「Wings for Life World Run」は、2014年に脊髄損傷の治療法発見のための資金助成を目的にスタートしたチャリティーランイベント。全世界で一斉にスタートして、スタートから30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がランナーを追いかけ、キャッチャーカーに追いつかれた時点でゴールとなるユニークなイベント。走行時間と距離だけでなく、世界での自分の順位も知ることができ、競技としてのランニングの魅力だけでなく、仲間と楽しく走ることができるファンランイベントとして毎回多くのランナーたちが参加している。
2024年には169カ国で265,818人が参加し、過去最高額となる8,104,499ユーロ（約13億3,662万円）が脊髄損傷治療のために寄付。東京会場では500人、日本全体では2,667人のランナーがこのレースに参加している。
オーストリア・ウィーンの参加者たち。Philip Platzer for Wings for Life World Run
ウィーンでのフラッグシップラン。Philipp Greindl for Wings for Life World Run
そんな「Wings for Life World Run」の次回開催は、日本時間の2025年5月4日（日）20時スタートが決定、参加申し込みも開始された。
このイベントの参加には、「フラッグシップラン」「アプリラン」「アプリランイベント」という3つの方法があり、「フラッグシップラン」は本物のキャッチャーカーが追いかけてくるコースを走るイベントで、2025年はオーストリアのウィーンをはじめとする7都市で開催予定（日本開催はなし）。そして「アプリラン」は、スマホアプリを使って各自が自由なコースを走るもので、その「アプリラン」参加者が各地に集まって走るのが「アプリランイベント」。この「アプリランイベント」は、2024年に全世界で350以上の会場で実施されたのだが、今回日本では東京と福岡での開催が決定。詳細は後日発表ということなので、続報を楽しみに待っていよう。
東京でのアプリランイベント。Suguru Saito for Wings for Life World Run
男子世界チャンピオンは福岡会場で走った渡邊智也さん。イベント初の70kmを突破。Suguru Saito for Wings for Life World Run
また、2024年12月31日までに参加登録を完了した人全員には、6か月分のadidas Runningプレミアムメンバーシップが無料でプレゼントされ、「Wings for Life World Run」専用のトレーニングプランなど、さまざまな特典を利用できるなど魅力もいっぱい。参加登録や詳細はオフィシャルサイトで確認して、エントリーしてみてはいかがだろう。
Wings for Life World Run 2025
日時：2025年5月4日（日）午後8時〜（日本時間）
会場（アプリランイベント）：日本国内は東京と福岡で開催決定。詳細は後日発表。
参加資格：大会当日満16歳以上。ハンドバイク不可・生活用車いす可
参加費：3,900円（税込） 参加費の全額と同額をウィングス・フォー・ライフ財団に寄付。
参加登録：https://www.wingsforlifeworldrun.com/
