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SPECIAL

キプチョゲが選んだCOROS(カロス)。その機能性の高さと魅力を徹底検証する!

2022.04.08
MASATAKA NAKADA(stuh)
MASAHIRO MINAI

2018年、最初のGPSウォッチをリリースして以来、その優れた機能性により着実にシェアを拡大してきたCOROS(カロス)。現在では豊富なGPSウォッチのラインアップを取り揃えており、マラソンの世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲをはじめとして、あらゆるタイプのアスリートの要望に応えることが可能となった。このコラムでは、そんなCOROSのキープロダクトであるPACE 2(ペース2)とAPEX Pro(エイペックスプロ)の機能性と魅力を紹介する。

COROS(カロス)とは?

現在ではGPSウォッチのカテゴリーにおいて確固たるポジションを築くことに成功したCOROS。しかしながら、2016年のブランド創業時のアイテムは、GPSウォッチではなく、LINX(リンクス)と名付けられたスマートサイクリングヘルメットであった。それは、スマートフォン接続、高精度の双方向オーディオ、インスタントアクセシビリティのモバイルライフスタイルの要求といった機能を、このパフォーマンスヘルメットに結集し、その技術開発力の高さを証明した。そして、2018年に最初のGPSウォッチであるPACE(ペース)をリリース。このカテゴリーはすでにいくつかのブランドで寡占状態にあり、シェアを伸ばすことは難しいと思われたが、COROSはアメリカを始めとした世界各国の市場で着実に売り上げを伸ばし、2019年にプレミアム・マルチスポーツGPSウォッチのAPEX Pro(エイペックスプロ)を、2020年に史上最軽量GPSウォッチとなるPACE 2(ペース2)をリリース。その機能性の高さで、アスリートから支持を集め、2018年の参入時にはレッドオーシャン(強い競合が存在する競争の激しい市場)と思われたGPSウォッチ業界においても、存在感を見せることに成功。この分野で最も成長が期待されるブランドのひとつとなっている。

COROSの優れた機能性は
トップアスリートも魅了する!

エリウド・キプチョゲ

キリアン・ジョルネ

GPSウォッチに参入以来、続々と製品を発表し、その優れた機能性でアスリートから高い評価を受けてきたCOROS。現在では数々のトップアスリートがCOROSのプロアスリートチームとサインすることになったが、最も著名なのは、なんといってもマラソンの世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲだ。トレーニング&レースの両方で超軽量GPSウォッチのPACE 2を使用し、このプロダクトは、彼にとってのマストアイテムとなり、COROSは所属するNNランニングチームのオフィシャルGPSウォッチパートナーにもなっている。そして2022年3月、業界を驚かせたのが、UTMBを3度制したトレイルランニング界のビッグネーム、キリアン・ジョルネとの契約の締結。彼はマップ機能など山岳地帯において利便性の高いプレミアム・マルチスポーツGPSウォッチのAPEX Proを使用するという。日本においては3月13日の名古屋ウィメンズマラソンでMGC出場権を獲得した岩出玲亜選手や今年の箱根駅伝に初出場した駿河台大学の駅伝部が、COROSのGPSウォッチを使用。パフォーマンス向上のために活用している。
 

超ライトウェイトと
リーズナブルな価格で
人気が急上昇!

COROSのPACE 2は、2020年8月のデビュー以来、29グラム(ナイロンバンド使用時。シリコンバンド使用時は35グラム)という、その超軽量性と買いやすい価格設定により、同社を代表するプロダクトとなった。日常稼働時間30日、GPSモードで30時間、GPS長時間モードで60時間というバッテリーの長寿命も大きな魅力で、ワールドワイドで良好なセールスを記録している。マラソン世界記録保持者エリウド・キプチョゲ使用モデル。

軽さが圧倒的なペース2

29グラムという超軽量ながら、日常稼働時間30日、GPSモードで30時間、GPS長時間モードで60時間というロングバッテリーライフを実現した。

ダイヤル式ボタンは走行中の誤動作を防止することに成功。「走っている途中で知らないうちに一時停止させてしまった…。」というような悲劇を防いでくれる。この仕様はPACE 2だけでなく、APEX Proにも採用される。

南井編集長がPACE 2を実際に使ってみた!

これまで30種類を超えるGPSウォッチを使ってきたが、このPACE 2を最初に持ったときに思ったのは、「GPS機能と心拍計測機能を備えているのに、こんなに軽いの!?」ということ(シリコンバンド使用時35グラム)。実際に身に付けると、シリコンバンドのフィット感もよく、さらに重さを感じない。一昔前は「GPSウォッチ=重い」というのが常識で、最近は軽量化が進んだとはいえ、ここまで軽量化を実現した製品はなかった。トップアスリートのほとんどがラップ機能を計測できるデジタルウォッチを使用し、GPSウォッチを使用しなかった最も大きな理由が、その重さだったので、この軽量性がトップアスリートのPACE 2使用の追い風になったことは想像に難くない。PACE 2を操作する際の大きな特徴が右上のダイヤル式プッシュボタンで、ここを回転させてから押さないと、操作できない仕様となっている。最初は慣れなくて「面倒だなぁ…。」と思ったが、使っているうちに誤動作を防ぐのに有効であると理解し、その考えを改めた。いざ走り始めるべくランモードをセレクトすると、GPSの捕捉もクイックでノンストレス。画面は走行中も視認しやすいデザインで快適だ。そして、走り終わった後に驚いたのが、走行データがスマートフォンのアプリに転送されるスピード。他ブランドではなかなか転送されずにイライラすることも多かったが、まさにあっという間。Stravaと連動させたが、こちらも簡単な操作で完了。税込みで27,390円というリーズナブルな価格の製品だが、GPSウォッチとしての機能性は高いレベルで確保しており、他ブランドの高価なプロダクトと比較してもほとんど遜色がない。
 

トレイルランニングに
不可欠な機能を結集した
高機能プロダクト!

APEX Proはトレイルランニングなどのアウトドアアクティビティに対応すべく、マップ機能などを充実させたプレミアム・マルチスポーツGPSウォッチで、2019年9月にリリースされた。日常稼働時間30日、GPSモードで40時間、GPS長時間モードで100時間というPACE 2よりも長いバッテリーライフを確保しており、ロングトレイルレースにも対応。今年の3月にCOROSのプロアスリートチームに仲間入りしたキリアン・ジョルネは、このAPEX Proを使用している。

PACE 2よりも一回り大きなディスプレイは、マップ機能を使用した際などにも、メリットを享受することができる。

南井編集長がAPEX Proを実際に使ってみた!

まずAPEX Proを手にしてみると、PACE 2と比較すると若干重いが、他ブランドのGPSウォッチと同程度の軽量性は有していることがわかる。実際に走り始めると、腕振りの際にPACE 2の「何もつけていないかのよう…。」というレベルの軽さはないが、充分に許容範囲で、一昔前のGPSウォッチのような「左右バランスが崩れて腕振りがしにくい」ということはない。一方で、サイズがPACE 2よりも一回り大きいので、表示内容の視認のしやすさは、こちらが勝る。この画面の大きさは、走行データの数値確認のときだけでなく、マップ表示した際にも大きなメリットがある。DLCダイヤモンドガラス、TC4チタン合金+アルミニウム合金から構成されるAPEX Proは、ミネラルガラスと高強度ポリマーからなるPACE 2よりも堅牢性に優れているので、過酷な自然環境、悪天候でアクティビティを行うトレイルランニングには、APEX Proがオススメ。GPS捕捉スピード、走行データがスマートフォンアプリに転送されるスピードもPACE 2同様に業界最速レベルなのが嬉しい。

商品ラインナップ


あらゆるアクティビティやアスリートのタイプに対応すべく、豊富なバリエーションをラインアップ。左からVERTIX 2、PACE 2、APEX Pro。

PACE 2(ペース2)
¥27,390(税込)
カラー:ダークネイビー、ホワイト

APEX Pro Premium Multisport GPS Watch (エイペックス プロ)
¥61,490(税込)
カラー:シルバー、ブラック


VERTIX2 GPS Adventure Watch(バーティックス2 GPS アドベンチャー)
¥83,490(税込)
カラー:ラヴァ、オブシディアン

INFORMATION
株式会社ロータス カスタマーサービス
Mail:japan@coros.com
https://corosjapan.com/

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