ランナーに無限のエネルギーを提供するために設計された1足
それがBROOKSのGlycerin MAXだ!
2024年10月18日に正式発売されるBROOKS<ブルックス>の「Glycerin MAX(グリセリン マックス)」は、革新的な技術を採用し、誕生した新フォーム「DNA Tuned(ディーエヌエー チューン)」を搭載した最新クッションモデル。ランナーに無限のエネルギーを提供するために設計されたモデルである。
前述の通り、最も注目すべきは、ミッドソールに採用された最新のクッションフォーム「DNA Tuned」。このフォームは、2段階の射出成形と超臨界発泡技術により、単一のフォームで大小異なる気泡を含むデュアルサイズを実現。ミッドソールのかかと部には接地時の衝撃を吸収する大きな気泡、前足部には力強い蹴り出しをサポートする小さな気泡が多く含まれている。これにより耐久性、快適性、パフォーマンスを損なうことなく、柔らかさと高い反発性を同時に実現。この革新的な技術により、ソフトで反発性の高い履き心地が得られ、ランニングの快適さと効率性を向上させる一足となった。さらに、ミッドソールの厚さはブランド史上最大のボリューム(ヒール部45mm、前足部39mm)を誇り、重心の移動をスムーズにする「Glide Roll Rocker(グライドロールロッカー)」構造と連携して、柔らかなクッションと力強い反発力を兼ね備えた、快適で効率的なランニング体験を提供してくれるのだ。
「いつまでも走り続けたい!」と思えるような1足を開発しようとしました。
2024年9月16日に、ニューヨークはマンハッタンの、ソーホーやチャイナタウンにほど近いイベントスペースLUME studiosを会場に、グリセリン マックスは全米、カナダ、そして日本や中国のメディア、インフルエンサーの前にお披露目された。<ブルックス>でフットウェア部門の上級副社長を務めるカーソン カプララ氏がグリセリン マックスがいかに革新的なフットウェアであり、<ブルックス>にとって重要なプロダクトであるかを熱くプレゼンテーション。「特にターゲットは定めていなくて、すべてのランナーが、この素晴らしいシューズをトライすべきです。初心者ランナーにはこのシューズが走ることのモチベーションになるでしょうし、エリートランナーにとっては疲労抜きジョグなどに最適です。また、足にちょっとした痛みがあるようなときでも、このシューズなら問題なく走ることができるでしょう」と語る。
グリセリン マックスは2年以上の開発期間を必要としたというが、「『いつまでも走り続けたい!』と思えるシューズ作りを目指しましたが、開発にあたって最も困難だったのは、2種類のCell、すなわち「DNA Tuned」のミッドソールに用いられた2つのサイズの気泡の素材を一体化させることです。一体化させるのに接着剤を使用しないというハイレベルな技術を採用することで、軽量化にも成功しています。あと、これは外観のことになりますが、半透明にして内側のイエローやピンクのカラーが見えるようにすることも難しいことのひとつでした」とのこと。このあたりは、最高のプロダクトを完成させるためにファンクションとコスメティックの両方に徹底的にこだわっていることが理解できた。
また、従来のランニングシューズの常識でいえば、ミッドソールの外周に硬度の高い素材を用い、内側に柔軟な素材を用いることが一般的であったが、グリセリン マックスではその逆の構造となっている。これに関しては「グリセリン マックスのミッドソールは充分な横幅があるので、外側を柔らかくしても着地安定性を確保することができます。そして、内側の素材は反発性に優れているのと同時にプレート的な役割も果たし、ロッカー構造のソール形状と連動して着地から蹴りだしまでのスムーズな動きを提供してくれます。イノベーション開発マネージャーのブライアン バークによるこのアイディアは、大きなサプライズでした」と絶賛。「私は常々、他ブランドを意識して製品開発するのではなく、誰もがやったことのないような独創的なプロダクトをクリエイトするように指示してきました。このグリセリン マックスは、それを見事に具現化することができたと思いますので、コンペティターになるような製品は現在のランニングシューズマーケットにはありません。唯一無二の存在なのです」とのことで、絶対の自信を持っているようだった。そして「この1年以内に、グリセリン マックスと同様にどのブランドも真似することができない独創的なプロダクトのリリースを予定しており、その製品は日本のランナーにも愛されることでしょう」とコメント。今後も<ブルックス>の先進性を追求した製品開発アプローチに注目が集まることは間違いないだろう。
ニューヨーカーの憩いの場、セントラルパークで
グリセリン マックスをテストライド!
「走ればわかるさ!」in NEW YORK
LUME studiosでのイベントの翌日、セントラルパークを会場にグリセリン マックスを実際に履いて走る機会が用意された。リードするのは<ブルックス>のイノベーション開発マネージャーであるブライアン バーク氏。5kmほどのテストランだったが、アップダウンのあるセントラルパーク内をさまざまなペースで走った。
そのときに感じたのは、平地や上り坂でも快適な走り心地だったが、個人的にこのシューズの素晴らしさを特に感じたのは、ペースを上げたときや下り坂でスピードアップしたとき。「DNA Tuned」の2種類の気泡のうち、小さな気泡の優れた反発性を体感できる。そして、重心の移動をスムーズにする「Glide Roll Rocker」構造も、速いペースのときのほうが体感しやすかった。蹴り出し時の足離れが本当に秀逸なのである。
アッパーのフィット感の良さもあり、サイズUS9(27.0cm)で300gという重量はもっと軽く感じたし、カーソン カプララ氏がコメントしていたように、ワイドなソールユニット設計により、超厚底でありながら着地安定性に不安を覚えることはなかった。最後の300mほどはkm/4分50秒までペースを上げたが、サブ4ランナーの自分がこのペースで走っても、前述の「DNA Tuned」と「Glide Roll Rocker」の2つのテクノロジーの組み合わせにより、無理なくストライドを重ねることが可能だった。このことからもわかるように、グリセリンマックスはあらゆるシーン、さまざまなレベルのランナーに対応する1足であることを証明することができたのである。
注目のスポット「Mile High Run Club」にて
グリセリン マックスを履いてグループラン!
セントラルパークでテストランを行ったあと、昼食を挟み夕方からは、ロウアーイーストサイドの「Mile High Run Club」にて、グループランを楽しんだ。最初は「室内でグループラン?」と不思議に思ったが、エアロビクスエクササイズやフィールサイクルのように、インストラクターの指示のもと、参加者はトレッドミルのスピードや傾斜を変更することで、飽きることなく脚力向上や心肺機能強化を図ることができる。そして、なによりも注目すべきは、数十台のトレッドミルが置かれたスタジオ内の一体感。インストラクターの「いまのペースをキープして、あと10秒頑張って!」「クールダウンは5秒で終わり、次は坂道だから気合を入れていきますよ!」といった掛け声に、スタジオ内のランナーは、精一杯の走りで応える。45分7kmほどのランであったが、グリセリン マックスを履いていたこともあり、快適かつ充実したランニングエクササイズとなった。ちなみに普段は1日に6kmしか走らないので、朝の5kmと合わせて12km走ったことによる翌日の筋肉痛を心配したが、グリセリン マックスの保護性の高さもあり、その心配は杞憂に終わった。
このように、ニューヨークの街で<ブルックス>のグリセリン マックスの優れた走行性能を思う存分堪能したが、カーソン カプララ氏が「あらゆるレベル、さまざまなタイプのランナーがグリセリン マックスをトライすべきなのです」と語っていた意味が理解できたような気がした。ゆっくり走ったときも、ペースアップしたときも走りやすい、対応ペースのレンジが広い汎用性に優れたシューズであった。そんなグリセリン マックスの日本における発売日は、10月18日(金)。いまからリリースが楽しみだ!
Glycerin MAX
価格:27,500円(税込)
サイズ:(Men’s)25.0~29.0cm (Women’s)23.0~26.0cm
INFORMATION
アキレスお客様相談室
TEL:0120-89-4192
https://www.brooksrunning.co.jp/