塩尻和也が語る「DESCENTE DELTAPRO TEMPO」の走行性能!
2023年春、DESCENTE<デサント>からリリースされた一足のシューズが、ランナーから高い注目を集めることとなった。それが「DELTAPRO TEMPO(デルタプロテンポ)」。トレーニングシーンからレースまで、フィット感良く、ミッドソールに採用されたDELTA EXフォームによって推進力を発揮する。そんな最新モデルを、いち早くトライした塩尻和也選手(富士通)にその魅力を聞いた。
DESCENTE DELTAPRO TEMPO
SPECIAL INTERVIEW
KAZUYA SHIOJIRI(FUJITSU)
2月26日(日)に開催された、第106回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走を制したのは、塩尻和也選手(富士通)。順天堂大学時代には箱根駅伝で快走を見せ、2016年に行われたリオデジャネイロ五輪には3000mSCで出場するなど、日本を代表するアスリートである。塩尻選手は「小学校の頃から走ることが好きでしたが、本格的に陸上競技を始めたのは高校に入学してからです。自分の通っていた中学校には陸上部がなかったのですが、中学時代は軟式テニス部に所属して、冬季の駅伝シーズンにはメンバーとして招集されました」と語る。
群馬県立伊勢崎清明高校に入学すると、3年時にインターハイの3000mSCを制するなど好成績を収め、大学は陸上競技の名門である順天堂大学へ。1年時から箱根駅伝を走り、2年時には前述の通りリオデジャネイロ五輪に出場。4年時には2区で日本人歴代最速タイムとなる1時間06分45秒を記録し、10人抜きの快走を見せた。そんな塩尻選手は、陸上競技の魅力を「タイムという明確な数字で結果を残すことができることですね。これからも少しでもタイムを伸ばし、自分が納得できる成績を残していきたいです」というキャリアの目標を設定しているが、そのためにもシューズを始めとしたギア選びにしっかりとしたポリシーを持っている。
「現在は目標とするタイムを残すためのスピード練習を行う時期ですが、それに加えて、持久力をキープするための練習を1日に25~30km程度を行っています」とのことで、「練習の相棒となるランニングシューズには、フィット感やクッション性といった、自分の求める条件に妥協はしたくないです。少しでもシューズに違和感や変な負荷を感じてしまったら、余計なことを考えて練習に集中することができなくなってしまうので、自分の足にフィットしたシューズは不可欠です。自分の考えでは、シューズは足の延長であると考えています。それもあって、自然に蹴り出すことができる主張しすぎないクッションが好みです。」と語る。こうした塩尻選手の要望に合致するのが、<デサント>のDELTAシリーズである。
「DELTAPRO RACEは、プレートを内蔵していることによる前方への推進力が強く感じられるのに対し、DELTAPRO TEMPOのほうは、プレートが入っていないこともあって、柔らかさを感じ、足に優しいシューズといった印象です。プレート内蔵シューズの場合、自分の考える以上に進まされていると感じることもありますが、DELTAPRO RACEの場合、それがなくコントロールしやすい点がいいと思い、レースペースを考慮したスピード練習で履くことが多いです。一方で、DELTAPRO TEMPOはさまざまなペースに対応してくれ、長い距離を走る際のダメージの残りにくさを感じることができました」とコメント。塩尻選手は、この2足をトレーニング内容によって履き分けているように、<デサント>のDELTAシリーズは、彼のパフォーマンス向上に欠かせない存在となっている。
塩尻和也
1996年11月8日生まれ。群馬県立伊勢崎清明高校から順天堂大学に進み、1年時より箱根駅伝を走り、2年時にリオデジャネイロ五輪の3000mSCに出場。4年時には箱根駅伝2区で日本人歴代最速タイムとなる1時間06分45秒を記録した。現在は実業団チームの富士通に所属し、3000mSCや5000mで好成績を収めている。
「DELTAPRO TEMPO」の開発背景。
独自の開発アプローチでランニングシューズ市場に大きなインパクトを与えてきた<デサント>。今シーズン発表されたDELTAPRO TEMPOは、「ともに走れ。もっと速く。」をコンセプトに開発された。クッション性を確保しつつ、速めのペースで走ることができるタイプのシューズは、ランニングシーンにおいて需要が急上昇しており、そのようなマーケットに<デサント>が誇るテクノロジーを結集することで、さまざまなレベル、タイプのアスリートが納得できるプロダクトを提供すべく開発されたのが、DELTAPRO TEMPOである。
「DELTAPRO TEMPO」の特徴。
一昔前は、速めのペースにおけるトレーニングは、ミッドソールの薄めのシューズで行うことが一般的であったが、最近ではミッドソールにある程度の厚みがあり、着地時の衝撃をしっかりと吸収しつつ、高いレベルの推進力を兼ね備えたタイプのシューズがポピュラーになっている。DELTAPRO TEMPOは、通気性とフィット性のあるアッパー、軽量で反発性の高いDELTA EXフォームのミッドソール、グリップ性、耐久性、安定性のあるアウトソールを結集。速めのペースのトレーニングに対応することができるランニングシューズが完成した。
「DELTAPRO TEMPO」に結集された先進のスペック!
DELTAPRO TEMPOには、アスリートが速めのペースのトレーニングを行うべく、アッパー、ミッドソール、アウトソールにデサントが誇るテクノロジーが採用された。
DELTA EXフォーム
ミッドソールには、軽量で反発性のあるDELTA EXフォームを採用。独自のコンパウンドにより、カーボンプレートを内蔵していなくても、カーボンプレート搭載シューズのDELTAPRO RACE V2と同等の反発性があり、推進力を発揮してくれる。
エンジニアードメッシュのアッパー
アッパーには、通気性のあるエンジニアードメッシュを採用。足を柔らかく包み込むようなフィット感を実現する。
グリップ性と耐久性を兼ね備えたアウトソール
耐久性を考慮することで、従来のシューズよりもラバーを厚くしつつ、接地時に不要な箇所のラバーを排除し、軽量性も追求。さらに、フラットな設計とすることで、安定性とグリップ性を発揮する。
DELTAPRO TEMPO
価格:19,800円(税込)
サイズ:23.0〜29.0cm(0.5cm刻み)
重量:約225g(27cm片足)
INFORMATION
デサントジャパン株式会社
TEL:0120-46-0310
URL:https://store.descente.co.jp/descente/delta23ss