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SPECIAL

“まるで宇宙”をテーマに開発された、BROOKSの最新クッショニングモデル「Aurora」の独特な走行感を最速レビュー!

2021.05.31
MASATAKA NAKADA(stuh)
MASAHIRO MINAI

アメリカではNo.1ランニングシューズブランドとして、確固たるポジションを築くことに成功している「BROOKS(ブルックス)」。あらゆるレベルやタイプのランナーから愛される存在として知られているが、そんなブルックスの次世代開発チームである「ブルーライン」が、新たなプロダクトをリリースする。それが6月10日(木)に世界同時発売することが決定した、ロード向けクッションモデルの「Aurora(オーロラ)」である。その独特な走行性能を一足先に体感し、レビューする。

 

「Aurora」は数々の傑作を生んだ、
「ブルーライン」が開発を担当!

「Aurora」は、世界中の数多くのアスリートから支持を受けているブルックスのトップモデル「ハイペリオンエリート」や「ハイペリオンテンポ」を生み出した、次世代開発チームの「ブルーライン」が開発を担当した最新プロダクト。アスファルトやコンクリートといった舗装路で最高の性能を発揮するオンロードランニング向けのクッションモデルとしてリリースされた。

このプロダクトは、初めて人類を月に着陸させることに成功した宇宙船「アポロ11号」にインスパイアを受け、これまでと同様に多くのランナーと共に開発したハイクッションモデルで、“まるで宇宙”をテーマに開発。月面という無重力空間において、足がはじめて地面に触れた瞬間の最高レベルの柔らかさを再現すべく、ブルックス独自のクッション素材“DNALOFT”に液化窒素ガスを混ぜ、臨界発泡させた新素材“DNALOFT V3”をミッドソールに使用した。この結果、従来の“DNALOFT”クッションと比較すると、28%の軽量化、16%の衝撃吸収性、17%の反発力の向上に成功している。さらに、ソール部分に踵とつま先部分を反り上げたブルックス独自の“グライドロール”テクノロジーを搭載することで、接地から蹴り出しまで極上の柔らかさと反発性を提供し、開発テーマの“まるで宇宙”を体感、および具現化するランニングシューズが完成したのである。

 

独自の走行感を誇る「Aurora」を、
南井編集長が最速レビュー!

ブルックスから全く新しいコンセプトのランニングシューズがリリースされるという噂は聞いていたが、それが「レーシングモデルなのか? 一般的なランニングシューズなのか?」ということは全く知らされていなかったので、自宅にシューズが届いて箱を開けたときは、その斬新なデザインに少しばかり驚いた。まず視界に飛び込んでくるのは、前後に分割されたボリューミーなミッドソールで、それ以外にもヒールカウンター全体に配されたリフレクター、ブーティ構造となった中足部、半透明のモノメッシュetc. 従来のランニングシューズと大きく異なるスペックを1足に結集していた。正直言うと、これまでのブルックスのランニングシューズのデザインテイストからあまりにかけ離れていたので、「走り心地はどうなんだろう?」と最初は思った。


手に取ると、見た目のボリューミーさと違って重くない。昨今の超軽量レーシングモデルよりは重いが、一般的なランニングシューズよりは明らかに軽い。手元のデジタルスケールで計量すると、サイズUS8(26.0cm)で225グラム。足を入れるとシュータン部分はブーティ構造となっており、高いフィット感を提供してくれ、前足部は引っ張り強度の強いモノメッシュを採用しているので、高い通気性と走行時のシューズ内のブレを防止してくれそうだ。ミッドソールにはブルックス独自の素材で、柔軟性と耐久性に優れた“DNA LOFT”に液化窒素ガスを混ぜ、臨界発泡させて成型し進化させたニューマテリアル“DNA LOFT V3”を使用。立っている状態でもフワフワとしつつ、しっかりと押し返す独特の感覚を足裏に感じることができた。

実際に走り始めると、“DNA LOFT V3”をボリュームたっぷりに用いたことで、これまでのランニングシューズでは経験できなかった浮遊感を感じる。これは“DNA LOFT V3”という素材が、高い柔軟性にもかかわらず、沈み込みが少なく素早く元の形状に戻ることが大きく起因すると思われた。Km/6分00秒前後のペースでしばらく走るが、着地から蹴りだしまでの足の動きがスムーズ。ボリュームたっぷりなミッドソールを使用したシューズの割に自然な足裏感覚を失っていないのは、ミッドソールを前後分割させた構造が貢献している。徐々にペースを上げ、Km5分15秒ほどで1.8kmほどを走っても楽しく走ることができ、走っている途中で「これはかなりペースを上げられるシューズかもしれない!?」と思い、中野平和の森公園の陸上トラックへ。ここで自分の限界までペースを上げてみることにした。そこで感じたのはKm/4分30秒、Km3分/58秒というようにペースアップしても、このシューズは対応してくれたこと。見た目と違って実用性のかなり高いシューズであると思った。

スポーツシューズに限らず、コンセプチュアルなプロダクトは外観で訴求したい機能性を強調するがあまり、トータルバランスが不均衡で実用性は低いことも珍しくないが、ブルックスの「Aurora」はそうした従来の常識を打破。そのインパクトのあるデザインからは想像できない汎用性の高さも確保していたのである。「これまで以上に楽しく走りたい!」「機能性はもちろんのこと、スタイリッシュなデザインのランニングシューズが欲しい!」「周囲の誰も履いていないスペシャルな1足を履きたい!」。ブルックスの「Aurora」は、そんなわがままな要望にも応えてくれるユーティリティープレーヤーだと思う。

 

最新作「Aurora」のディテールをクローズアップする。


ブルックス史上最も柔軟かつ快適な“DNA LOFT V3”をミッドソールに採用!
ブルックス独自の素材で、柔軟性と耐久性に優れる“DNA LOFT”に、液化窒素ガスを混ぜ臨界発泡させて成型し進化させた新素材“DNA LOFT V3”をミッドソールに使用。ブルックス史上、最も柔らかく反発力に優れたマテリアルとなっている。


前後に分割された、独自のミッドソール構造
土踏まず部分を境に分離されたミッドソールデザインにより、踵とつま先を独立して動かすことができるため、着地から蹴りだしまで、ランナーが望む足の動きをスムーズに行うことが可能に。


“グライドロール”テクノロジーが、スムーズな走りを実現する!
「Aurora」のソールユニットには、踵とつま先部分を反り上げた“グライドロール”と呼ばれるテクノロジーを採用。これにより着地から蹴り出しまでの重心移行をスムーズに導いてくれる。外付けヒールカウンター部分には、自動車やオートバイのヘッドライトの光を反射することで夜間走行時の安全性を高めるリフレクターを全面に配した。

AURORA
価格:27,500円(税込)
サイズ:(Men’s)25.0~29.0cm、(Women’s)22.5~26.0cm
重さ:240g(Men’s 27.0cm/片足)、215g(Women’s 25.0cm/片足)

Men’s W/OR

Women’s W/P

INFORMATION
アキレス株式会社 お客様相談室
TEL:0120-89-4192
https://www.brooksrunning.co.jp/

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