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SPECIAL

フルマラソン完走をサポートする、ASICS「GEL-KAYANO 28」&「ENERGY SAVING TIGHTS」

2022.02.18
MASATAKA NAKADA(stuh)
MASAHIRO MINAI

フルマラソン、それも初めてのフルマラソンともなれば、「完走できるのか?」と心配になってしまうランナーも少なくないだろう。そんなマラソンビギナーにオススメなのが、走りをサポートしてくれるランニングギア。ASICS(アシックス)の「GEL-KAYANO 28(ゲルカヤノ28)」と「ENERGY SAVING TIGHTS(エナジーセービングタイツ)」は、まさにそれにあてはまり、安心して初マラソンに臨むことができるはずだ。


初マラソンのランナーからトップアスリートの日々のトレーニングまで対応する「GEL-KAYANO 28」。

アシックスのゲルカヤノシリーズは、安定性とサポート性に優れたロングセラー。デビュー以来、日本のみならず世界中のランナーに愛されており、ランニングシューズ市場において確固たる地位を築くことに成功してきた。

そんなゲルカヤノシリーズの最新モデルが「ゲルカヤノ28」だ。このシリーズの特長である安定性やサポート性はそのままに、アシックス独自開発の軽量高反発フォーム材フライトフォームブラストをミッドソールに使用することで、柔らかく快適な履き心地にアップデートされるなど、その走行性能が向上。初めてのフルマラソンにチャレンジするランナーにもオススメの一足である。

一方でゲルカヤノシリーズは、その優れた保護性能により、日々長距離を走り込むトップレベルのランナーからも高い評価を得ることに成功している。川内優輝選手もそのひとりで、ゆっくりのジョギングを始めとして、様々なトレーニング時に着用しているという。

川内優輝選手も「ゲルカヤノ28」の愛用者のひとり。ジョギングを始めとしたさまざまなトレーニングシーンで同モデルを履いて走っている。

実際に「GEL-KAYANO 28」で走ってみた!

第19弾モデルとなるゲルカヤノ19以降、これまでにほとんどの世代のゲルカヤノを履いてきた。なかでも思い出深いのが、2014年に行われたメドックマラソンで履いたゲルカヤノ20。アップダウンのあるコースを、ワインを飲みながら走るという、楽しくもタフなレースであったが、このシューズならではの優れた安定性とクッション性は、42.195kmを走る間しっかりとサポートしてくれた。

今回「ゲルカヤノ28」を履いて走った際に感じたのは、「一昔前のゲルカヤノよりも柔らかく、軽く感じるなぁ」ということ。重量はサンプルサイズ(27.0cm)で約310gというが、もっと軽く感じられる。これはアッパーのフィット感が良いからだと思う。また、ミッドソールのヒール部内側にランニング障害の原因となるオーバープロネーション(着地時の過度な足の倒れこみ)を抑制するためのテクノロジー、“ダイナミック デュオマックス”を採用しているが、この部分が以前よりもほどよい硬さに変更されているので、「サポート性重視のシューズの着地時の硬さがあまり好きではない…」というランナーも問題なく履けるだろう。

以前のゲルカヤノはゆっくりペースで本領発揮する一足だと思っていたが、「ゲルカヤノ28」の場合は、そのフィット性と軽く感じることもあって、ついついペースが上がる。km/6分30秒ほどで走り始めたが、最終的に4分50秒まで無理なくペースを上げることができた。これには新たに採用された“フライトフォーム ブラスト”が大きく貢献していると思う。この跳ね返るような反発性は、フルマラソンの終盤など辛いときにもサポートしてくれると思う。アウターソールに関しては今回からある程度の刻みがあるパターンとなったので、アスファルトやコンクリートはもちろんのこと、公園などの土の路面でもほとんど滑ることがなく、優れたグリップ性を発揮してくれたのはありがたかった。

このように「ゲルカヤノ28」は、これまで通りに優れた安定性やサポート性はそのままに、「今日はいつもよりペースを上げてみようかなぁ」「初マラソンは5時間を切れればいいと思っていたけど、調子がいいから4時間40分くらいでゴールできるかも!?」といった走りにも対応してくれるだろう。

「GEL-KAYANO 28」のディテールをチェック!

ミッドソール下層部にはアシックスの軽量フォーム材フライトフォームを、上層部にはさらに軽量かつ高反発性を誇るフライトフォームブラストを採用。素材の特性により、前作のゲルカヤノ27よりもソフトな履き心地を実現している。また、オーバープロネーションを抑制するダイナミック デュオマックスは、安定性を保ちつつ以前より柔らかくなっており、サポートタイプのランニングシューズを初めて履くランナーにとっても、走行時の違和感が少ないはず。

着地時の足のねじれを抑制する合成樹脂製素材であるトラスティック。土踏まず部分に配されるこのパーツを内蔵型に変更することにより、アウターソールをフラット(平坦)な構造に。これにより、前作までの安定性をキープしつつ、着地から蹴り出しまでスムーズなライド感を実現している。

前作のゲルカヤノ27まで採用され、同シリーズで特徴的だった外付けのヒールカウンター(かかとのホールド性を保つための素材)の一部を靴の内側に内蔵することで、デザインがこれまでよりもスタイリッシュになった。

GEL-KAYANO 28
価格:17,600円(税込)
サイズ:(Men’s)24.5~29.0cm、30.0cm、31.0cm、32.0cm、(Women’s)22.5~26.5cm
重量:(Men’s)片足約310g/27cm、(Women’s)片足約260g/24.0cm

 

もっと楽に、長く走るための「ENERGY SAVING TIGHTS」。

アシックスの「エナジーセービングタイツ」は、長距離を走るために、走行中に痛みの出やすい中殿筋、ふともも、ひざ、ふくらはぎのサポート性を強化したフルサポートモデル。ひざ関節に配されたV字型構造により、着地時にかかるひざへの負担を軽減。走行効率を高め、快適なランをサポートしてくれる。

中殿筋とふともも部分は、3種類の異なる着圧ゾーンにより、走行時に負荷の大きな中殿筋とふともも周囲の筋肉の振動を抑制し、負担の軽減に成功している。さらにふくらはぎへの適度な着圧により、筋肉の負担を減らし、ひざへの衝撃も緩衝。フルマラソンに換算すると、なんと約4.5km分も負担が軽減されるという。このようなスペックを1着に結集することで、これまでよりももっと楽に、長く走ることのできるエナジーセービングタイツが完成したのである。

実際に「ENERGY SAVING TIGHTS」で走ってみた!

「サポートタイツは締め付けられる感じがして走りにくい!」 そんなことを思っているランナーは少なくない。かくいう自分もそのひとりだったが、今回アシックスの「エナジーセービングタイツ」を履いて、その考えを改めることとなった。着用時こそ段階着圧タイプよりも多少手間がかかったが、以前のサポートタイツよりも穿くのに時間はかからない。

正しい位置にサポート部分が配されたことを確認して、実際に走り始めると、従来のサポートタイツよりも窮屈感がないのがわかる。特にひざ部分はしっかりとサポートされているのに、適度な可動域も確保しているので、走りを妨げない。しばらく走っていると、ランニングを始めた頃に指導された脚の動きが自然とできていることが理解できた。逆に言うと、最近は走ることに慣れ、自己流の効率の悪いランニングフォームになっていたのかもしれない。このタイツは中殿筋、ふともも、ひざ、ふくらはぎのサポート性を強化しているというが、それと同時に前述のような正しい脚の動きを思い出させてくれるような気がした。

42.195kmという長い距離も一歩一歩の繰り返し。このタイツを履くことで、その一歩を効率よく積み重ねるとで、より楽にフルマラソンを完走できるかもしれないと思った。

「ENERGY SAVING TIGHTS」のディテールをチェック!


ひざ関節のV字型新構造により、走行効率性を高めることに成功。過度に締め付けないので、走行時の快適性を損なうことがない。また裾部分の伸縮性が改善されたことにより、以前のロングタイツよりも着脱しやすくなった。


中殿筋とふともも部分は、3種類の異なる着圧ゾーンにより、走行時に負荷の大きな中殿筋とふともも周囲の筋肉の振動を抑制し、負担の軽減に成功している。

ENERGY SAVING TIGHTS
価格:14,500円(税込)
サイズ:(Men’s)S~XL (Women’s)S~XL

INFORMATION
アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
TEL:0120-068-806
https://www.asics.com/jp/ja-jp/

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