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SPECIAL

「人も自然も健康に輝く大会」生まれ変わった、第1回びわ湖マラソン2023。

2023.03.20
Takashi Ueda, Yu Hagi
Yu Hagi
BROOKS

「人も自然も健康に輝く大会」。生まれ変わった「びわ湖マラソン2023」に出場しました!

春の日差しを感じる陽気に包まれた3月12日(日)、「びわ湖マラソン2023」が開催されました。約60年もの歴史を誇る、男子エリートマラソンの「びわ湖毎日マラソン」の伝統を受け継ぐ本大会は、「健康」「環境」「活性」の3つをテーマに掲げています。滋賀の自然に触れながら走るコースや、数々の滋賀県の味覚が味わえるエイドステーションなど、見どころが満載だった「びわ湖マラソン2023」。約6,300人が駆け抜けた、記念すべき第1回大会に私もランナーとして参加してきました!

豊かな自然と隣り合わせで走る42.195km。

この地で日本記録を達成した鈴木健吾選手もゲストで来場していました。

「びわ湖マラソン2023」の号砲は、8時20分。この日のスタート時の気温は11度と穏やかで、朝の早い時間帯でありながら、薄着でいても身体が冷えることはありませんでした。

スタートの皇子山陸上競技場には、地元関西をはじめ、日本各地からランナーたちが勢ぞろい。これまでのエリート大会から市民マラソンへ変わったものの、フラットで走りやすいコースで、自己ベスト更新を狙うシリアスな表情のランナーの姿が多く見られました。そして、いよいよブロックごとに整列してスタートです!

競技場を飛び出すと、早速見えてくるのが広大な琵琶湖。「びわ湖マラソン2023」のコースは、琵琶湖の南側を北上していくコース設定で、近江大橋や矢橋帰帆島を通過し、SGホールディングスグループ陸上競技場で折り返し、草津市の烏丸半島がゴール。びわ湖毎日マラソンと違うコース設定なのも、生まれ変わりを感じたポイントです。当初は「湖沿いは風が強いかな」と思っていたけれど、そんな心配は不要。風も穏やかでした。



左手には延々と続く琵琶湖、所々顔を出す田んぼや草木、そして遠くに見える山々。どこを走っていても自然を全身で感じられるのは、この「びわ湖マラソン2023」ならではの魅力なのだと感じました。

近江牛に西川餅が登場。滋賀の味覚が楽しめる充実したエイドステーション!

マラソン大会の醍醐味のひとつであるエイドステーションでは、滋賀県の味覚が楽しめるラインナップでとても充実していました! 早速15km付近で登場したのが、滋賀銘菓の西川餅。最近フルマラソンレースに何回出ても体重が500gほどしか減らないことを気にして、手にするか一瞬躊躇しましたが…美味しかった! 疲労を感じるレース序盤の身体に、あんこの甘さが染み渡りました。

そして30km付近には、誰もが立ち寄りたいと思うであろう、近江牛ローストビーフのエイドステーションが登場! 消耗した身体に、程よい塩味で味付けされた柔らかな近江牛が元気を与えてくれました。個人的には、複数の給水所で用意されている「いわまの甜水」がかなり美味しかったです。気温が高くなったこともあり、冷たいお水は美味しすぎて「本当にただの水?」と思うほどでした。

30km付近で登場した近江牛ローストビーフ。

他にも、23km付近では湖魚佃煮と近江米おにぎりがあるなど、立ち寄って楽しいエイドステーションが豊富に用意されているのもこの大会の魅力だと思います。びわ湖マラソンのエイドステーション、かなりオススメです!

 

23km付近にある湖魚佃煮と近江米おにぎりのエイド。

また、参加されていた方は、給水・給食の案内看板の下に「Mother Lake Goals」のGoalが書かれていることに気づきましたか? 「MLGs」とは、琵琶湖を切り口としたSDGsとして、2030年の環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向けて、独自に設定された13のゴールです。ランナーたちに琵琶湖の取り組みを知ってもらうための工夫、こんなところに発見しました!

たくさんの応援に背中押されるアットホーム感も素敵。

橋を渡る道中や烏丸半島周辺の沿道には、地元の方々を中心にたくさんのギャラリーが詰めかけました。閑静な湖畔の沿道には人数は少ないものの、それでも声援は絶えず、レース序盤から終盤までたくさんの応援が背中を押し続けてくれました。

特に、レース後半は気温もかなり上がり、苦しい展開に。そんな中でも「あと少しやで! がんばりや!」「ファイト! ファイト!」と、たくさんの応援をもらうことができて力になりました。大阪や兵庫に住む知り合いも応援に来てくれていたのですが、滋賀周辺の関西エリアからアクセスしやすい点も、このびわ湖マラソンの魅力ではないでしょうか。

沿道からは常に大きな声援が。

所々、太鼓など楽器の演奏もあり、元気をもらいました。

いざ、烏丸半島のゴールへ。


今大会のコースはスライドも多く、すれ違うたびにランナー同士でエールを送り合えることもあります。特にコース中盤以降の疲れているときには、「頑張っているのは自分ひとりじゃないんだ」という気持ちになり、ゴールまでの一歩一歩を後押ししてくれました。

山々と湖のデザインがあしらわれた完走メダルは、まさに今回のコースにピッタリ。

そして、烏丸半島に入り、たくさんの応援を受けながら元気にゴール! 前週に東京マラソンを完走し、2週連続のフルマラソンだったので、今回は記録にはこだわらず、楽しむことを目標に走りました。連戦の疲れを序盤から感じましたが、美味しいエイドとたくさんの声援に元気づけられ無事完走! 記念タオルと完走メダルを手に大満足です。山々と湖のデザインがあしらわれた完走メダルは、まさに今回の自然豊かなコースをイメージしたものでした。このメダルを見るたびに、今日のびわ湖マラソンの思い出が蘇ってきそうです。

ゴールエリアではWELCOMEフェスタ開催! BROOKSのブースも。

フィニッシュ会場の烏丸半島芝生広場には、「びわ湖マラソンWELCOMEフェスタ」が開催。飲食店やお土産屋さんなど数々のブースが立ち並び、参加ランナーはもちろん、応援に来ていたギャラリーを含めて、みんなが楽しんでいたのが印象的でした。



今回の「びわ湖マラソン2023」のスポンサーでもある、BROOKS<ブルックス>のブースにも立ち寄ってみました。ブースでは、記念撮影ができるフォトスポットをはじめ、<ブルックス>の最新シューズの試着販売をしており、多くのランナーでにぎわっていました。

<ブルックス>ブースには、びわ湖マラソンへの心打たれるメッセージが書かれていました。

また、オーガニックコットンでできたオリジナルシューズケースがもらえるキャンペーンも用意されていたりと、楽しめるコンテンツが盛りだくさん。さらに、<ブルックス>も気候変動における二酸化炭素排出量実質ゼロの達成を目指した活動を実施しており、カーボンニュートラルシューズのリニューアルなど地球を守るさまざまな取り組みを行っています。「びわ湖マラソン2023」では、参加ランナー全員の走行距離(km)×1円を大会に寄付するとして、「走ることで地球を守る活動」としてのチャリティー活動も実施していました。


今回の「びわ湖マラソン2023」へは、カーボンニュートラルシューズとしてリニューアルされた「Ghost15」を着用して出走しました。クッションがしっかりしていて、サポート感のあるシューズなので、足が痛くなるレース後半でもしっかりと足を守ってくれました。かかと部分には反発性があり、接地がスムーズにできる点も走りながら実感。

「Ghost15」は前作と比較しても、より高いリサイクルポリエステルの使用率を実現していて、環境に配慮したシューズです。まさに「びわ湖マラソン2023」にピッタリのシューズでした!

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