【ASICS】20作目を迎えたロングセラー "GEL-NIMBUS® 20(ゲルニンバス 20)"
1999年に誕生した”GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)”は、国内外、多くのランナーに愛され続けてきた。最新作となる”GEL-NIMBUS 20″は、今まで以上の高いフィット性能を備え、登場。その快適性をぜひ体験してほしい。
本誌編集長によるウエアリングインプレッション、「走ればわかるさ!」
まずは、雑誌Runners Pulse編集長の南井正弘氏によるインプレッション「走ればわかるさ」からお届けしたい。20作目を迎え、成熟の域にある”GEL-NIMBUS 20″を体験した氏による、その履き心地をレポートする。
ニュートラルランナーの定番モデル
ゲルニンバスは、日本市場で過小評価されているモデルのひとつである。それが証拠に、筆者が2017年に参加したゴールドコーストマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソンではゲルカヤノと遜色ない着用率だったし、アメリカを代表するランニングショップチェーンの「ロードランナースポーツ」の売り上げランキングでも、ベスト5に入っている。日本ではゲルカヤノの知名度と信頼性が高いため、本来ならサポート機能の必要のないニュートラルランナーの多くが、ゲルカヤノを購入しているのが実情。かく言う筆者も、そこまでプロネーションはひどくないのに、以前は知名度からゲルカヤノのほうを選びがちだった。
しかしながら、ゲルニンバス17を履いてから考え方が変わった。着地時に過度な脚の倒れこみがない場合はニュートラルタイプのほうが走りやすく、逆にデュオマックスのようなサポート機能が邪魔に感じたのだ。それからはゲルニンバス18をヘビーローテーションで着用するなど、お気に入りの1足となったが、前作のゲルニンバス19には気に入ったカラーが日本では展開されず、結局履くことはなかった。よって今回のゲルニンバス20は2作ぶりとなるが、ゲルニンバス18で感じた軽量性をさらに感じることに。そして「まるで自分のためだけにオーダーしたのでは?」というレベルのフィット感を提供してくれた。
走ってみると、贅沢にゲルを使用したことによる高いクッション性で足が守られていることを感じられる。このように書くと沈みこみがあって、反発性はないように思われるかもしれないが、ミッドソールにスピーバとフライトフォームを使用したことによって、反発性もしっかりと確保しており、一昔前の同種のアシックスシューズと比較するとかなりアグレッシブな印象で、軽快な走りを与えてくれる。食わず嫌いという言葉があるが、履かず嫌いの人にぜひトライしてほしい1足だ。
ラグジュアリー・クッショニング、GEL-NIMBUS 20
編集長のインプレッションでも触れているように、”ASICS(アシックス)”のロングセラーと言えば”GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)”を思い浮かべる人が多いだろう。しかし”GEL-NIMBUS”も発売以来、常に高い人気を誇っている。オーバープロネーションに対するサポート機能を備えた”GEL-KAYANO”、着地から蹴り出しに問題の少ないニュートラルランナー向けの”GEL-NIMBUS”という位置付けだ。最大の特徴は、優れたクッショニング性能。SpEVAとFlyteFoamで構成され、フォアフットとリアフットにGELを搭載したミッドソールが、雲の上を走るかのような軽快さを感じさせてくれる。ファンランナーにはもちろん、エリートランナーのLSD用にも適しているモデルである。
20作を記念した”GEL-NIMBUS”のスペシャルモデルが登場
1999年のファーストモデルの登場以来、毎年アップデートを重ね、今年ついに20作目が誕生。それを記念して、プラチナムと名付けられた限定モデルが登場した。その名の通り、アッパー全体がプラチナカラーでまとめられている。アシックスストライプはリフレクター仕様で、シューレースチップとソックライナーに”GEL-NIMBUS 20″の文字が入ったスペシャルなデザインになっているなど、細部にまでこだわってデザインされているのが嬉しい。シンプルなホワイトのシューレースが付属し、シューズボックスもプラチナムだけの特別仕様だ。
ゲルニンバス ラインナップ
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