。スポーツシューズブランドの製品担当として10年勤務後ライターに転身。「SHOES MASTER」を始めとした多数の雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

“CARBON X 2” by RED PACK HOKA ONE ONE 2021 S/S COLLECTION

榎本一生 / シューズ・マスター編集長
Issey Enomoto (SHOES MASTER)

ホカ オネオネのクッショニングはよく「マシュマロのよう」と形容されるが、このカーボン エックス 2はやや趣を異にする。クリフトンやボンダイのクッショニングが口のなかでとろけるふわふわのマシュマロだとすれば、カーボン エックス 2のそれは歯応えと弾力のある硬めのマシュマロ。着地時のフィーリングはクッション性よりも反発性が勝り、ミッドソールの沈み込みはそれほど大きくない。とはいえ、ホカらしくないかといえば、さにあらず。ゆりかごのようなロッカー構造や、ミッドソールに搭載されたカーボンファイバープレートによって、意識せずとも足がクルクルとまわり、グイグイと前へ進む。これは、楽しい。この独特の感覚こそ、ホカの真骨頂だ。また、一般的なカーボン搭載シューズはレースに特化したものや、履きこなすのに走力や経験が求められるものが多いが、このカーボン エックス 2は良い意味でクセがなく、ランナーのレベルを問わず幅広いペースレンジで気持ちよさが感じられるつくりだと感じた。クリフトンやボンダイのようなふわふわマシュマロのシューズと、このカーボン エックス 2のような弾力のある硬めのマシュマロのシューズをともに揃えておき、目的や気分に応じて履き分ければ、ランニングライフはより充実したものになるだろう。

榎本一生
1976年千葉県我孫子市生まれ。フリーランスのエディター、ライター。「Runners Pulse」副編集長、「SHOES MASTER」編集長、フイナム ランニング クラブ♡部長。ベストタイムはフルマラソン3時間16分40秒(東京マラソン2018)、ハーフマラソン1時間35分16秒(ブルックリンハーフ2016)。

 

牧野英明 / ビームス ランクラブ
Hideaki Makino (BEAMS)

カーボンの性質とドロップは前作同様、そして見た目はクリフトンエッジ風だったため、履き心地はそのふたつの延長にあるだろうと想定していたが…その予想は見事なまでに覆された。今作はただのアップグレードではなく、モデルチェンジと言っても過言ではない。その理由は、圧倒的な安定感とバウンス感。スウィートスポットは真ん中のちょっと後ろ、数値で言うと4.5と言ったところだろうか、アウトソールからカーボンが覗くソコがまさにポイントで、ミッドでしっかり踏んだと同時にヒール部分からグンッと跳ね返される。スピード系カーボンシューズ特有の「走らされる感」はなく、あくまでもソールに芯を通す役割で、自分のコントロール下にある印象。前作よりも接地面積を増やし厚く盛られた新型ミッドソールとも相まって、それはまさにヒールタップで発動する“ブースト”である。フォア部分にスポットがある他社カーボンシューズとは趣が異なる操作感は、ウルトラレースを想定し脚に負担の少ない安定した走りをサポートしてくれる。フルマラソンで使うとすれば、イチかバチかの勝負レースではなく、絶対にハズせないハズしたくない走りの時にこそ、自分はこのシューズを選びたい。

牧野 英明
1980年栃木県日光市生まれ。株式会社ビームス在籍。高校時代に陸上部で中距離をやるも、ファッションの方が好きでまったくハマらず引退。怠惰な大学生活を経てビームスにアルバイト入社。ビームス プラス 原宿で洋服の原点を学び、カジュアルからドレスまで販売員を10年以上経験。その後オンライン担当を経て、現在はディレクション部でスポーツ関連BtoBの開拓を担当。数年前にファッションとして走り出したことをきっかけに、ランニング仲間との交流に刺激を受けいつの間にかガチランナーに。ベストタイムはフルマラソン2時間49分01秒(東京マラソン2019)。全日本マスターズ1500m全国6位入賞(M35)。

 

田中 葵/スーパースポーツゼビオ
Mamoru Tanaka(SUPER SPORTS XEBIO)

実のところ、自分には初代カーボン エックスのフィット感があまりしっくりきていなかった。しかし、カーボン エックス 2は足入れした瞬間から違いを感じた。踵のホールドも、足首から中足部までもピタっとジャストフィット。その感触は、カーボン エックスのアップデート版という感じではなく、まったくの別物という印象。シューレースも初代カーボン エックスで感じた食い込みが、カーボン エックス 2では見事に改善されていた。実際に走ってみると、踵から着地した瞬間に足が前にスムーズに出るような、ダイレクトに前への推進力を上げ移行する感じがある。自分で体を前に持って行かなくても自然に足が稼働してくれるというか。ミッドフットで着地してみても全く違和感はなかった。それはクリフトンエッジのような、踵から飛び出たソールの形状とカーボンとの相性が抜群に良いからなのだろう。色々なペースで走ってみたところ、個人的に一番気持ち良く走れたのは1キロ4分半から5分のペースだったため、100キロのウルトラマラソンで使ってみたい。「カーボン」というと、「タイムレース」「サブスリーの人が履くシューズ」というイメージがあると思うが、カーボン エックス 2は、タイムレースはもちろん、ファンランナーにもお勧めできる極めて希なカーボン入りシューズだろう。

田中 葵
1980年長野県生まれ。高校、大学と陸上部に所属。その後、ジャーナリスト養成学校に通いながら、フリーランスのスポーツライターとして「月刊陸上競技」で執筆をスタートさせる。2009年にスーパースポーツゼビオ入社。入社後も副業としてライター活動を継続し、現在も「月刊陸上競技」「Sportsnavi」等で執筆しながら、ゼビオ東京御茶ノ水本店のランニングシューズ売り場のマネジャーを務めるほか、店舗主催のランニングイベントを運営している。ベストタイムは、フルマラソン2時間54分46秒(湘南国際マラソン2011)、ウルトラマラソン9時間15分53秒(柴又100K 2017)、トレイルラン二ングではUTMF(2015、2016)、ハセツネCUP(2017)など完走。

“CARBON X 2” by RED PACK HOKA ONE ONE 2021 S/S COLLECTION
27,500円(税込)

 

HOKA ONE ONE
2021 SPRING/SUMMER COLLECTION
“RED PACK”
CLIFTON 7 / CLIFTON EDGE / RINCON 2 / ELEVON 2 / ROCKET X

あらゆるランナーに向けたラインアップが揃う、
ホカ オネオネ ”レッドパック”




CLIFTON 7
17,600円(税込)
数々の業界賞を受賞したホカ オネオネを代表するスタンダードモデル、クリフトンシリーズの最新作。最も愛されている「柔らかく軽い」という特徴をより高め、さらに軽く快適に刷新。前作から約8gの軽量化(27cmの場合)を実現。流線型のシルエットに鮮やかなレッドが新鮮な一足。  




CLIFTON EDGE
22,000円(税込)
クリフトンシリーズの性能を限界まで押し広げ、最新のフォームと立体構造を取り入れた画期的なモデルのクリフトン エッジ。持ち味である軽さと極上のクッション性を兼ね備えているのはもちろん、これまでにない軽さとスムーズな走り心地を実現している話題のモデル。  




RINCON 2
15,400円(税込)
レースやトレーニングで速さとクッショニングを求めるランナーに最適なモデル、リンコン。リンコン 2はアッパーをエンジニアードサンドイッチメッシュへと改良。摩擦が多い部分をより強化し、前足部の通気性を向上させ、中足部をしっかりとホールドすることで前作からさらにフィット感が向上している一足。  




ELEVON 2
19,800円(税込)
エレボンは、反発力とクッション性を兼ね備え安定した走り心地を誇るホカ オネオネ最高峰のトレーニングシューズ。エレボン 2は、さらに柔らかいクッションで踏み込み時の衝撃を抑え、厚いかかとでスムーズな足運びを可能にした、ペースアップも回復時のスローダウンも自由にできる秀逸な一足。  




ROCKET X
24,200円(税込)
ロケット エックスは、エリートランナー向けに作られたホカ オネオネ史上最軽量のレース向けカーボンファイバープレート内蔵のシューズ。あらゆるスピード(ペース)に対応できるロケット エックスを完成させるために長年に渡り開発が進められ、ようやく完成した渾身の一足。  


INFORMATION

デッカーズジャパン
0120-710-844
www.hokaoneone.jp

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