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分水嶺トレイル DAY.2

2015.08.08
Satoru Tachishita
舘下 智 FULLMARKS HOUDINI担当
1976年生まれ、富山県出身。現在は札幌から横浜へ転勤。北欧アウトドアブランドHOUDINIの営業マンとして全国各地とスウェーデンを駆け回る日々を過ごしている。「誰よりも楽しむ事」をモットーに2014年はウルトラトレイル・ドゥ・モンブラン168㎞(45時間9分)、グランレイド・レユニオン172㎞(54時間)で完走。

分水嶺トレイル2日目

将監小屋で約1時間半の仮眠をとり夜中に出発。長い一日のスタートは夜中1時半過ぎ、少しの睡眠だったけど、かなり気持ちも身体もリフレッシュできました。ザックの上に足を乗せて寝たので足のむくみは結構とれた感じ。不安だった足の違和感もほとんどなくなっていて快調でした。

歩くこと約3時間、まずは雁峠に到着。ここで日の出を拝むことができました。峠の間を流れる雲を眺めながら見た朝焼けは1日目に勝るとも劣らない素晴らしいものでした。

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この後、燕山、古札山、水晶山と三つの山を越え、雁坂峠へ到着。ここまでの稜線は景色も良くて、富士山と雲海を眺めながらのコースだったので思ったより早く到着することができました。無事に第一関門に到着しスタッフの方に通過報告。富士山を眺めながらの朝食とコーヒーは格別でした。ツエルトを乾かし、少しだけ横になってゆっくりしました。水も補給し、甲武信ヶ岳を目指していざ出発!

気合だけは入っていますが、身体はなかなかの疲労度です。

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雁坂嶺~破風山~破風山避難小屋を通り抜け、約3時間30分掛けて甲武信小屋に到着!ここで小屋飯をゲットしようと考えていたのですが、連休中という事もありなんと食べ物が売り切れ!!このあたりから我がTREIL EZOチームの食糧事情が怪しくなってくるのである。

隣では一般の登山客が美味しそうにカップラーメンをすすっていました。うぅ・・・

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ここで軽めに補給し、甲武信ヶ岳~国師ヶ岳への準備をします。今回、10分以上休む時は天気が良かったこともあるので、ちょいちょい靴を脱いで足を乾かしながらワセリンも塗り塗りしてとにかく足のトラブルだけは避けようと心掛けました。

よく言われるんですが、僕の足の指はめっちゃ長いです。なかなかこの指の長さにフィットする5本指ソックスがないのが小さな悩みです。

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分水嶺に出てる人達を応援するため、逆方向から歩いてきたという方たちに励まされて再び出発。時刻はちょうどお昼。気温もぐんぐん上がってきています。甲武信ヶ岳から国師ヶ岳の間には偽ピークが5つ以上あると言われていたのですが、まぁ本当にアップダウンの多いこと多いこと。そしてこの区間でバッチリ睡魔と幻覚に襲われました。切り株の上に人が三人くらい座ってるな~とか、あ~なんだか足元がフワフワするなぁとか。後ろを歩いていたメンバーから「タチさん寝た方がいいよ!」と言われハッ!と現実に戻りました。いやー自分では短い時間だったような気がするのですが、相当居眠り歩行をしていたようです。その割には、ここの区間は予想タイムより早く国師ヶ岳に到着するという珍事が。多分、ほとんどノンストップで歩いたからだと思いますが、まぁ一人だったら完全に途中で止まっていたと思います。

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山頂でコーラを飲み(ここまでとっておいた)、第二関門の大弛小屋を目指して下ります。途中から階段が出現するのですが、この階段が意外と曲者で地味にキツかったです。第二関門、大弛小屋に到着し山小屋で食事にありつこうと思っていたら・・・なんとカフェの営業時間が終了・・・がーーーーーーーーーーーん

これはかなりヤバい状況になってくるのではないのか?などと少々焦りもありましたが、小屋のご主人のご厚意で宿泊客の食事終了後にカレー程度なら出せますよ。ということでここで19時過ぎまで休憩することにしました。一時間程度の仮眠をとり、小屋でカレーを頂きました。なんとまぁこの暖かいカレーの美味いこと美味いこと。ナッツとかアルファ米とかそういったものばかりだったので、このカレーがものすごく特別なカレーに感じました。仮眠もとれたし、カレーも食べて次なる目的地へ。

朝日岳~鉄山を経由し奥秩父一の展望を誇る「金峰山」へ!着いたときは当然ながら真っ暗で展望なんてありゃしない!おまけになかなかの巨石やら岩やらとにかく歩きづらいし、なによりものすごい強風でした。標高も2600m近いのでめちゃくちゃ寒かったです。筋肉が冷やされて動きが鈍くなってしまうのが怖かったので、この時ばかりは防寒着を着用しました。やばかったー

大日小屋手前で道をロスト気味になりちょっと彷徨いましたが、無事にクリアして本日の野営地、第三関門の富士見平小屋に到着。ここでツエルトを張り仮眠。この日もよく動きました。ツエルトに入ったとたん意識が薄れていきました。。。

最終日へ続く・・・

 

 

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