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『第二回 えびの高原エクストリームトレイル参戦記』

2014.07.25
Satoru Tachishita
舘下 智 FULLMARKS HOUDINI担当
1976年生まれ、富山県出身。現在は札幌から横浜へ転勤。北欧アウトドアブランドHOUDINIの営業マンとして全国各地とスウェーデンを駆け回る日々を過ごしている。「誰よりも楽しむ事」をモットーに2014年はウルトラトレイル・ドゥ・モンブラン168㎞(45時間9分)、グランレイド・レユニオン172㎞(54時間)で完走。

こんにちは

先日、7/20(日)に宮崎県で開催された『第二回 えびの高原エクストリームトレイル』に参加してきたのでその報告を。

昨年に続き2度目の参戦。またしても北海道からは唯一の参加者だった。今回は3年前の奥久慈トレイル50kで知り合った関東のランナーの方々と連絡をとりあって一緒に出場する事になっていたのでかなり楽しみにしていたレースだ。北海道からはLCCを利用し、千歳空港から成田空港そして鹿児島空港へと乗り継いでいくのである。宮崎県の大会ではあるが、レースが開催される場所は鹿児島県と宮崎県の県境に位置し空港から車で約1時間の、えびの高原という避暑地である。昨年はかなり気温が上昇し北海道に慣れている僕には信じられない暑さの中でのレースだったのを覚えている。果たして今年のレースはどうなることやら。

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7/19(土)レース受付と前夜祭 天気予報では概ね晴れ予報だったけど、山の天気と女心は何とかって言うくらいで、受付の始まった午後1時から徐々に怪しい黒い雲が。。。午後3時を過ぎたころからポツポツ降り出したかと思うとあっという間に滝のような雨に!!雷もかなり近く、ゴロゴロっていうかドーンという爆裂音と共に受付会場を襲ってきました。このままだとレースも無理じゃないかって思ってしまうような雷雨に全員ビビりまくりでしたが、運良く前夜祭開始の午後6時には雨もあがりなんとかなるという幸運。前夜祭も楽しんで、お風呂に入って22時就寝。

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7/20(日)午前3時起床 えびの高原荘の朝食を食べそそくさと準備して5時のスタートに備える。このレースのエイドは割と食べ物があるので、今回はジェルを少な目にして出来るだけエイドで用意している固形物を食べて進む作戦だ。8月のUTMBに向けた食べて動くというトレーニングの一環である。

一応用意したのは、ハニースティンガージェル×3、塩熱サプリ×8粒、VESPAゼリー×1、VESPAハイパー×2、ZENリロード4粒タイプを4袋、グミ1つ、パワーバー×1、である。

スタート地点で水1.5L所持のチェックを終えスタートゲートに並ぶ。6月のぎっくり腰からまともに走れてないがなんとかいけるだろうと思っていて、最初のトレイル区間も良い感じで走れたので出だしは悪くないのかなーと感じた。その後の林道では走ったり歩いたりを繰り返しながら12km地点の給水所に到着。ここまで約2時間半、次の第一関門24km地点の制限時間まであと1時間半しかない状態なので早くも焦り始める。林道を抜けロードの下り区間を知り合いで兵庫の面白ランナーKさんと頑張って走るものの、この下りが確実に脚のスタミナを削ってくれました…左膝の内側(鵞足炎か?)に違和感を感じ始める。ここの下りをいかにクリア出来るかがこのレースの肝なのかもしれない。そういった下りのトレーニングが出来なかったのが悔やまれます。

第一関門24km地点到着 3時間10分くらい。「あくまき」という地元のお餅などを片っ端から食べて補給。エイドのおばちゃん達との会話もこの大会の一つの楽しみだ。一通り食べ物を口に入れたらすぐに出発。ちょっとトイレに寄るも大きい方はまぁいっかとスルーして出発。日本一の枕木階段を登りきった後の景色はこのコースの中でもかなりの見晴らしです。

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この後は栗野岳への登り区間を経て下りへと差し掛かるのだが、ここは迷路のような森になっていてマーキングテープを目印に進むもちゃんと見てないと見逃してコースロストしてしまう。そう思っていたのにもかかわらず8人位の集団の最後尾に居たら、ついつい引っ張られコースロスト。幸い早い段階で気が付き10分程のロスで済んだ。迷路の森を過ぎると細い林道区間へ。昨年は長く感じた区間だったけど、今年はサクッと通過し第二関門へ向かう。上りでやはり足の調子はイマイチだと感じる。どうにもペースが上がらない。。。

第二関門34km到着 5時15分程経過。

ここではあんパン、スイカ、オレンジを食べまくる。15分ほど滞在し出発。硫黄山をクリアして下り始めると目の前には青い色をした不動池を見ることが出来ます。ここも写真スポットです!!

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昨年はこの後の下り区間でハイテンションになって一気に第3関門へ向かったのだが、今年は左膝の痛みがキツくなってきて、さらに右膝の内側までも…痛みはじめる始末。そして一番ここで苦しめられたのはモーレツな便意!!!下りの衝撃が容赦無く膝と括約筋に襲いかかってくるので、楽しい下り区間は地獄と化す。うぅ…

こうなったら楽しみは第3関門手前にある滝壺へのドボンしかないと気持ちを切り替えドボンポイントを目指す!林道を歩いたり走ったりしながら、ようやくドボンポイントに到着するも雨が降ってきてドボン意欲を削ってくれました…オーマイガー!とりあえず下半身だけアイシングして膝の痛みを抑える事にした。誘導のために居たボランティアのおじさんに、あんた去年飛び込んでた人やろと言わましたなー。覚えてて頂けて光栄です!笑

第3関門47km地点 時間も確認出来ない程の便意!トイレ直行!

スッキリして、ゆで卵を食べ、ゼリーを食べまくる。あと一口サイズにしてあるオニギリも三つ程頬張っておいた。気を取り直して走り出したものの、靴擦れの痛みと膝の痛みが限界だと感じたので悔しいけど、ここから全部歩く事に決めた。ゴールまでの約3時間は気持ちを保つのが大変だったなぁ。 雨に濡れて美しく輝くヒメシャラの撮影をしたりしながら気持ちを紛らわしました。

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結果、昨年より1時間近く遅くなり、60km 11時間35分でゴール

練習不足は否めないものの、立て直しも出来ずズルズルと潰れてしまった事やトイレに行かず便意に襲われて失速したり反省すべき点の多いレースになってしまった。ただ補給に関してはエイドでしっかり食べたり、グミやバーなどの固形物中心にしたやり方で最後まで内蔵は快調でした。

新たなランナーの方達と知り合いにもなれたし、やはりトレイルのレースは楽しい!!最後はゲストランナーの小川さん、小野さん、そして今回一緒に参加した知り合いのランナー達と記念撮影。

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やはりここのコースは変化に富んでいて面白いコースだと再認識。いやー万全の状態で走りたかった。。。

 

たちした

 

 

 

 

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