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COLUMN

連載第37回「Breaking Limit」 ~3ヶ月の練習note~

2022.03.24
Shun Sato

第37回 宮崎結希乃(市民ランナー) 楽しんで走ればタイムもついてくる。-Breaking 3’45”-

大学時代に部活のキャンパスが違うことでバスケ部から強豪陸上部のマネージャーへ転身した宮崎さん。さらに湘南国際マラソンの大会公式イメージガールの最終選考から漏れてしまったことで出走したマラソンをキッカケに、2回目のフルマラソンでサブ4を大きく更新して、サブ3.75を達成した。そんな彼女のブレないマラソンへの信念とは?

宮崎結希乃
職業:タレント
年齢:20代
ラン歴:3年
フルPB:3時間44分21秒 (2022年3月6日 東京マラソン2021)

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3months Challenge—breaking 3’45”

Start(走り始めたキッカケ)
ランニングを始めたのは、ふたつキッカケがあって、ひとつは神奈川大学の陸上部でマネージャーを始めたことです。高校の時、ガチなバスケ部にいたので大学でも続けようと思っていたのですが、部活のキャンパスが違うので断念し、「それなら違うことをやってみよう。」とマネージャーになりました。最初は、箱根駅伝に向けて、「毎日あんなに走るのってどういう人たち?」と思っていました(苦笑)。でも、練習を見ていると元運動部の血が騒ぐといいますか、私も動きたくなったのです。それで、最初5キロを走ったのがランニングのスタートになりました。

もうひとつは、湘南国際マラソンです。大会前、「湘南ジェーン」という大会公式イメージガールに応募して、最終の6人には選ばれたのですが、グランプリ、準グランプリには届かなくて・・・。でも、その時に湘南国際マラソンの出場権をいただいたのです。だったらやるしかないなって思ったのですが、ほとんど練習しないで出場してしまい・・・。当然、ダメダメで、途中から泣きながら歩いて、5時間8分でした。どんどん抜かされて悔しかったですし、相当つらかったのですが、不思議なことにもう1回やりたいなっていう気持ちが出てきて、そこから真剣に走るようになりました。

Marathon(マラソン)
私のマラソンのスタイルは、楽しく走るということです。東京マラソン前もポイント練習は1度もせず、ただ自分のペースで、楽しく走っていたらいつの間にか早くなっていた感じです(笑)。マラソンの良さは、みんなが応援してくれることですね。ボランティアやエイドのみなさん、沿道の方もすごく応援してくださるじゃないですか。あれって涙が出るくらいうれしいんですよ。そういう応援の温かさを感じて走れるのはマラソンの面白さというか、楽しさのひとつですよね。東京マラソンが終わってから1週間は体を休めるために走らないでおこうって思ったのですが、もう走りたくてしょうがないみたいな気持ちになって・・・、もう沼ですね(笑)。今は、マラソンの沼につかっている感じです。

Training Menu(トレーニングメニュー)

★3months(3ヶ月前)/Training Menu Point



(1)tempo running(ペース走)
ペース走は、陸上部でのマネージャー経験を活かしています(笑)。女マネ時代は練習メニューや選手のデータとか管理、入力していたので、このくらいの距離の時は、このくらいの設定にすればいいというのは分かっていました。そういう面では市民ランナーの方で練習をよく分からないまま走っている方よりも多少はランニングの知識を持っていたので、そこは大きいかなと思います。ペースの設定は、あくまでも目安です。ただ、走っているとどうしても早くなりがちなので、少しビルドアップ気味に走っています。

(2)workout(筋トレ)
筋トレは、1回30分から1時間くらいやっていました。アルバイトで働いている場所がフィットネスジムなので、わりと自由にトレーニングができる環境にあるのです。筋トレの効果は、すごくありましたね。湘南国際で5時間かかった時は、まったく筋トレをしていなかったので、20キロ地点で股関節と膝が痛くなったのです。でも、東京マラソンの時は筋トレをすることでお尻が使えるようになりましたし、走っている中で足の痛みとかも特になかったです。もともと筋肉質のタイプで、やるとすぐにつくので、東京マラソンはパワー系で押し切れた感じです。

★2month(2ヶ月前)・1month(1ヶ月前)/Training Menu Point



(1)jog(ジョグ)
10キロくらいの距離の時は、いつも皇居で、ひとりで走っています。基本的に走る時はひとりがいいですね。自分のペースで、頭の中をリフレッシュしながら何もしゃべらずに黙々と走っているのが好きです。忙しくて走れない時は自宅から職場までジョグしています。「インターバルとかやらないの?」って言われますが、きつい練習を入れてしまうと好きなランニングが辛くなってしまうのが嫌なので、今は入れていません。走り終わった後は必ずストレッチを始めケアを十分にしています。ケアをせずに故障する選手を陸上部で見てきましたし、「だから言ったじゃん!」と散々選手に言ってきたので、そこは身についています(笑)。

(2)long running(ロング走)
それまで一度も長い距離を走っていなかったので、一度はやっておこうと32キロを走りました。でも、正直、すごくキツくてこれは絶対にフルは走れないと思いましたね(苦笑)。平均のタイムは、5分39秒ですけど、最初は5分30秒で入って、最後は6分まで落ちました。この時はジェルとか取らず、水しか飲んでいなくて、後半はエネルギー切れも感じましたが、それでも最後まで走れたからいいかなとポジティブにとらえていました。

Another Point -1
Q.「今後の目標は?」

A.サブ3.75をクリアできたので、次はサブ3.5になるのでしょうが、そこを狙うとなると求められるものが高くなるので、ちょっと怖いなぁって思います。今のところ、これまでのスタイルを変えて、ガチでサブ3.5を切る練習をしようとかは思っていません。タイムは大事ですが、それよりも今は47都道府県のマラソンを走りたいと思っています。いろいろ調べて、8月に北海道マラソンがあったのでエントリ―をしました。当選したら北海道をスタートにして、来年は名古屋ウイメンズを走りたいですね。タレントの仕事はまだまだですが、サブ3.75を達成してからは「走る方を目指した方がいいんじゃないの?」と言われることが増えました。好奇心旺盛なので、ランニングを含めていろんなことに挑戦したいですし、SNSではポジティブなものを発信していきたいですね。

2022年3月6日 東京マラソン2021 3時間44分21秒。
0km -5km 29分35秒
5km-10km 26分56秒
10km-15km 26分25秒
15km-20km 26分01秒
20km-25km 26分15秒
25km-30km 26分23秒
30km-35km 25分30秒
35km-40km 26分35秒
40km-FINISH 11分50秒

私の申告タイムが遅くて、スタートした時の周囲の人のペースはキロ7分くらいでした。これはさすがにヤバいと思ってスピードを上げて前に行ったのですが、それでも序盤は6分半から5分50秒くらいでした。その後、設定ペースの5分30秒で進んでいけたのですが、走っている自分の感覚とペースが噛み合わなくて、これでは逆に疲れてしまうと思ったのです。それなら後半どうなってもいい、このまま30キロまでいけばかなり貯金ができると思って、自分の走りやすいペースで時計も見ずに走りました。そうしたら5分15秒のペースで進んでいて、これでイケるって思いましたね(笑)。途中キツくなった時は、同じペースくらいの人のうしろについて25キロまでいきました。その後、32キロまで単独で走り、それから速い人を見つけて、その人についていきました。最後は上げて終わりたいと思っていたので、ダッシュして3時間45分を切ることができました。ゴールした時は、すごい達成感がありましたし、私って走れるんだってビックリしましたね(笑)。終始キツイ感はなかったですし、止まった方が逆に膝が曲がらなくなりそうで、ゴールしてももう少し走り続けていけそうでした。そのくらい成長したんだなぁと思うと嬉しかったですね。まだ、2回しかマラソンを経験していないですが、これからもマラソンを走りたいと思っています。ただ、タイムを追い求めて走りたくはないなって思っています。楽しんで走っているうちにタイムも上がってくればいいですね。

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