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スタイリッシュに速く走りたい、すべてのランナーへ
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ウルトラにコテンパンにされました

2016.09.12
HISAYA MINAMI RUNNING CIRCLE
久屋南ランニングサークル
2014年に始まった名古屋市の中心部からスタートするグループランニングのサークル。毎週金曜日の朝に集まり、ウルトラレース完走者から初心者まで「朝、顔を洗う感覚」で日常に溶け込むランニングを目標に走っている。トレイルランナーも多いので時には山の中を走る事も。「誰でも楽しく」をモットーに敷居の低いランニングサークルを目指している。

こんにちは、HMRCのナカムラです。ちなみに僕、ニックネームを頂戴しておりまして、その名も「カントク」と言います。よろしくお願いしますw 足が遅いので選手ではなく監督でいいや、というのが所以です。そんな足の遅い僕がなぜかウルトラマラソンを走ってきました。なぜエントリーしたのか未だに謎ですが出るからには出しきって来ました。

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その大会の名は“高野龍神スカイラインウルトラマラソン”今回が第1回目の大会。名前からして手強そうです。そして開催されるのは弘法大師が開かれた高野山です。100km!を走るのでスタートは朝5:30、前日から泊まりで高野山に入ります。

選んだ宿は、宿坊。お寺に泊まることにしたのですが、期待を裏切るような快適な空間で、お寺というより落ち着いた和風旅館というような佇まいでした。おかげでスタートまでリラックスして過ごすことができました。夕食はもちろん精進料理で胃にもやさしそうでした。

3時には起きて食事や着替えを済ませスタート会場に向かいます。まだ寝静まっている街並は凛とした空気が漂い、ブルッと震えました。タンクトップを着ていたからかもしれませんが。途中のエイドに送る荷物を預けるとあっという間にスタートです。500名程(100kmの部)のランナーが4つに分かれてウェーブスタートしていきます。僕は12時間ゴールのゾーンからスタートをしました。

100kmと長い道のり、焦らずじっくり進みます。キロ6分半程でしょうか。5km程進むと同じペースのコロニーができ始め、同じ顔ぶれで進みます。3〜4kmごとにエイドがあり、その中のいくつかはカステラやうどん、カレーなんかもありました。(カレーはさすがにやめておきましたw)

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困ったことにリストウォッチのスピードの表示がキロ/時表示しかできなくなりました。平均キロ何分で行くかという表を作っていたのですが、早くもあんまり意味をなさなくなりました。(せっかく作ったのに!)

コースレイアウトは、とにかく坂! 坂しかありません。最高地点まで細かいアップダウンを繰り返し、最高地点からは一気に50kmの折り返し地点まで下ります。行って帰ってくるコースです。最高地点までは絶対に歩かないと決めていたので黙々と歩を進めます。前の人のウェアを頭の中で辛口評価したり、シューズメーカーはどこが多いか、なんてことを考えながら走ります。僕はAltraのParadigm2.0というソールの分厚いシューズだったのですが、Altraは他に1名くらいしか見かけませんでした。厚底ソールと言えばのHOKAは5、6名ほど見かけました。ほとんどの方は普段と同じシューズで走っているのではないかと思います。ワラーチサンダルの方もチラホラ見ました。ソールの厚いシューズと膝のテーピングのおかげで最高地点からの下りは飛ばしました。飛ばしすぎました。行って帰ってくるコースなので帰りはこの坂を上るのか… と思った時にはすでに遅しw!

さぁ、折り返し! のはずが… 足が重い… 10%の坂道が次から次へと襲ってきます。トレランです、舗装されているけれどこれはトレランです。10km以上の登りを延々と早歩きで、たまに走るを繰り返します。標高も下がったので暑さが堪えます。エイドで頭から水を被りながら進みます。前半で2時間程あった関門時間までの貯金はすっかり無くなってしまいました。時折、リタイアした選手を乗せたバスが通るのですが、絶対に乗るもんか!と気持ちを奮い立たせ関門時間ギリギリで最高地点まで戻って来ました。ここで事前に送っていたドロップバッグに入れていた“お楽しみのフルーツゼリー”を食べようと思っていたのですが…

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復活の希望が絶たれましたw 時間ギリギリに着いたせいですでにドロップバッグがゴール地点まで運ばれてしまっていたのです… プッツリと切れた気持ちと、今の足の状態では次の関門まで間に合わないだろうと判断して68.7km地点でリタイアを決めました。トボトボとバスに乗り込むと満員w!  皆さんどこか一点を見つめたままですw バスの車窓から見る足を引きずりながら走っているランナーがとても眩しく見えました。と同時に来年こそは必ず完走してやる! と心に決めました。

ゴール地点に戻って食べた“お楽しみのフルーツゼリー”はとてもヌルく、あぁ、これあの関門で食べても復活しなかっただろうなw って思いました。聞くところによると、完走率が46%だったみたいです。(公式ではないですが)次回はその46%に入ってやる!ゼッタイ!

秋が近づくこの季節にタンクトップの日焼け跡だけが夏の終わりを感じさせます。

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